バーメーター2

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バーメーター2

バーメーター2

 

parts_barmeter2_001

バーメーター2は、タグから受け取った数値をバーメーターで表示するための部品です。

メーターによる表示と併せて、数値表示も兼ね備えています。

 

表示対象とするタグを入力タグ(_TagIn)に指定します。小数点桁数などのほか、区切り文字の表示の有無等、任意の数値書式フォーマットの指定が可能です。

また、メーターに上上限、上限、下限、下下限のしきい値を設定してラインを表示し、しきい値を超えた場合に(下限の場合は下回った場合に)表示色を変化させることができます。

 

入力タグとは別に、フォルト識別タグ(_TagFault)にフォルト識別用のタグを指定することにより、下位側から受け取った機器異常などの信号をもとにフォルト表示とすることもできます。

 

 

カスタムプロパティ

 

タグ設定

入力タグ

_TagIn

入力タグのタグパスを指定します。


フォルト識別タグ

_TagFault

フォルト識別タグのタグパスを指定します。

表示設定

数値書式

_Format

数値書式フォーマットを指定します。


小数点位置

_DecimalPlace

小数点桁数を整数で指定します。


キャプション

_Caption

キャプションを指定します。


単位

_Unit

単位を指定します。


最小値

_Min

値の最小値を指定します。バーグラフの表示幅として採用されます。


最大値

_Max

値の最大値を指定します。バーグラフの表示幅として採用されます。


中央表示

_MeterCenter

中央表示を行うか否かを指定します。有効にすると中央表示となります。


中央値

_MeterCenterValue

中央表示を行う場合の中央値を指定します。


スケール表示

_ShowScale

スケール表示を行うか否かを設定します。

表示色設定

値テキスト色

_ValueTextColor

値の表示文字色を指定します。


値背景色

_ValueFillColor

値の背景色を指定します。


キャプション色

_CaptionColor

キャプションの色を指定します。


単位色

_UnitColor

単位の色を指定します。


背景パネル

_BackPanelColor

背景パネルの色を指定します。


メーター色

_MeterColor

メーター表示色を指定します。上下限による色変化を使用しない部品の場合、本プロパティの設定値で表示されます。


メーター背景色

_MeterBackColor

メーター背景色を指定します。


スケール線色

_ScaleColor

スケールの線色を指定します。


スケール文字色

_ScaleTextColor

スケールの文字色を指定します。


HiHi色

_MeterHiHiColor

HiHiリミットを超えた時の表示色を指定します。メーターの表示色およびリミットのマーク表示(メーター横の三角表示)に使用されます。


Hi色

_MeterHiColor

Hiリミットを超えた時の表示色を指定します(同上)。


Lo色

_MeterLoColor

Loリミットを下回った時の表示色を指定します(同上)。


LoLo色

_MeterLoLoColor

LoLoリミットを下回った時の表示色を指定します(同上)。


正常時メーター色

_MeterNormalColor

正常時のメーター表示色を指定します。上下限による色変化を使用する部品の場合、正常時の表示色は本プロパティの設定値で表示されます。


正常時マーク色

_LimitNormalColor

正常時のリミットマーク表示の表示色を指定します。


リミットライン色

_LimitLineColor

メーター上に表示されるリミットラインの表示色を指定します。

リミット設定

HiHi有効化

_HiHiEnable

HiHiリミットを有効にするか否かを指定します。


Hi有効化

_HiEnable

Hiリミットを有効にするか否かを指定します。


Lo有効化

_LoEnable

Loリミットを有効にするか否かを指定します。


LoLo有効化

_LoLoEnable

LoLoリミットを有効にするか否かを指定します。


HiHiリミット

_HiHiLimit

HiHiリミットのリミット設定値を指定します。


Hiリミット

_HiLimit

Hiリミットのリミット設定値を指定します。


Loリミット

_LoLimit

Loリミットのリミット設定値を指定します。


LoLoリミット

_LoLoLimit

LoLoリミットのリミット設定値を指定します。

その他

表示値

_Value

本プロパティに対してスクリプトから表示値を直接代入することができます。

 

使用例

 

1) 入力タグ指定あり/フォルト識別タグなし

 

入力タグで指定したタグの値を表示します。

 

parts_barmeter2_001

カスタムプロパティで定義された数値書式、小数点位置に従って数値が表示されます。

 

parts_barmeter2_003

リミット表示を有効にすると、プロパティで指定したしきい値によるリミット表示が行われます。

左記はHiHiリミットを超えた例です。

 

 

入力タグの品質フラグがBADの時、フォルト表示となります。
 

parts_barmeter2_002

部品に黄色枠が表示され、点滅表示となります。

 

 

hint

数値書式には様々な書式が用意されています(例:"@de"…ドイツ、"@ja"・・日本など)。尚、数値書式はカスタマイズすることもできます。例えばフォルト状態の時に表示する文字列( *** など)についても、自由に指定することができます。数値書式に関する詳細は 数値書式 を参照してください。

 

 

2) 入力タグ指定あり/フォルト識別タグあり

 

フォルト識別タグを指定すると、機器のフォルト状態をタグ経由で受け取ることができます。例えば、機器の計測値とは別に故障状態(センサー異常など)を下位側から信号として受け取ることができる場合などに、当該信号のタグパスをフォルト識別タグに指定する事によって、入力タグの品質フラグの状態とあわせてフォルト表示を行うことが可能です。

 

parts_barmeter2_001

フォルト識別タグがFalseのときは、入力タグで受け取った値を通常どおり表示します。

 

 

parts_barmeter2_002

フォルト識別タグがTrueの時、又は入力タグの品質フラグがBADの場合にフォルト表示となります。

 

 

3) スクリプトによる値の代入

 

入力タグを指定せず、スクリプトから任意の数値を代入して表示することができます。

スクリプトから直接値を代入する場合、「_Value」プロパティに対して行います。

 

hint

スクリプトから値を直接代入する場合は、フォルト識別タグは使用できません。

スクリプトに関する詳細は「スクリプト」を参照してください。

 

 

 

4) 数値書式の変更

 

数値書式を変更することで、さまざまな数値フォーマットで表示することができます。

 

parts_barmeter2_004

この例では数値書式に”@de”(ドイツ)を指定しています。

数値表示、ゲージ表示とも同様の書式が反映されます。

 

※ドイツ書式では小数点がピリオドではなく、カンマで表示されます。

 

 

5) メーター中央表示

 

中央表示を有効にすると、メーターを中央表示にすることができます。

 

parts_barmeter2_005

左記の例では、以下のように設定されています。

 

_Min ・・・-100

_Max ・・・100

_MeterCenter ・・・True

_MeterCenterValue ・・・0