接続例【MICREX-Fシリーズ】

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接続例【MICREX-Fシリーズ】

概要

MICREX-FシリーズとEthernet接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

MICREX-F F120S

通信ユニット

NC1L-ET1

 

設定環境

項目

環境

OS

WindowsXP Professional 32Bit

ツール

MICREX-F PLC Programmer Ver1.3.1.0

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.1.100



ポート番号

256

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.1.1



ポート番号

自動



通信プロトコル

TCP/IP

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 

PLC側の設定

「MICREX-F F120S」及び「NC1L-ET1」に設定を行います。設定はMICREX-F PLC Programmerで行います。

 

1.「NC1L-ENT1」のユニットの前面スイッチを以下のように設定する
 

スイッチ

NC1L-ET1

FFU170B

通信条件設定スイッチ

すべてOFF

10Base2/T切り替えスイッチ

T側

-

AUI/TPI切り替えスイッチ

-

TPI側

10Base2/2切り替えスイッチ

-

どちらでもよい

 

c_plc_0336

 

IPアドレススイッチ

設定内容

H

6

L

4

 

背面スイッチでIPアドレスの末尾を指定します。スイッチはHとLの2つがあり、それぞれ16進数のスイッチとなります。

 

本設定例では、IPアドレスの末尾は100としているため、16進数変換すると、「100」→「64」となるので、Hに「6」、Lに「4」を設定します。

 

attention

IPアドレスの末尾はラダーではなく「IPアドレス設定スイッチ」で決定されます。

 

attention

上例は「Ethernetユーザーズマニュアル 第7章サンプルプログラム」で動作する設定です。この接続例ではプロトコルとしてTCPを選択しています。よって、ユニットの通信設定でもTCPを選択する必要があります。

 

2.「NC1L-ENT1」のユニットの背面スイッチを以下のように設定する
 

3.MICREX-F PLC Programmer を使用して、富士電機の「Ethernetユーザーズマニュアル 第7章サンプルプログラム」を参照し、以下の様なラダーを記述する

 

4.ラダーを書き込む

 

5.富士電機の「Ethernetユーザーズマニュアル」を参照し、イニシャルパラメータと通信パラメータを該当デバイスのアドレス(タグ)に以下の設定を行う

タグ

設定内容

設定値

W30.0

IPアドレス(16進数 上位2桁)

C0A8

W30.1

IPアドレス(16進数 下位2桁)

ただし、下2桁はスイッチによって設定を行うため、00とする(xx00)。

0100

W30.21

ポート番号

256

 

 

パソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0337
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0338
 
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0339
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.1.1

パソコンポート番号

自動

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0340
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.1.100

ユニットポート番号

256

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0341
 

設定

設定内容

プロトコル

TCP/IP

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0342
 
「接続OK」といったメッセージが表示されれば、接続確認OKです。