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スタティックタグとアクティブタグ
PLCと通信接続する際には、必ずしも全てのタグを事前に登録しておく必要はありません。タグを利用するアプリケーション側から直接PLCアドレスを指定する事によって、タグの事前登録を行わずに動的にPLCとの通信を確立する事も可能です。
ここで、あらかじめ登録しておくタグの事を「スタティックタグ」と呼びます。
スタティックタグのタグパスは、ユニット、フォルダ、タグをピリオド「.」でつなげます。
U01.F01.T01 U01.F01.T02 U01.F01.T03 : : : |
一方、事前のタグ登録無しに画面などからPLCアドレスを直接指定する方法を「アクティブタグ」と呼びます。
アクティブタグのタグパスは、アドレス指定の前に必ず“#”を1文字付けます。
U01.F01.#D0 ※PLCのD0アドレスを指定 U01.F01.#M0 ※PLCのM0アドレスを指定 : : : |
スタティックタグとアクティブタグは混在して使用することもできます。
タグの参照方法によっては、アクティブタグの後にパラメータ文字列を指定する必要があります。パラメータ文字列に何を指定するべきかについては、ツールバーの表示から知ることができます。
例えば以下の「T03」のパラメータ文字列は「D0001.ASC80」です。よって、アクティブタグ「U01.F01.#D0001.ASC80」はスタティックタグ「U01.F01.T03」と同じ値になります。詳細は「パラメータ文字列」を参照ください。
スタティックタグの場合、あらかじめタグを設定しておくという手間が生じてしまいますが、通信対象のデバイスアドレスが変更されたり、PLCの機種が変わったりした場合などでも、タグの設定変更のみで変更対応が可能であるため、上位側のシステムの変更が生じないという利点があります。また、接続要求が無いときやPLCと接続されていない場合でもタグリスト上にタグの一覧を確認できるため、デバッグ作業が容易になります。スタティックタグ、アクティブタグのどちらを使うべきか迷う場合には、スタティックタグの使用を推奨いたします。 |