マニュアル > 監視システム構築ガイド

概要

本章は、FA-Panelによる監視システムを構築するためのガイドです。

プロジェクトの作成、グラフィック画面の作成方法から、アラームやロギングなどの機能個別の構築方法、システムの二重化やランタイム運用設定など、目的に応じたコンテンツが用意されています。

コンテンツ	概要
プロジェクトの作成	標準フレームワークを利用した標準プロジェクトの作成方法の他、標準フレームワークを利用しない独自のプロジェクトの作成についても説明します。
PLCとの通信設定とタグ登録	PLCとの通信を行うためのユニット登録および、登録したユニットにタグを登録する方法について説明します。
グラフィック画面の作成	グラフィック画面の作成方法について説明します。部品ライブラリを利用した作成方法のほか、部品ライブラリを利用しない独自の表示器の作成についても紹介します。
主要機能の構築	アラーム、ロギング、トレンドグラフ、日報、デマンド監視、エネルギー管理など、監視システムに求められる主要な個別機能の構築方法の他、Panel Serverを通信サーバとして利用する構成の概要について説明します。
機能間の連携（関連情報の利用）	FA-Panelの関連情報機能を利用した機能間の連携について説明します。関連情報を定義すると、機能をまたいだ情報の連携が可能となります。例えば、アラーム履歴のリストから選択されたレコードの発生日時をもとに、カメラモニタ（分割表示）で当該日時の録画データを即座に再生したり、当該日時の履歴トレンドグラフを呼び出したりすることができます。
セキュリティ	FA-Panelのセキュリティについて説明します。ログインユーザーやグループを使用したユーザー管理（ログイン機能）や、パスワードダイアログによる簡易的な保護などについて説明します。
サーバロジックの構築	上記の主要機能以外にも様々なサーバ機能を構築することができます。ここでは、Panel Serverの機能を利用した各種サーバロジックの構築方法について、ケース別に紹介します。
システムの導入と運用	システム導入前に必要となる準備作業のほか、サーバ１台のみ、あるいはサーバ二重化構成などのシステムの運用形態について説明します。また、Panel ServerおよびPanel Browserのランタイム実行方法を紹介し、目的毎に必要となるセットアップ作業と、連続稼働運転のために必要となる各種設定についても説明します。