仮想デバイス

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仮想デバイス

仮想デバイスについて

仮想デバイスとは、PLCをシミュレートした本パッケージ上のメモリアドレス空間を使用したデバイスです。PLCのアドレスマップ(MやDなど)をシミュレートしており、特定のPLCとの通信を行わないという点を除き、標準的なPLCデバイスと同様に扱えます。複数のクライアント間でデータを共有したい場合、共有エリアとしても利用できます。

尚、仮想デバイスはメモリ上にデータをキャッシュとして保持しているため、データは保持されません。そのため、Serverアプリケーションを再起動すると、データは初期値に戻ります。

 

 

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。

 

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

0000

10進数

ビット

出力リレー

Y

0000

10進数

ビット

内部リレー

M

0000

10進数

ビット

特殊リレー

SM

0000

10進数

ビット

データレジスタ

D

0000

10進数

ワード

特殊レジスタ

SD

0000

10進数

ワード

 

hint

データレジスタは整数のみで少数は扱えません。少数を扱いたい場合は「メモリデバイス」の「数値タグ」を使用して下さい。

 

 

デバイスの詳細

メモリタグとして使用できるデバイスです。PLCのアドレスマップ(MやD等)をシミュレートしています。複数のクライアント間でデータを共有したい場合の、共有エリアとしても利用できます。

 

■特殊リレー(SM)について

SM0000

10msごとにOn/Off

SM0001

50msごとにOn/Off

SM0002

100msごとにOn/Off

SM0003

500msごとにOn/Off

SM0004

1000msごとにOn/Off

SM0005

2000msごとにOn/Off

SM0006

3000msごとにOn/Off

SM0007

5000msごとにOn/Off

 

■特殊レジスタ(SD)について

SD0000

10msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0001

50msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0002

100msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0003

500msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0004

1000msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0005

2000msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0006

3000msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0007

5000msごとに1ずつインクリメントされる、0~9999のリングカウンタ

SD0008

SD0000の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0009

SD0001の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0010

SD0002の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0011

SD0003の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0012

SD0004の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0013

SD0005の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0014

SD0006の値を用い0~100の間でサインカーブの値

SD0015

SD0007の値を用い0~100の間でサインカーブの値

 

 

hint

特殊リレー及び特殊レジスタは、オンラインデバック実行やユニットの仮想通信状態では、値の変化は行いません。