集計ログセクション

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集計ログセクション

集計ログセクション プロパティ一覧

集計機能関連

パラメータ名

(デフォルト値)

対象

必須

解説

DaysOfHoldingData

(-1)

CSV/ODBC

 

集計ログのデータ保持日数。

設定値

内容

-1

共通プロパティセクションのDaysOfHoldingDataパラメータの設定に従う

0

永久保持

1以上

保持する日数

 

<設定例>1年分保持の場合

DaysOfHoldingData =365

 

SummaryUnit

(指定無し)

CSV/ODBC

必須

集計の期間の単位。

設定値

内容

{n}SEC

n秒単位で集計

※{n}の部分は60/nで割り切れる値のみ指定できます。

{n}MIN

n分単位で集計

※{n}の部分は60/nで割り切れる値のみ指定できます。

{n}HOUR

n時間単位で集計

※{n}の部分は24/nで割り切れる値のみ指定できます。

1DAY

1日単位で集計

1MONTH

1ヶ月単位で集計

1YEAR

1年単位で集計

 

<設定例>5分毎に集計を行いレコードの追加をする場合

SummaryUnit=5MIN

 

<設定例>1時間毎に集計を行いレコードの追加をする場合

SummaryUnit=1HOUR

 

SummaryType

(指定無し)

CSV/ODBC

 

集計方法の指定。

設定値

内容

集計方法文字

全てのフィールドを共通の集計方法で集計を行う場合。

※集計方法文字では以下のようなパラメータを選択できます。詳しくは「タグフィールドマスタ」を参照して下さい。

 

AVERAGE / TOTAL / MAX / MIN / ADDINGCOUNT / ADDINGTIME /

ADDINGPULSE / START / END / COUNT / RANGE / DELTA

 

[SummaryType{n}]

集計方法をタグフィールドマスタ(または計算フィールドマスタ)の[SummaryType{n}]列で指定する場合。

 

<設定例>全てのフィールドの集計方法を平均値にする場合

SummaryType=AVERAGE

 

<設定例>フィールド毎に集計方法を指定する場合

SummaryType=[SummaryType1]

この場合、タグフィールドマスタでは以下のように集計方法を指定します。

[Name]

,[Tag]

,[SummaryType1]

F001

,U01.F01.T000

, AVERAGE

F002

,U01.F01.T001

, TOTAL

F003

,U01.F01.T002

, MAX

・・・



 

SummaryParam

(指定無し)

CSV/ODBC

 

集計パラメータの指定。

設定値

内容

集計パラメータ

全てのフィールドを共通の集計パラメータで指定する場合。

※指定可能な集計パラメータについては「タグフィールドマスタ」を参照して下さい。

 

[SummaryParam{n}]

集計方法をタグフィールドマスタ(または計算フィールドマスタ)の[SummaryParam{n}]列で指定する場合。

 

<設定例>全てのフィールドの集計方法がADDINGCOUNTで、境界値を設定する場合

SummaryType=ADDINGCOUNT

SummaryParam=100000

 

<設定例>フィールド毎に集計方法を指定する場合

SummaryType=[SummaryType1]

SummaryParam=[SummaryParam1]

この場合、タグフィールドマスタでは以下のように集計方法を指定します。

[Name]

,[Tag]

,[SummaryType1]

,[SummaryParam1]

F001

,U01.F01.T000

, AVERAGE

,

F002

,U01.F01.T001

, ADDINGCOUNT

, 10000

F003

,U01.F01.T002

, ADDINGCOUNT

, 1000

・・・




 

SummaryOffset

(0)

CSV/ODBC


集計時間のオフセット。SummaryUnitで指定した各集計単位より下の単位でずらしたい時間を指定します。

 

<設定例>当日8:00から24時間分のデータを集計

SummaryUnit=1DAY

SummaryOffset=8

 

CalculationType

(指定無し)

CSV/ODBC


計算ログをとりたい場合、計算方法を指定します。計算フィールドについては「計算フィールドマスタ」を参照して下さい。

設定値

内容

[Expression]

計算ログを計算式に従い集計を行う場合。

[SummaryType{n}]

計算ログの結果からさらに集計ログを作成する場合、計算フィールドマスタの[SummaryType{n}]列を指定します。

 

<設定例>計算フィールドマスタの[Expression]列に従い計算する。

CalculationType =[Expression]

 

<設定例>計算フィールドマスタの[SummaryType]列に従い計算する。

CalculationType =[SummaryType1]

この場合、計算フィールドマスタでは以下のように集計方法を指定します。

[Name]

,[Expression]

,[SummaryType1]

CAL01

,U01.F01.T000 / 2 + 1

, AVERAGE

CAL02

,F01.T001+U01.F01.T002

, TOTAL

CAL03

,CAL01+CAL02

, MAX

・・・



 

TimeRangeType

(TYPE1)

CSV/ODBC


集計時にどの時間範囲で保存するかのタイプ。

設定値

内容

TYPE1

今回正時(今回正時を含む)から次正時(次正時を除く)まで

TYPE2

今回正時(今回正時を除く)から次正時(次正時を含む)まで

 

hint

集計ログセクションの場合、集計する際の時間範囲に影響します。例えば、以下のように設定し、「TimeRangeType=TYPE1」の場合、1時を経過したとき、0:00:00 ~ 0:59:59のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

<設定例>TYPE1の場合

[RAW::DAY]

SummaryUnit=1HOUR

TimeRangeType=TYPE1

※1時を経過したとき、0:00:00 ~ 0:59:59のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

<設定例>TYPE2の場合

[RAW::DAY]

SummaryUnit=1HOUR

TimeRangeType=TYPE2

※1時を経過したとき、0:00:01 ~ 1:00:00のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

DecimalNum

(-1)

CSV/ODBC


小数点以下の桁数の指定。

設定値

内容

-1

全てのフィールドに対し値を丸めずそのまま保存する場合

0以上

全てのフィールドに対し値を指定された桁数で合わせる場合

[DecimalNum{n}]

小数点以下の桁数をタグフィールドマスタ(または計算フィールドマスタ)の[DevimalNum{n}]列で指定する場合

 

<設定例>全てのフィールドの小数点以下の桁数を1桁にする場合

DecimalNum=1

 

<設定例>フィールド毎に小数点以下の桁数を指定したい場合

DecimalNum=[DecimalNum1]

この場合、タグフィールドマスタでフィールド毎に以下のように小数点以下の桁数を指定することができます。

[Name]

,[Tag]

,[DecimalNum1]

F001

,U01.F01.T000

, 2

F002

,U01.F01.T001

, 1

F003

,U01.F01.T002

, 3

・・・



 

SearchMaxPrevMins

(指定無し)

CSV/ODBC


本パラメータを指定すると、集計方法(ADDINGCOUNT/ADDINGTIME/ADDINGPULSE)にて、集計時に指定した分の期間までさかのぼって検索して有効な値が見つからなかった場合、前回値が存在しないものとして算出します。指定を行わなかった場合、有効な値が見つかるまでさかのぼって検索します。

 

<設定例>

SearchMaxPrevMins=5

 

CsvFileName

(指定無し)

CSV

必須

ログを保存するCSVファイル名。実際のファイル名はCsvFileUnitの設定に従い末尾に日付が付加されます。サマリフォルダからの相対パスで指定します。また、他のルートログや集計ログと同じフォルダを指定しないで下さい。

 

<設定例>

CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv

 

CsvFileUnit

(DAY)

CSV


ファイルの保存単位を指定します。

設定値

内容

DAY

日単位でファイルを作成し保存していきます。

MONTH

月単位でファイルを作成し保存していきます。

YEAR

年単位でファイルを作成し保存していきます。

 

<設定例>

CsvFileUnit=DAY

 

hint

DAYを選択すると、ファイル名に「YYYYMMDD」が付加されます。同様にMONTHを選択すると「YYYYMM」が、YEARを選択すると「YYYY」がファイル名に付加されます。

 

CsvSearchMaxPrevRecords

(10000)

CSV


積算値(ADDINGCOUNT)を求める場合、指定したレコード検索しても値が見つからなかった場合、前回値を0として算出します。指定を行わなかった場合、10000がデフォルト値になります。

 

<設定例>

CsvSearchMaxPrevRecords=0

 

attention

0を指定した場合、制限無しに過去にさかのぼって検索を行い、過去の値との差分を算出します。ただし、検索に時間がかかる場合があるため、通常はデフォルト値を使用してください。

 

OdbcSearchMaxPrevRecords

(100)

ODBC


積算値(ADDINGCOUNT)を求める場合、指定したレコード検索しても値が見つからなかった場合、前回値を0として算出します。指定を行わなかった場合、100がデフォルト値になります。

 

<設定例>

OdbcSearchMaxPrevRecords=0

 

attention

0を指定した場合、制限無しに過去にさかのぼって検索を行い、過去の値との差分を算出します。ただし、検索に時間がかかる場合があるため、通常はデフォルト値を使用してください。

 

OdbcTable

(指定無し)

ODBC

必須

ログを保存するODBCデータベースのテーブル名。

 

<設定例>

OdbcTable=DAY

 

SummaryASync

(F)

ODBC


集計の同期モード。

設定値

内容

T

集計ログの本パラメータを指定する親サマリと、その子サマリも含め非同期で集計

F

同期で集計

 

<設定例>

SummaryASync=T

 

 

 

レポート機能関連

パラメータ名

(デフォルト値)

対象

必須

解説

ReportLayoutMaster

(指定無し)

CSV/ODBC

必須

レイアウトマスターファイルのパス。サマリフォルダからの相対パスで指定します。

 

<設定例>1年分保持の場合

ReportLayoutMaster=layoutmaster.xls

 

ReportLayoutMasterSheet

(指定無し)

CSV/ODBC

 

印刷時に使用するシート名。

 

<設定例>

ReportLayoutMasterSheet=DAY

 

hint

実際のレイアウトマスターファイルのシート名は以下のように指定します。

帳票レイアウトをページ毎に分ける場合:「シートタイプ名_シート名_P」
例)標準_DAY_P

帳票レイアウトをページ毎に分けない場合:「シート名_P」
例)DAY_P

 

ReportOutputSheetName

(指定無し)

 

CSV/ODBC

 

サブレポートとしてExcelファイル出力した場合のシート名の名称。

 

<設定例>

ReportOutputSheetName=日報_

 

hint

実際は名称の後にページ番号が付加されます。
 例)日報_1,日報_2...

何も指定しないとシート名はページ番号のみ。

 例)1,2

 

ReportPrinter

((default))

CSV/ODBC

 

レポート印刷時使用するプリンタ名。OSに設定されたデフォルトのプリンタを使用したい場合は「(default)」を指定します。

 

<設定例>

ReportPrinter=XXX (プリンタ名)

 

ReportExcel

(F)

CSV/ODBC

 

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを使用するかの設定。

設定値

内容

T

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを利用する場合は「T」に設定し、Microsoft Excelをインストールする必要があります。

F

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを利用しない場合は、「F」に設定します。

 

<設定例>

ReportExcel=T

 

ReportTitleHeader

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートのタイトルのヘッダ。

 

<設定例>

ReportTitleHeader=xx現場

 

ReportTitleFooter

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートのタイトルのフッタ。

 

<設定例>

ReportTitleFooter=日報

 

ReportExcelCellFormatType

(formatednum)

CSV/ODBC

 

Excelへ出力するときのセルの書式設定。詳しくは「対応可能なExcelのセル書式について」を参照して下さい。

設定値

内容

formatednum

数値で出力し桁数の書式を設定

formatednum2

数値で出力し桁数及びカンマの書式を設定

text

テキストで出力

num

数値で出力

 

<設定例>

ReportExcelCellFormatType=formatednum2

 

ReportOffset

(0)

CSV/ODBC

 

レポート表示にて表示開始時刻(日時)を変更したい時に指定します。例えば日報で8を指定すると、8時から翌7時までの表示となります。

 

<設定例>当日8:00から24時間分のデータを表示

SummaryUnit=1HOUR

ReportOffset =8

 

ReportTitleDateFormat

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの日付の書式。印刷及び画面表示時に使用される日付の書式です。

 

サマリレポートグリッドコントロールのTitleDateFormatに書式を指定すると画面表示時そちらが優先されます。

印刷時やExcelファイル出力時には日付のデータ型が文字列型として出力されます。ReportTitleDateFormatに何も指定しないと、データ型が日付型で出力されます。ただし、その場合サマリレポートグリッドコントロールのTitleDateFormatに書式を指定する必要があります。

本パラメータには、日時書式(フリー書式)を指定することができます。書式の詳細については「日時書式(フリー書式)」を参照してください。

 

<設定例>日報にて0-23時で表示

ReportTitleDateFormat=@[%H時]

 

<設定例>日報にて1-24時で表示

ReportTitleDateFormat=@[%(H1)時]

 

<設定例>月報を曜日付きで表示

ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日(%a)]

 

<設定例>月報を曜日無しで表示

ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日]

 

<設定例>年報で月を表示

ReportTitleDateFormat=@[%#m月]

 

 

 

集計ログセクションの設定例

例)CSVファイルへ保存する場合の最小設定

[RAW::AVERAGE]

CsvFileName=DB\AVRAGE\SMR_AVERAGE_.csv

CsvFileUnit=DAY

SummaryType=AVERAGE

SummaryUnit=1MIN

 

例)ODBCデータベースへ保存する場合の最小設定

[RAW::AVERAGE]

ODBCTable=AVERAGETABLE

SummaryType=AVERAGE

SummaryUnit=1MIN

 

例)レポート機能を使用する場合の最小設定

[RAW::DAY]

CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv

CsvFileUnit=DAY

DecimalNum=[DecimalNum1]

TimeRangeType=TYPE2

SummaryType=[SummaryType1]

SummaryParam=[SummaryParam1]

SummaryUnit=1HOUR

ReportLayoutMaster=layoutmaster.xls

ReportLayoutMasterSheet=DAY

ReportTitleDateFormat=@[%H時]

 

例)計算フィールドを使用する場合の追加項目

[RAW::DAY]

  ・・・

CalculationType=[Expression]

  ・・・

 

 

hint

Ver6以降、ReportTitleDateFormatパラメータに指定可能な書式として、「日時書式(フリー書式)」の指定が可能となりました。このパラメータの定義は上位互換として旧書式についても動作しますが、特別な理由がない限り、日時書式(フリー書式)を指定するようにしてください。

 

ReportTitleDateFormatに指定が可能な旧書式は以下のとおりです。

 

書式

説明

%Y

4 桁で表す西暦 (0100~9999)

%#Y

先頭に0がつかない西暦 (100~9999)

%y

2 桁で表す西暦の下 2 桁 (00~99)

%#y

先頭に0がつかない西暦の下 2 桁 (0~99)

%[YJ]

和暦(昭和60、平成20、令和1など)

%[#YJ]

先頭に元号がつかない和暦(60、20、1など)

%m

2桁で表す月 (01~12)

%#m

先頭に0がつかない月 (1~12)

%d

2桁で表す日 (01~31)

%#d

先頭に0がつかない日 (1~31)

%p、%#p

午前/午後を表す、AM/PM

%I

2桁で表す12時間表記の時間 (01~12)

%#I

先頭に0がつかない12時間表記の時間 (1~12)

%H

2桁で表す24時間表記の時間 (00~23)

%#H

先頭に0がつかない24時間表記の時間 (0~23)

%[H+1]

2桁で表す24時間表記の時間 (01~24)

%[#H+1]

先頭に0がつかない24時間表記の時間 (1~24)

%M

2桁で表す分 (00~59)

%#M

先頭に0がつかない分 (0~59)

%S

2桁で表す秒 (00~59)

%#S

先頭に0がつかない秒 (0~59)

%%、%#%

1つのパーセント記号 (%)

%b、%#b

月の省略名 (Jan, Feb など)

%B、%#B

月の正式名 (January, February など)

%a、%#a

曜日の省略名 (Sun, Mon など)

%A、%#A

曜日の正式名 (Sunday, Monday など)

%w、%#w

1桁で表す、日曜日を 0 とした曜日 (0~6)

%[AJ]

曜日の日本語名(日、月、火など)

%j

3桁で表す年頭からの日数 (001~366)

%#j

先頭に0がつかない年頭からの日数 (1~366)

%U

2桁で表す、日曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (00~51)

%#U

先頭に0がつかない、日曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (0~51)

%W

2桁で表す、月曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (00~51)

%#W

先頭に0がつかない、月曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (0~51)

%c

"%m/%d/%y %H:%M:%S"と同じ

%#c

"%A, %B %d, %Y %H:%M:%S"と同じ

%x

"%m/%d/%y"と同じ

%#x

"%A, %B %d, %Y"と同じ

%X、%#X

"%H:%M:%S"と同じ

%z、%#z、

%Z、%#Z

時間帯の名前またはその省略名(時間帯が不明の場合には文字を出力しません)