サマリマスタについて

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サマリマスタについて

サマリマスタについて

標準プロジェクトのサーバ設定ファイルには、あらかじめ「Summary」という名称のサマリアクションが登録されています。サマリアクションは、実行時に各種マスタファイルから設定を読み込み、設定内容に応じたロギング・集計処理を行います。

 

サマリアクションの最も重要なマスタファイルの1つに「サマリマスタ」があります。このマスタファイルでは、ロギング・集計処理のための基本設定を定義します。

 

(サマリアクションの基本設定)

p_rep_0009

 

 

「Summary」アクションのサマリマスタは、以下に格納されています。

 

(プロジェクトフォルダ)\server\summary\master.txt

 

サマリマスタはテキスト形式のファイルであり、メモ帳などのテキストエディタで自由に編集することができます。

 

尚、サンプルのサマリマスタには、あらかじめ日報(DAY)、月報(MONTH)、年報(YEAR)の集計処理が定義されており、ほとんどの場合、このまま使用することができます。

 

 

hint

サマリマスタに関する詳細は、アクションリファレンスの「サマリマスタ」に記述されています。サマリマスタに定義されている各種パラメータの仕様を知りたい場合や、サマリマスタの設定を変更する必要が生じた場合は、左記を参照してください。

 

hint

サマリアクションの各種設定ファイルの詳細については、「サマリアクションの設定ファイルとフォルダ構成」を参照してください。

 

 

標準プロジェクトのサマリマスタ定義例

サマリマスタの定義内容は、「共通プロパティセクション」、「ルートログセクション」、「集計ログセクション」の3つのセクションで構成されています。

 

以下に、標準プロジェクトの定義例をもとに簡単に説明します。

 

 

■共通プロパティセクション([COMMON])

 

共通プロパティセクション([COMMON])では、サマリアクション共通のプロパティを設定します。

 

例えば、「DaysOfHoldingData=3650」と定義すると、ログデータの保持期間を3650日とし、約10年間より以前の古いログデータが自動的に削除されます。

 

;共通プロパティセクション ([COMMON])

[COMMON]

DaysOfHoldingData=3660

 

 

 

■ルートログセクション([RAW]など)

 

ルートログセクション([サマリ名])では、ルートログ(生データ)の保存方法を定義します。ルートログは集計ログを作成するための一番基本となる履歴データとなります。サンプルでは「RAW」という名称で定義されているため、「RAW」がサマリ名となります。

 

;ルートログセクション ([RAW]など)

[RAW]

TagFieldMaster=..\..\server\summary\fieldmaster_tag.csv

TagFieldIndex=DB\index_tag.txt

CalculationFieldMaster=..\..\server\summary\fieldmaster_calculation.csv

CalculationFieldIndex=DB\index_calculation.txt

TimeRangeType=TYPE2

CsvFileName=DB\RAW\SMR_RAW_.csv

CsvFileMaxFields=1000

 

 

 

■集計ログセクション([親サマリ名::サマリ名])

 

集計ログセクション([親サマリ名::サマリ名])では、集計ログの保存方法を定義します。親サマリ名は集計の元となるサマリ名です。親サマリ名として、ルートログだけでなく、集計ログを指定することができます。このセクションに、日報集計として [RAW::DAY] を、月報集計として [DAY::MONTH] を、年報集計として [MONTH::YEAR] の3つの集計セクションを定義することにより、日報、月報、年報の集計が行われます。このように定義することにより、日報はRAWから集計し、月報は(RAWではなく)DAYから集計し、そして年報はMONTHからYEARを集計する動作となります。

 

日報集計([RAW::DAY])

[RAW::DAY]

SummaryUnit=1HOUR

SummaryType=[SummaryType1]

SummaryParam=[SummaryParam1]

CalculationType=[Expression]

TimeRangeType=TYPE2

DecimalNum=[DecimalNum1]

CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv

CsvFileUnit=DAY

ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls

ReportLayoutMasterSheet=DAY

ReportOutputSheetName=日報_

ReportTitleHeader=日報_

ReportExcelCellFormatType=formatednum2

ReportTitleDateFormat=@[%H時]

 

 

月報集計([DAY::MONTH])

[DAY::MONTH]

SummaryUnit=1DAY

SummaryType=[SummaryType2]

SummaryParam=[SummaryParam2]

CalculationType=[SummaryType1]

DecimalNum=[DecimalNum1]

CsvFileName=DB\MONTH\SMR_MONTH_.csv

CsvFileUnit=MONTH

ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls

ReportLayoutMasterSheet=MONTH

ReportOutputSheetName=月報_

ReportTitleHeader=月報_

ReportExcelCellFormatType=formatednum2

ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日(%a)]

 

 

年報集計([MONTH::YEAR])

[MONTH::YEAR]

SummaryUnit=1MONTH

SummaryType=[SummaryType2]

SummaryParam=[SummaryParam2]

CalculationType=[SummaryType1]

DecimalNum=[DecimalNum1]

CsvFileName=DB\YEAR\SMR_YEAR_.csv

CsvFileUnit=YEAR

ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls

ReportLayoutMasterSheet=YEAR

ReportOutputSheetName=年報_

ReportTitleHeader=年報_

ReportExcelCellFormatType=formatednum2

ReportTitleDateFormat=@[%#m月]