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サマリマスタについて
標準プロジェクトのサーバ設定ファイルには、あらかじめ「Summary」という名称のサマリアクションが登録されています。サマリアクションは、実行時に各種マスタファイルから設定を読み込み、設定内容に応じたロギング・集計処理を行います。
サマリアクションの最も重要なマスタファイルの1つに「サマリマスタ」があります。このマスタファイルでは、ロギング・集計処理のための基本設定を定義します。
(サマリアクションの基本設定)
「Summary」アクションのサマリマスタは、以下に格納されています。
(プロジェクトフォルダ)\server\summary\master.txt
サマリマスタはテキスト形式のファイルであり、メモ帳などのテキストエディタで自由に編集することができます。
尚、サンプルのサマリマスタには、あらかじめ日報(DAY)、月報(MONTH)、年報(YEAR)の集計処理が定義されており、ほとんどの場合、このまま使用することができます。
サマリマスタに関する詳細は、アクションリファレンスの「サマリマスタ」に記述されています。サマリマスタに定義されている各種パラメータの仕様を知りたい場合や、サマリマスタの設定を変更する必要が生じた場合は、左記を参照してください。 |
サマリアクションの各種設定ファイルの詳細については、「サマリアクションの設定ファイルとフォルダ構成」を参照してください。 |
標準プロジェクトのサマリマスタ定義例
サマリマスタの定義内容は、「共通プロパティセクション」、「ルートログセクション」、「集計ログセクション」の3つのセクションで構成されています。
以下に、標準プロジェクトの定義例をもとに簡単に説明します。
■共通プロパティセクション([COMMON])
共通プロパティセクション([COMMON])では、サマリアクション共通のプロパティを設定します。
例えば、「DaysOfHoldingData=3650」と定義すると、ログデータの保持期間を3650日とし、約10年間より以前の古いログデータが自動的に削除されます。
;共通プロパティセクション ([COMMON]) [COMMON] DaysOfHoldingData=3660
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■ルートログセクション([RAW]など)
ルートログセクション([サマリ名])では、ルートログ(生データ)の保存方法を定義します。ルートログは集計ログを作成するための一番基本となる履歴データとなります。サンプルでは「RAW」という名称で定義されているため、「RAW」がサマリ名となります。
;ルートログセクション ([RAW]など) [RAW] TagFieldMaster=..\..\server\summary\fieldmaster_tag.csv TagFieldIndex=DB\index_tag.txt CalculationFieldMaster=..\..\server\summary\fieldmaster_calculation.csv CalculationFieldIndex=DB\index_calculation.txt TimeRangeType=TYPE2 CsvFileName=DB\RAW\SMR_RAW_.csv CsvFileMaxFields=1000
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■集計ログセクション([親サマリ名::サマリ名])
集計ログセクション([親サマリ名::サマリ名])では、集計ログの保存方法を定義します。親サマリ名は集計の元となるサマリ名です。親サマリ名として、ルートログだけでなく、集計ログを指定することができます。このセクションに、日報集計として [RAW::DAY] を、月報集計として [DAY::MONTH] を、年報集計として [MONTH::YEAR] の3つの集計セクションを定義することにより、日報、月報、年報の集計が行われます。このように定義することにより、日報はRAWから集計し、月報は(RAWではなく)DAYから集計し、そして年報はMONTHからYEARを集計する動作となります。
日報集計([RAW::DAY])
[RAW::DAY] SummaryUnit=1HOUR SummaryType=[SummaryType1] SummaryParam=[SummaryParam1] CalculationType=[Expression] TimeRangeType=TYPE2 DecimalNum=[DecimalNum1] CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv CsvFileUnit=DAY ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls ReportLayoutMasterSheet=DAY ReportOutputSheetName=日報_ ReportTitleHeader=日報_ ReportExcelCellFormatType=formatednum2 ReportTitleDateFormat=@[%H時]
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月報集計([DAY::MONTH])
[DAY::MONTH] SummaryUnit=1DAY SummaryType=[SummaryType2] SummaryParam=[SummaryParam2] CalculationType=[SummaryType1] DecimalNum=[DecimalNum1] CsvFileName=DB\MONTH\SMR_MONTH_.csv CsvFileUnit=MONTH ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls ReportLayoutMasterSheet=MONTH ReportOutputSheetName=月報_ ReportTitleHeader=月報_ ReportExcelCellFormatType=formatednum2 ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日(%a)]
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年報集計([MONTH::YEAR])
[MONTH::YEAR] SummaryUnit=1MONTH SummaryType=[SummaryType2] SummaryParam=[SummaryParam2] CalculationType=[SummaryType1] DecimalNum=[DecimalNum1] CsvFileName=DB\YEAR\SMR_YEAR_.csv CsvFileUnit=YEAR ReportLayoutMaster=..\..\server\summary\layoutmaster.xls ReportLayoutMasterSheet=YEAR ReportOutputSheetName=年報_ ReportTitleHeader=年報_ ReportExcelCellFormatType=formatednum2 ReportTitleDateFormat=@[%#m月]
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