サーバ二重化構成での運用(DCSサンプル編)

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サーバ二重化構成での運用(DCSサンプル編)

概要

 

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Panel Serverの二重化設定に関する詳細は、本マニュアルの運用ガイドの「二重化機能」を参照してください。

 

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本頁の解説では、ネットワークドライブの設定を「X」ドライブとして説明を行います。実際に設定を行う際には、環境に合わせた指定にしてください。

 

 

DCSサンプルアプリケーションをサーバ二重化構成で運用する場合、以下の点に注意してください。

 

■ネットワーク共有について

 

PA-Panelの二重化構成では、Windowsの標準機能が提供するネットワーク共有機能を利用しています。

主系、待機系の両PC間でのネットワーク共有を、以下のような構成となるように設定てください。

 

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■二重化設定箇所

 

以下の箇所に対して二重化の設定を行う必要があります。

 

二重化設定箇所

概要

システムフォルダ設定

 

構造化タグの値保持場所の二重化設定を行います。

 

環境変数設定

 

環境変数に、メイン側、サブ側の設定値を登録します。

 

ディスクタグの保存場所設定

 

システムにあらかじめ登録されている「DISK」というメモリデバイスユニットはHDD上に値保持を行うように設定されています。この保存場所に対する二重化設定が必要です。

アクションの二重化設定

 

PA-Serverに登録されているアクションのうち、二重化設定が必要なアクションについて二重化設定を行います。

二重化インターフェースの設定

 

二重化インターフェース(Redundancy)のプロパティ設定に二重化のためのIPアドレス等の設定を行います。

クライアント設定ファイル

 

PA-Client.iniのPSNode、PSNode2、PSNodeRedundancyなどの二重化設定を行います。

 

サーバ起動時の運用オプション設定

 

PA-Server起動時の動作モードを設定します。「自機をメイン機として起動する」「自機をサブ機として起動する」のうち、適切なモードを選択します。この設定は必ず実機PC上で行う必要があります。