AlarmAnalog5

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AlarmAnalog5

機能説明

アナログアラーム用フィルタです。

 

ディレイタイマ、デッドバンドにも対応しています。

 

IN/OUT

引数

IN1

ブール

有効・無効

IN2

数値

監視対象デバイス値

IN3

数値

前回アラーム検出結果

IN4

文字

アラーム検出タイプ。11桁の文字で指定する。オンライン中に切り替え可能。

例)00001111110

0番目

下限アラームを検出するかどうか

1番目

上限アラームを検出するかどうか

2番目

下下限アラームを検出するかどうか

3番目

上上限アラームを検出するかどうか

4番目

偏差下限アラームを検出するかどうか

5番目

偏差上限アラームを検出するかどうか

6番目

下側不感帯を有効にするかどうか

7番目

上側不感帯を有効にするかどうか

8番目

下下側不感帯を有効にするかどうか

9番目

上上側不感帯を有効にするかどうか

10番目

値のタイプ(0-数値 1-力率 2-力率パーセント)

※上下限アラーム(下限アラーム/上限アラーム/下下限アラーム/上上限アラーム)と偏差アラーム(偏差下限アラーム/偏差上限アラーム)を同時に有効にすることはできません。もし同一クラス内で、同時に検出したい場合は、AlarmAnalog5構造化タグフィルタを2つ用意し、それぞれ別々のメンバ(例えばOutputValue1/OutputValue2など)に出力してください。

IN5

数値

偏差アラーム基準値

IN6

数値

偏差アラーム下限偏差値

IN7

数値

偏差アラーム上限偏差値

IN8

数値

上下限アラーム下下限値

IN9

数値

上下限アラーム下限値

IN10

数値

上下限アラーム上限値

IN11

数値

上下限アラーム上上限値

IN12

数値

アラーム発生ディレイ時間(秒)

IN13

数値

アラーム復帰ディレイ時間(秒)

IN14

数値

ヒステリシス下下限値

IN15

数値

ヒステリシス下限値  ※偏差下限アラームにも適用されます

IN16

数値

ヒステリシス上限値  ※偏差上限アラームにも適用されます

IN17

数値

ヒステリシス上上限値


 


OUT1

ブール

アラーム検出結果

 

 

例)

[AlarmAnalog5]

IN=Enable

IN=Value

IN=OutputValue

IN=LimitType

IN=Reference

IN=DeviationLow

IN=DeviationHigh

IN=LowLow

IN=Low

IN=High

IN=HighHigh

IN=OnTimer

IN=OffTimer

IN=HysteresisLowLow

IN=HysteresisLow

IN=HysteresisHigh

IN=HysteresisHighHigh

OUT=OutputValue

 

Valueの値によってアラームを検出し、OutputValueにアラームの状態を数値で出力します。

 

 

 


 

上下限アラーム

 

上下限アラーム(下限アラーム/上限アラーム/下下限アラーム/上上限アラーム)を検出したい場合、IN4(LimitType)の0~3番目で検出したいアラームを1にします。

 

以下はアラーム状態におけるOutputValueへの出力値です。

OutputValue出力値

発生条件

復帰条件

アラーム無し

0

以下以外の範囲

以下以外の範囲

下限アラーム

1

Value < Low

Value ≧ (LowLimt + HysteresisLow)

上限アラーム

2

Value > High

Value ≦ (HighLimit - HysteresisHigh)

下下限アラーム

3

Value < LowLow

Value ≧ (LowLowLimit + HysteresisLowLow)

上上限アラーム

4

Value > HighHigh

Value ≦ (HighHighLimit - HysteresisHighHigh)

 

 

上下限アラーム(下限アラーム/上限アラーム/下下限アラーム/上上限アラーム)の検出は下図の動作となります。

c_tags_0049

 

 


 

偏差アラーム

 

偏差アラーム(偏差下限アラーム/偏差上限アラーム)を検出したい場合、IN4(LimitType)の4~5番目で検出したいアラームを1にします。

 

以下はアラーム状態におけるOutputValueへの出力値です。

OutputValue出力値

発生条件

復帰条件

アラーム無し

0

以下以外の範囲

以下以外の範囲

偏差下限アラーム

1

Value < (Reference - DeviationLow)

Value ≧ (Reference - DeviationLow + HysteresisLow)

偏差上限アラーム

2

Value > (Reference + DeviationHigh)

Value ≦ (Reference + DeviationHigh - HysteresisHigh)

※発生の場合は発生条件がOnTimer(秒)継続した場合に出力値(OutputValue)が変化します。

復帰の場合は復帰条件がOffTimer時間(秒)継続した場合に、出力値(OutputValue)が変化します。

 

 

偏差アラーム(偏差下限アラーム/偏差上限アラーム)の検出は下図の動作となります。

c_tags_0050

 

 


 

ディレイタイマ/ヒステリシス

 

ディレイタイマ(IN12/IN13)を使用してアラームの発生や復帰を遅らせる事ができます。

アラームの発生時にアラーム発生ディレイ時間(IN12)で指定した秒だけ遅らせてOutputValueに値を出力します。

同様に、アラーム復帰時にアラーム復帰ディレイ時間(IN13)で指定した秒だけ遅らせてOutputValueに値を出力します。

また、ヒステリシス(IN14~IN17)を使用してアラームの解除のリミットからずらすことができます。

例えば、上下限アラーム上限値(IN10)を100に設定し、ヒステリシス上限値(IN16)を10に設定すると、値が90以下にならないとアラーム解除になりません。

 

c_tags_0051