フォーム名とビュー名について

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フォーム名とビュー名について

フォーム名

フォームには必ず名前をつけます。又、フォームは開いていない状態では、スクリプトから操作することはできません。フォームを開くためにはルートメソッドの「OpenForm」を使用します。以下のようにOpenForm呼び出しの直後から、スクリプトからフォームを参照することができるようになります。

 

::OpenForm("Form01");

::Form01.FillColor = "#00FF00";

 

Ver6以降では、同一のフォーム名であってもフォルダを分けて管理することが可能となりました。フォルダ名を指定してフォームを開く際には、以下のようにフォルダ名とフォーム名を「.」(ピリオド)で区切って指定します。

 

::OpenForm("Folder01.Form01");

 

尚、上例のようにフォルダ名を指定してフォームを開いた場合、スクリプトから当該フォームのオブジェクトを参照する際には、フォルダ名とフォーム名の区切り文字に指定した「.」(ピリオド)を、「_」(アンダーバー)に置き換えて参照する必要があります。

 

::OpenForm("Folder01.Form01");

::Folder01_Form01.FillColor = "#00FF00";

 

 

hint

OpenFormメソッド等でフォームを指定する際には、フォーム名が一意の名称の場合はフォルダを含めて指定する必要はありません(フォルダ名を指定してフォームを開いた場合、スクリプトからアクセスする際に上例のような注意が必要となるため、フォルダ指定が不要な場合はフォーム名のみを指定するようにします)。

 

hint

GetFormルートメソッドを使用してフォームオブジェクトにアクセスする方法もあります。詳しくはGetFormルートメソッドを参照してください。

 

var vObj = ::GetForm("Folder01.Form01");
::OpenMsg(vObj.Comment);

 

 

 

ビュー名

ビュー名とは、フォームをビューコントロールやフレームで開く際に、どのビュー(表示エリア)に表示するのかを指定するために使用される名称です。

又、フォームをダイアログとして開く際には、表示されたダイアログを識別するための名称としてビュー名が使用されます。

 

ビューの種別

解説

メインビュー

メインビューはデフォルトのフォーム表示エリアを指し、「MainView」という固定名称が定義されています。フレームを使用しない場合、ルートの「OpenForm」メソッドによるフォーム表示はメインビューに表示されます。フレームを使用する場合(ルートプロパティの「DefaultFrame」にフレームの設定が定義されている場合)、FRAMESETのMainパラメータで指定されたフレームがメインビューとなります。

フレーム内ビュー

ルートプロパティ「DefaultFrame」の設定でフレームを定義する場合、FRAMEのNameパラメーターで各フレームに個々のビュー名を定義します。尚、FRAMESETのMainパラメータでメインとして指定されたフレームについてはメインビューとなります。

ビューコントロール

ビューコントロールの「ViewName」プロパティで指定した名前がビュー名となります。

 

ダイアログ

OpenDialog」のダイアログパラメータのviewNameとして指定した名前がビュー名となります。ここで指定したビュー名は「CloseDialog」メソッドでダイアログを閉じる際に指定する名称などに使用します。

 

 

これらのビュー名を設定すると、以下のルートメソッドの引数ViewNameで指定が可能となります。

OpenViewForm / OpenHomeForm / ClearFormHistory / OpenPrevForm / OpenNextForm / IsHaveNextForm / IsHavePrevForm / GetCurrentForm /ResetZoom / SetZoom / GetZoom / SetStretch

 
ダイアログでは、前述のメソッドに加えて、以下のルートメソッドの引数viewNameでも指定が可能です。

ShowDialog / BringDialogToTop / SetModalDialog / CloseDialog

 
 

ビュー毎のフォームの開き方

 

ビュー種別

解説

メインビュー

 

ルートプロパティの「DefaultForm」で指定されたフォームが初期表示されます。ルートの「OpenForm」メソッドにより指定されたフォームを開きます。

フレーム内ビュー

 

ルートプロパティ「DefaultFrame」のフレーム設定で各FRAMEのBaseFormNameで指定されたフォームを初期表示します。FRAMESETのMainパラメータで指定されたフレームについては、メインビューとしてルートプロパティの「DefualtForm」で指定されたフォームを初期表示します。ルートの「OpenViewForm」メソッドによりビュー名、フォーム名を指定して開くことができます。

ビューコントロール

 

ビューコントロールの「BasedFormName」/「FormName」プロパティで指定されたフォームを初期表示します。ルートの「OpenViewForm」メソッドまたはビューコントロールの「OpenForm」メソッドにより指定されたフォームを開きます。

ダイアログ

 

OpenDialog」の第1引数で指定されたフォームをダイアログ表示します。

 

フォームをダイアログとして開くためには、共通メソッドの「OpenDialog」を使用します。以下のようにOpenDialog呼び出し直後から絶対パスが利用できます。

 

::OpenDialog("Form01","viewName:ViewDialog");

::Form01.FillColor = "#00FF00";

 

同じフォームを元に複数のダイアログを開く場合、絶対パスが重複する為、フォーム名(formNameパラメータ)とビュー名(viewNameパラメータ)を異なる名前で指定する事で利用できます。

 

::OpenDialog("Form01",c("viewName:ViewDialog1","formName:Dialog1"));

::OpenDialog("Form01",c("viewName:ViewDialog2","formName:Dialog2"));

 
::Dialog1.FillColor = "#00FF00";

::Dialog2.FillColor = "#FF0000";

 

尚、OpenDialogメソッドの第1引数に渡す元フォームのフォーム名には、フォルダ名を含めてフォームを指定することもできます(フォルダ名.フォーム名)。