暗号化によるソースコードの保護

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暗号化によるソースコードの保護

概要

PA-Panelによって開発した監視システムを現場に導入する際に、何らかの理由により成果物のソースコードをリリースしたくない場合があります。

 

そのような場合は、ファイルを暗号化することができます。ファイルの暗号化を行うと、ソースコードを読む事ができない状態になります。現場環境にソースコードをリリースしたくない場合は、開発環境のPCでは元ファイルをもとに開発を行い、現場環境には暗号化されたファイルを導入することができます。

 

 

PA-Panelでは、以下のファイルを暗号化することができます。

 

 

対象

説明

クライアント設定ファイルの暗号化

 

Panel Editorによって作成したクライアント設定ファイル(xml)を暗号化することができます。この作業はPanel Editorから行います。暗号化された設定ファイル(拡張子「brw」)は、Panel Browserから読み込んで実行したり、AddResourceFileメソッドで他の設定ファイルから読み込んで実行することができます。

スクリプトファイルの暗号化(スクリプトVer2)

 

スクリプトVer2アクションで実行するスクリプトファイルを暗号化することができます。この作業はコマンドプロンプトからPanel Serverの実行ファイルにオプションを指定して実行することで行います。暗号化されたスクリプトファイル(拡張子「enc」)は、Panel ServerのスクリプトVer2アクションのスクリプトファイルに指定して実行することができます。

 

 

attention

暗号化されたファイルから元のファイルに復号化することはできません。変換元となるファイルは開発用として必ず保管しておくように注意してください。