接続例【MICREX-SXシリーズ】

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接続例【MICREX-SXシリーズ】

概要

MICREX-SXシリーズとEthernet接続を行う場合の設定例です。モジュール設定を書き込む場合ローダーポートを使用する必要があるため注意してください。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

MICREX-SX NP1PH-08

通信ユニット

NP1L-ET1

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

SX-Programmer Standard Ver3.0.11.8

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100



ポート番号

256(パソコン側で設定時507)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1



ポート番号

自動



通信プロトコル

TCP/IP

フォルダ及び通信テスト時設定

接続方式

7B

接続ID

FE

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 

PLC側の設定

「MICREX-SX NP1PH-08」及び「NP1L-ET1」に設定を行います。設定はSX-Programmerで行います。

 

1.「NP1PH-08」のユニットの前面スイッチを「TERM」に合わせる
c_plc_0343
 

スイッチ

設定内容

MODE(ロータリースイッチ)

TERM

 

2.SX-Programmeを起動して、新規プロジェクトを作成する
 

3.メニューの「オンライン」-「通信設定」を開き、PLCと通信できることを確認する
 

4.メニューの「オンライン」-「PLC操作」を開き、「PLCから読み出し」を行い、PLCから各種ユニット情報を読み込む
c_plc_0344
 

5.ツリーの「システム定義」を選択し、システム定義ダイアログを表示する
c_plc_0346
 

6.Ethernetユニットを選択し、プロパティを表示する

 

7.モジュールプロパティが表示されたら、パラメータを選択する
c_plc_0345
 

8.イーサネットパラメータを以下のように設定する
c_plc_0347

 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスク

255.255.255.0(環境に合わせて設定)

 

9.詳細設定を開き、自己ポート基準番号の値を以下のように設定する
その他の設定はデフォルトのまま使用します。
c_plc_0348

 

設定

設定内容

256

 

10.OKボタンを押し、全てのダイアログを終了させた後、メニューの「オンライン」-「PLC操作」を選択し、「PLCへ転送」を選択する
c_plc_0349

 

11.転送ダイアログが表示されたら、「プログラム」「システム定義」「モジュールドライバ」を選択し、PLCに転送する
c_plc_0350

 

attention

PLCで設定する「自己ポート基準番号(デフォルト256)」に251(固定値)を加えた値がPLC側のポート番号(507)になります。

 

attention

値をPLCへ書き込む場合は、必ずPLCのモードを「TERM」にして下さい。「RUN」もしくは「STOP」では書き込みができません。

 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

hint

モジュールドライバを転送する際に、RS-232C等ローダーポート以外の接続を行っている場合、パラメータ異常となり、転送に失敗するため注意が必要です。

 

hint

モジュールドライバを転送する際に、転送に失敗してしまう場合、「プログラム」「システム定義」を転送後、1度リセットを行った後で、モジュールドライバのみを転送するようにしてください。

 

 

パソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0351
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0352
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0353
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

自動

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0354
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.1.100

ユニットポート番号

507

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0355
 

設定

設定内容

プロトコル

TCP/IP

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0356
 
「接続OK」といったメッセージが表示されれば、接続確認OKです。

 

 

hint

接続テスト時及びフォルダの設定の「ネットワーク設定」では伝送の対象となるモジュールを指定します。(接続方式及び接続IDをカンマで区切ります。通常は7B,FEです。)

 

c_plc_0330

 

伝送対象モジュール

接続方式

接続ID

CPU0

7A

00

※7B(接続方式),FE(接続ID)と同じ意味です。7A(接続方式),00(接続ID)は2重化CPUに対応していないため、通常は7B,FEに設定してください。

CPU0 - CPU7及び

P/PEリンク、FL-netのSXバス局番

7B

FE - CPU番号0 (CPU0)

FD - CPU番号1 (CPU1)

...

F7 - CPU番号7 (CPU7)

F6 - CPU番号8 (P/PEリンク、FL-net)

...

EF - CPU番号F (P/PEリンク、FL-net)