接続例【FX2シリーズ】

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接続例【FX2シリーズ】

概要

FX2シリーズとRS-232C接続を行う場合の設定例です。この設定例では、RS-232C接続を行うためにRS-422変換アダプタを使用します。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

FX2-16MR

通信ユニット

FX-485ADP+FX-485PC-IF(RS-422→RS-232C 変換)

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7ビット

ストップビット

1ビット

奇数/偶数パリティ

偶数

サムチェックコード

あり

プロトコル

MCプロトコル(形式1)

局番

0

パソコン側の設定

ユニット設定

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

サムチェック

あり

フォルダ及び通信テスト時設定

PC番号

FF

局番

00

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 

PLC側の設定

「FX-485ADP」の伝送制御手順は、特殊レジスタ「D8120」を使用して設定します。この場合10進数「24726」と設定します。局番は特殊レジスタ「D8121」で設定します。GX-Developerなどで値を設定してください。

 

1.GX-DeveloperでPLCと接続できることを確認する
 

2.デバイス一括などのモニタリング画面から、「D8120」に対して、「24726」を書き込む
c_plc_0094

 

書き込む値の設定内容は以下のようになります。

D8120のビット

説明

設定内容

0ビット目

データ長

※右側の設定で「7Bit」

0

1ビット目

パリティ

※右側の設定で「偶数」

1

2ビット目

1

3ビット目

ストップビット

※右側の設定で「1Bit」

0

4ビット目

ポーレート

※右側の設定で「19200bps」

1

5ビット目

0

6ビット目

0

7ビット目

1

8ビット目

ヘッダ

※右側の設定で「なし」

0

9ビット目

ターミネータ

※右側の設定で「なし」

0

10ビット目

制御線

※右側の設定で「計算機リンクRS-232C使用」

0

11ビット目

0

12ビット目

使用不可

0

13ビット目

サムチェック

※右側の設定で「付加する」

1

14ビット目

プロトコル

※右側の設定で「使用する」

1

15ビット目

制御手順

※右側の設定で「形式1」

0

※上表設定内容「0110 0000 1001 0110」を10進数に置き換えると「24726」になります。

 

3.デバイス一括などのモニタリング画面から、「D8121」に対して、「0」を書き込む
c_plc_0095

 

 

hint

設定内容等の詳細については、三菱電機「FXシリーズマイクロシーケンサ」ユーザーズマニュアルを参照してください。

 

 

パソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
FX0シリーズとの接続の場合は、「MELSEC-FX0シリーズ」のドライバを選択してください。
c_plc_0096

 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0097

 

4.「通信設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0064
 
 

設定

設定内容

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

 

5.「その他設定」を開き、以下のように設定を行う
c_plc_0065
 

設定

設定内容

サムチェック

チェックを入れる

プロトコル

形式1

 

6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
c_plc_0068

 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0098
 
「接続OK」といったメッセージが表示されれば、接続確認OKです。