関連情報とは

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関連情報とは

関連情報機能について

標準フレームワークには、関連情報機能が標準的に組み込まれています。関連情報とは、タグやデータソース、アラームID、時刻情報などの関連性をもとに他の機能に連携するための情報です。標準的な関連情報はプロジェクトに登録されている各機能の定義内容に基づいてシステムによって自動的に生成されます。従って、ユーザは難しい設定を行うことなく関連情報を利用することができます。例えば、信号一覧画面などから選択されたタグがサマリアクションによるロギング・集計の処理対象として構築されていた場合、当該タグの関連情報としてインフォメーションバーからトレンドグラフ、比較トレンドグラフ、日報を呼び出して表示することができます。

 

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関連情報の選択操作は「インフォメーションバー」から行います。インフォメーションバーは、通常は画面の右側に以下のように表示することができます。

 

(インフォメーションバーに表示された関連情報の例)

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以下のアイコンをクリックすると、インフォメーションバーを表示/非表示します。

 

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関連情報の表示内容は、選択された情報により変わります。例えば、選択中のタグがサマリアクションに登録されている場合は、トレンドグラフ、比較トレンドグラフ、日報画面が候補として表示されます。あるいは、アラームに登録されているタグの場合は、さらにアラームの画面が候補として表示されます。

 

関連情報から目的の機能を選択すると、関連情報に登録されている情報に基づいてデータの連携が行われ、対象の機能がメインエリアに表示されます。

 

インフォメーションバーの関連情報の操作方法については「関連情報の選択操作」を参照してください。

 

 

 

 

 

関連情報の定義は、システムの運用中に自由に追加/編集することができます。

 

(関連情報の登録ダイアログの例)

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設定画面から独自の関連情報を登録することによって、様々な機能間の連携をカスタマイズすることができます。例えば、アラーム履歴で選択されたアラームのレコードからカメラモニタと連携して、アラームが発生した日時の録画データの再生を即座に行うように設定したり、発生日時からトレンドグラフの履歴トレンドを呼び出して表示したり、電力量のタグからデマンド監視画面を即座に呼び出したりといった連携を、柔軟に定義することができます。関連情報の設定登録操作については「関連情報の設定登録」を参照してください。

 

関連情報機能は、監視対象設備で問題が発生した際などに、各機能のデータをまたいで解析を行いたい場面で威力を発揮します。関連情報機能の具体的な設定例については、「関連情報の利用例」を参照してください。