接続例【S7-1500】

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接続例【S7-1500】

概要

シーメンスS7-1500とのEthernet接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

S7-1500 CPU 1511-1 PN (FirmwareV1.6)

通信ユニット

CPU 1511-1 PN

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

STEP7 Professional(TIA Potal V13 Update6)

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.1



ポート番号

102(固定)



サブネットマスク

255.255.255.0

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.2



ポート番号

自動(固定)



通信プロトコル

TCP/IP(固定)

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 

PLC側の設定

「S7-1500」に設定を行います。設定はTIA(Totally Integrated Automation)Potalで行います。

 

1.S7-1500用のプロジェクトを起動する
新規のプロジェクトの場合は、「Device configuration」から使用するユニットを配置し、各種設定を行ってください。
c_plc_0809
 

2.Ethernetユニット(ここではCPU直結ポートを使用するためCPU)を選択し、プロパティを表示する
c_plc_0810
 

3.プロパティから「Ethernet addresses」を選択し、設定画面からIPアドレスを設定する
c_plc_0811
 

設定

設定内容

IP address

192.168.0.1

Subnet mask

255.255.255.0

 

4.「Protection」の設定を行う
c_plc_0812
 

設定

設定内容

Access level

Full access (no protection)

Connection mechanisms

チェックを入れる

 

 

5.コンパイルを行う
c_plc_0813
 
 

6.PLCに設定をダウンロードする
c_plc_0814
 

 

hint

CPUに設定をダウンロードするためには、「Online access」でEthernet ユニットを検索し、接続する必要があります。
c_plc_0815
 

 

 

パソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0816
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0817
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0818
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.2

パソコンポート番号

自動(PLC側で通信相手のポートを指定できないため自動)

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0819
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.1

ユニットポート番号

102(相手先ポートは指定できないため、デフォルトの102を使用する)

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.通信詳細の「通信詳細」から「CPU Slot」を環境に合わせて設定する
c_plc_0820
 

設定

設定内容

CPU Slot

1(環境に合わせて設定)

 

S7-300/400の場合:「2」

S7-1200/1500の場合:「1」

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0821
 
「接続OK」といったメッセージが表示されれば、接続確認OKです。