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詳細ダイアログの概要
DCS標準サンプルには、各クラスに対応した詳細ダイアログが用意されています。構造化タグクラスのメンバ構成はクラス毎に異なるため、ダイアログの表示項目もそれぞれ異なります。
詳細ダイアログは以下から呼び出すことができます。
・信号リスト画面(管理者用)
・コントロール画面のフェースプレート
・シンボルクリック時のフェースプレートダイアログ
DCS標準サンプルでは、管理者権限のあるユーザーでログインした場合のみ詳細ダイアログを開くことができます。その他のユーザーの場合は、呼び出しボタンが無効状態になっており、ダイアログを開くことができないように実装されています。
■詳細ダイアログ一覧
対応クラス |
名称 |
フォームID |
SYSMAC.CJ.SI |
入力スイッチ |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_SI |
SYSMAC.CJ.SO |
出力スイッチ |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_SO |
SYSMAC.CJ.PVI |
数値指示 |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_PVI |
SYSMAC.CJ.SVO |
数値設定(SV) |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_SVO |
SYSMAC.CJ.MVO |
数値設定(MV) |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_MVO |
SYSMAC.CJ.CNT |
カウンタ |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_CNT |
SYSMAC.CJ.PR |
比率設定 |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_PR |
SYSMAC.CJ.PID |
基本PID |
CORE_SignalDlg_SYSMAC_CJ_PID |
MELSEC.QnPH.SI |
入力スイッチ |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_SI |
MELSEC.QnPH.SO |
出力スイッチ |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_SO |
MELSEC.QnPH.PVI |
数値指示 |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_PVI |
MELSEC.QnPH.SVO |
数値設定(SV) |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_SVO |
MELSEC.QnPH.MVO |
数値設定(MV) |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_MVO |
MELSEC.QnPH.CNT |
カウンタ |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_CNT |
MELSEC.QnPH.PR |
比率設定 |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_PR |
MELSEC.QnPH.PID |
基本PID |
CORE_SignalDlg_MELSEC_QnPH_PID |
詳細ダイアログの仕様
以下に、基本PIDの詳細ダイアログを例として、詳細ダイアログの仕様を解説します。
■PID詳細ダイアログ
詳細ダイアログでは、クラスの種別に応じて、画面右側部分に対象クラスのフェースプレートが埋め込まれて表示されます。
■基本情報設定
エディットボックスやコンボボックスに表示されているデータ項目は、詳細ダイアログからオンライン中に自由に変更することができます。
設定を保存する際は、画面下部の「適用」または「OK」ボタンをクリックします。
「適用」の場合、保存後も画面を閉じずに継続して画面を表示した状態を維持します。「OK」の場合、設定を保存後に画面を閉じます。複数のデータ項目を編集した状態で保存を行うと、変更した全てのデータ項目を一括で保存します。もしも、設定編集中にキャンセルをクリックすると、未保存で閉じるかどうかの確認メッセージが表示されます。
■操作禁止設定
各クラスには、上位側のみの機能として「操作禁止」の設定を行うことができます。この設定は上位システム内のみで有効な属性です。
操作禁止を設定すると、フェースプレートの表示が「操作禁止」となり、全てのボタン、パラメータの変更ができない状態になります。
■アラーム一時除外設定
上位側のみの機能として「アラーム一時除外」の設定を行うことができます。
この設定を行うと、警報を一時的に無効にすることができます。警報設定を削除してしまうのではなく、警報検出のみを無視することができます。機器が故障した際など、交換までの間の警報鳴動を一時的に無効にしたい場合などに使用します。
■警報設定
警報設定は以下のような編集エリアから行います。警報の有効・無効、警報レベル、しきい値、警報メッセージを運用中に自由に変更することができます。
尚、未復帰の警報が残っている場合は、アラームレベルの変更は禁止状態(選択不可)になります。
■PIDパラメータ設定
PIDパラメータ設定については、パラメータ横の「書込」ボタンから書込みが可能です。このパラメータの書込みは、適用ボタンおよびOKボタンによる保存項目には含まれておりません。