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画面ライブラリのオープンパラメータについて
オープンパラメータとは、スクリプトなどからフォームの表示を行う際に、呼び出し元からパラメータを渡すための機能です。
オープンパラメータを利用することにより、画面表示の体裁や検索条件などを指定して表示することができます。例えば、アラーム履歴を表示する際に、アラームフィルタやアラームレベルを指定して該当するアラーム履歴に絞り込んで表示したり、開始、終了日付の範囲を指定して表示したりすることができます。
■標準フレームワークのメニューからの呼び出し
標準フレームワークのメニュー設定では、メニューの設定でオープンパラメータを指定することができます。
以下は、アラームサマリ画面ライブラリの設定例です。
標準フレームワークの設定画面から、メニュー編集を表示します。
表示メニューの一覧から、対象の画面呼び出しが登録されているアイテムの選択ボタン「…」をクリックします(左記の例は、アラームサマリです)。
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すると、以下のダイアログが表示されます。
画面から「オープン方法の設定」ボタンをクリックします。
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すると、以下の表示に切り替わります。
画面の下部にある「画面オープン時の呼び出しパラメータ」のリストから、オープンパラメータを指定することができます。
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■ボタンコントロールのスクリプトからの呼び出し
以下に、スクリプトからオープンパラメータを指定した呼び出し方法について説明します。ここでは、アラーム履歴画面ライブラリの呼び出しを例として解説します。
例)画面ライブラリの設定ボタン(歯車アイコン)を非表示にする。
オープンパラメータ「IsCoufig」にFALSEを指定することで、設定ボタンを非表示にすることができます。
パラメータを指定するには、「パラメーター名:値」の書式で文字列で記述します。
// Buttonでの例 event OnMouseUp(button) { var vParam = "IsConfig:FALSE"; ::OpenForm("_AlarmHistory._Main", vParam); }
例)アラームレベルを「中故障」とし、かつフィルタ文字列に「過電流」を指定して表示する。
オープンパラメータ「Level」にアラームレベルを、「Filter」にフィルタ文字列を指定することで、指定された条件に絞り込んだ状態で画面を表示することができます。
複数のパラメータを指定するには、以下のように配列で指定します。
// Buttonでの例 event OnMouseUp(button) { var vParam = c("Level:中故障","Filter:過電流"); //複数指定する場合は配列で指定 ::OpenForm("_AlarmHistory._Main", vParam); }
例)検索期間の日付の範囲を指定して表示する。
オープンパラメータ「StartDate」に開始日時を、「EndDate」に終了日時を指定することで、指定された日付範囲に絞り込んだ状態で画面を表示することができます。
尚、指定する日付の書式は、画面ライブラリの _DeteTimeFormat カスタムプロパティに設定されている日時書式に従った書式で指定します。
// Buttonでの例 event OnMouseUp(button) { var vParam = c("StartDate:2019/12/04 15:52:00","EndDate:2019/12/04 18:59:59"); ::OpenForm("_AlarmHistory._Main", vParam); }
オープンパラメータの「IsConfig」のような真偽値(Bool値)を渡すパラメータには、T、TRUE、F、FALSE のいずれかの書式で指定してください。 |
オープンパラメータを指定した画面呼び出しは、上記のOpenFormルートメソッドの他、OpenViewFormルートメソッド、OpenDialog共通メソッド、ViewコントロールのOpenFormメソッドなどを使用して行うこともできます。いずれの場合においても、各メソッドに用意されているopenParam引数にパラメータを指定するようにします。 |
画面ライブラリのオープンパラメータリファレンス
画面ライブラリ毎に用意されているオープンパラメータの詳細については、以下のリンクを参照してください。
•日報
•稼働監視
•信号一覧