RS-232Cによる接続

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RS-232Cによる接続

通信設定方法

接続のポイントは以下の2点です。

 

適切なRS-232Cケーブルを選ぶ
RS-232Cケーブルには、ピンの数または配線方法などの違いによって、いくつかの種類があります。パソコン側とPLC側のそれぞれの正確なピン数、およびメーカーの公開する内部配線を確認してケーブルを選ぶ必要があります。
詳細については、お使いのPLC機器のマニュアルを参照してください。

 

RS-232Cの通信パラメータを一致させる
PLC側とパソコン側の通信パラメータを一致させる必要があります。PLC側の設定は、ディップスイッチを物理スイッチもしくは設定ソフトで行い、パソコン側の設定は各ユニットのプロパティの「通信設定」ダイアログで設定を行います。

 

 

また、複数のPLCと接続するケースとして以下の2通りがあります。

 

 

 

c_plc_0008

 

複数のポートにわけることにより、通信を行います。

各PLCは独立して通信が行われます。

 

c_plc_0010

 


 

 

 c_plc_0009

 

PLC間をRS-422でマルチドロップ接続します。ただしPLCがマルチドロップ接続に対応している必要があります。

フォルダのネットワークの設定でPLCを区別し、通信もフォルダごとに順番に行われます。

 

c_plc_0011

 

 

RS-232C共通設定ダイアログ

 

通信設定

c_plc_0012

 

 

COMポート
PLCが接続されている通信ポート番号を指定します。

 

伝送速度
PLCとパソコン間の伝送速度(通信速度)を指定します。一覧にない伝送速度を設定したい場合は、手動で入力して下さい。

 

バイトサイズ
バイトサイズを指定します。

 

ストップビット
ストップビットの種類を指定します。

 

パリティ
パリティの種類を指定します。

 

その他設定
その他のPLC固有の設定がある場合です。

 

通信詳細

c_plc_0013

 

読込みタイムアウト設定
PLCからの応答の最大待ち時間を指定します。この時間を経過しても、PLCからのデータが受信できない場合には、読込みを中止します。

 

書込みタイムアウト設定
PLCへの送信の最大待ち時間を指定します。この時間を経過しても、PLCへの送信が完了できない場合には、書込みを中止します。

 

リトライ回数
通信エラー時に設定した回数だけリトライします。

 

最小通信インターバル
PLCからデバイスの値を受信してから、次の送信を行うまでの、パソコン側の待ち時間を指定します。
シャープJWシリーズ及び三菱FXシリーズではこのパラメータを調整する必要があります。通常は「0」を設定して下さい。

 

エラー処理
USBケーブル等に接続するために変換コネクタを使用している場合、COMポートがロックされてしまい、再コネクトを行った際に再接続ができない場合があります。そのような場合は、チェックを入れてください。