タグの値をDBに書き出す(バッチ転送)

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タグの値をDBに書き出す(バッチ転送)

概要

ここでは、タグのデータを任意のタイミングでデータベース上のテーブルに一括出力する処理について説明します。

 

使用アクション:バッチ転送(タグ→ODBC)アクション

 

 

 

サンプルのダウンロード

このページで紹介されている作成例には、サンプルが用意されています。

 

サンプルは以下からダウンロードすることができます。

 

上記のサンプルには、テーブルを生成するSQLファイル(DDL)が含まれています。テーブルを作成する際の参考としてください。

 

 

 

動作確認

このサンプルはデータベースの準備が必要です。データベースの準備が完了したら、FA-Serverからサンプルのサーバ設定ファイルをオンラインにしてください(黄色矢印)。

 

オンライン後、U01.F01.T01にTRUEを書き込むと、タグの値が対象テーブルのレコードに書き出されます。

 

(テーブルへの出力例)

c_action_0144

 

 

設定手順

タグ設定

 

1.タグを設定します。
 
c_action_0134
 

 

タグ名

アドレス

目的

U01.F01.T01

X0000

アクションを実行するためのトリガとなるタグ

U01.F01.D0000~D0009

D0000~D0009

情報出力を行うタグ

 

 


アクションの設定

 

1.バッチ転送(タグ→ODBC)アクション「A01」を登録します。
 
c_action_0135
 

2.A01にフィールドを追加します。
 
タグをA01にドラッグアンドドロップします。本アクションはタグをドラッグアンドドロップするだけで簡単にタグを登録することができます。
 
c_action_0034
 
フィールドが登録されました。
 
c_action_0137
 

3.バッチ転送(タグ→ODBC)アクションのプロパティ設定とテーブル作成
 
データベース側で対象のテーブルを作成しておきます。
このサンプルの例では、以下の内容でテーブルを作成しています。

 

テーブル名:BATCH_TABLE

 

バッチ名フィールド:BATCH_NAME
値品質フィールド:BATCH_QUALITY
タイムスタンプフィールド:BATCH_TIME
値フィールド:BATCH_VALUE
 
(SQLServer2017でのフィールド設定例)

c_action_0138

 

接続可能なDBMS毎の推奨データ型については、Appendixの「データベースとの接続設定」に記述されています。

 

続いて、アクションのバッチ転送1タブから、ODBCデータソースの設定等を行います。ODBCの設定手順は、各DBMSとも共通的な操作により行うことができます。ODBC設定については、アクションの共通設定の「ODBC設定」の記述を参照してください。

 

尚、この例では、データソースに「BATCH_TAG_ODBC」という名称で定義しています。又、接続するテーブル名には上記で作成した「BATCH_TABLE」を指定します。

 

c_action_0139
 

続いて、アクションのバッチ転送2タブから、出力データと対応付けるフィールド名を設定します。

 
c_action_0140
 

4.バッチ名をデータベースへ書き込みます。
 
バッチ転送1タブから「手動作成」ボタンをクリックし、キーとなるバッチ名をデータベースへ書き込みます。
 
c_action_0141
 
以下は、バッチ名がデータベースに正しく書き込まれた状態です(SQLServer2017の例)。
 
c_action_0142

 
 


イベントの設定

 

1.アクションを実行するためのタグイベントを作成します。

 

今回の例では、U01.F01.T01がTRUEになったらイベントが発生するように設定します。

 
c_action_0132

 
実行アクションに「A01」を設定します。
 
c_action_0365