アクションの基本

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > サーバ作成ガイド > アクション編 >

アクションの基本

アクションとは

Panel Serverが提供する各種サーバ機能のことを、「アクション」と呼びます。アクションが提供する機能としては、ロギング、アラーム監視、レポート集計(日報・月報・年報)、タグ同士の演算、FTPやメールの送信、外部アプリケーションの実行、異なるPLCのタグ同士をブリッジするゲートウェイなどの多彩な機能が用意されており、様々な処理を簡単に構築することができます。

 

アクションは基本的に「イベント」からの呼び出しをトリガとして実行されます。また、アクションの中にはクライアント機能である「Panel Browser」から接続して利用されるサーバ機能を持ったアクションもあります。尚、アクションにはサーバ機能のみのアクションもあり、それらはイベントからの呼び出しでは無く、クライアントから接続する事で機能を利用する事ができます。

 

アクションの追加は、Panel Serverのツリー選択ビューの「Action」から行います。

c_action_0001

 

 

attention

複数のアクションで、1つの共通したリソースを重複して設定することはできません。例えば複数のアクションで同じフォルダやファイル、DBの場合であれば、同じテーブルを指定することはできません。

 

非サポートの例)

複数のロガーアクション(ODBC)で同じ「テーブル」を指定する。

複数のロガーアクション(CSV)で同じ「ファイル」や「フォルダ」を指定する。

複数のサマリーアクションにて同一の「サマリフォルダ」を指定する。

 

※上記では、「テーブル」「ファイル」「サマリフォルダ」がリソースとなります。

 

 

 

アクションの動作

アクションはイベントをトリガとして実行されます。1つのアクションは複数のイベントから実行することができます。複数のイベントが同時に発生した場合、呼び出された順番に実行されます。

 

c_action_0002

 

タグイベントを応用することで、PLC や外部アプリケーションからの信号値をトリガとしてアクションを実行させることができます。

 

c_action_0003

 

 

hint

複数のイベントからのアクション起動については、「同じアクションを複数のイベントで実行」を参照下さい。