イベントを一定期間有効にする

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イベントを一定期間有効にする

概要

ここでは、イベントを一定の期間だけ有効にしたい場合の設定方法について解説します。

 

例として、月曜から金曜日の、各8時0分0秒から17時59分59秒までの間のみイベントを有効にします。

 

前述で解説した「sample01」では、U01.F01.T01がONの間、イベント「E02」を有効にしました。

この例では「sample01」の考え方を応用して以下のような設定を行います。

 

c_event_0061

 

 

サンプルのダウンロード

このページで紹介されている作成例には、サンプルが用意されています。

 

サンプルは以下からダウンロードすることができます。

 

設定ファイル: event_sample02.txt

 

 

設定内容

 

タグの設定

 

イベントを有効・無効にするトリガとなるメモリデバイスタグ(時刻ビット)「U01.F01.T01」を設定します。

c_event_0062
 

 

メモリデバイスの時刻ビットタグの設定を、8時0分0秒から17時59分59秒の月曜から金曜日までの期間ONになるように設定します。

c_event_0063

 

 


 

アクションの設定

 

スクリプトVer1アクション「A01」を追加します。

c_event_0058

 

スクリプトでは以下の処理を記述します。

 

//Event/E02!Enable = U01.F01.T01

 

 


 

イベントの設定

 

タグイベント「E01」及び定周期イベント「E02」を追加します。

c_event_0059
 

E01:

タグ「U01.F01.T01」

比較条件「タグ値が変化した」

実行アクション「A01」

 

E02:

今回切り替えのターゲットとなるイベントです。

初期状態を無効にするため、「無効にする」をチェックします。

 

 

解説

 

c_event_0064

 

 

メモリデバイスの時刻ビットタグは、きめられた時刻や期間のみONさせることができるビットタグです。

今回の設定では、月曜から金曜日までの期間で、8時から18時までの間のみONさせています。

 

ビットON時

1.U01.F01.T01がTRUEになるとタグイベント「E01」が発生し、スクリプトVer1アクション「A01」が実行される

2.「A01」では「//Event/E02!Enable = U01.F01.T01」の式が実行され、イベント「E02」が有効になる

 

ビットOFF時

1.U01.F01.T01がFALSEになるとタグイベント「E01」が発生し、スクリプトVer1アクション「A01」が実行される

2.「A01」では「//Event/E02!Enable = U01.F01.T01」の式が実行され、イベント「E02」が無効になる

 

 

hint

メモリデバイスの詳細は機器接続ガイドの「メモリデバイス」を参照してください。