タグレポート

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タグレポート

マニュアルの読み方

本章はリファレンス情報のみ記述されています。

構築手順につきましては、監視システム構築ガイドの「HTMLなどのテキストファイルにタグの値を埋め込む」を参照ください。

 

 

 

 

 

本アクションの特長

タグレポートアクションは、テキスト系のファイル(HTML,XML,CSVなども含む)に、タグの値を埋め込むことができます。

 

c_action_0028

 

タグレポートアクションの設定では、タグの値を埋め込む元となる「マスターファイル」を用意しておく必要があります。例えば、Web画面でタグの値を表示したい場合は、マスターとなるHTMLファイルを用意し、埋め込みたい場所へ「マーク文字列」を記述しておきます。マーク文字列とは、タグの値をどの位置に埋め込みたいのかをタグレポートアクションへ知らせるための文字列です。タグレポートアクションを実行すると、マスターのテキストファイルのマーク文字列をタグの値に置き換えたファイルが出力されます。

 

例えば、以下のような内容に置き換える事ができます。

 

マーク文字列の例

マスターファイルの文章例

アクションによる変換結果の例

[TAG01]

[TAG02]

[TAG03]

[TAG01]のエラーが発生しました。

ポンプAの温度は[TAG02] ℃です。

ポンプBの温度は[TAG03] ℃です。

123のエラーが発生しました。

ポンプAの温度は50.2℃です。

ポンプBの温度は48.5℃です。

 

 

hint

テキストファイルであれば、どんな位置にマーク文字列があってもかまいません。例えば、HTML でJavaScript を使用している場合、その関数の引数や変数の初期値としてタグの値を埋め込むこともできます。この機能をうまく応用することにより、動的なWebページを作成したり、他システムと連携させるための受け渡しファイルを出力したりすることが可能となります。

 

 

アクションの設定

以下に、本アクションの設定項目について解説します。

 

アクション仕様

パラメータ

なし

 

ダイアログ

■タグレポート

 

c_action_0029

 

変換前ファイル
変換前のマスターファイルを指定します。このファイルを元に埋め込みが行われます。ファイル名には日付や時刻を含めることができます。日時を含めたファイル名の設定方法については「日付/時刻フォーマット」を参照してください。

 

変換後ファイル
タグの値が埋め込まれた変換後のファイル名を指定します。ファイル名には日付や時刻を含めることができます。日時を含めたファイル名の設定方法については「日付/時刻フォーマット」を参照してください。

 

タグ値の取得方法
埋め込み時のタグ値の取得方法について、以下の中から選択します。

キャッシュ値を利用する。

キャッシュ値を利用する。初回のみリアル値を読み込む。

リアル値を利用する。

 

 

 

hint

「詳細設定」タブでは、アクションの実行前などのタイミングでスクリプト(SC1)を実行したり、アクションの処理実行タイミングの調整(実行待ち時間の設定)を指定したりする事ができます。各アクションの詳細設定については「アクションの詳細設定タブの設定」を参照してください。

 

 

■フィールドの設定

 

タグレポートアクションの設定では、埋め込むタグのタグパスと、埋め込み先のマーク文字列を定義するための「フィールド」を追加する必要があります。

フィールドを追加するには、アクションを右クリックして表示されるメニューから「追加」を選択します。

 

c_action_0361

 

 

追加されたフィールドはマルチビューに表示されます。複数のフィールドを追加すると「R01」「R02」のように自動的に連番が付与されて追加されます。この名称はそのまま使用してもかまいませんが、名称を自由に変更することもできます。

 

c_action_0362

 

以下に、フィールドのプロパティ設定ダイアログの設定項目について説明します。

 

タグレポートアクションのフィールドの設定

ダイアログ

■基本設定

 

c_action_0030

 

タグ名
値を埋め込みたいタグのタグパスを指定します。

 

マーク文字列
埋め込み先のマーク文字列を指定します。この文字列がタグの値と置き換えられて出力されます。マーク文字列として使用可能な文字には特に制約はなく、自由に文字列を定義して埋め込むことができます。

 

左マーク文字列が複数ある
「マーク文字列」がレポート内に複数ある場合には、このチェックを入れてください。