サーバのランタイム実行

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サーバのランタイム実行

サーバのランタイム実行形式

PA-Panelでは、サーバ機能の設定作業はPanel Serverで行います。サーバ機能の設定作業とは、PLCとの通信設定、タグの登録、アクション、イベントの設定などです。Panel Serverに対する設定値は「サーバ設定ファイル」に保存され、運用時のサーバ機能のランタイム実行は、Panel Serverをオンライン実行する事によって行います。

 

 

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実運用時には、開発時に構築したプロジェクトフォルダ一式をPanel Serverを実行する実機PCに配置して、Panel Serverをオンライン実行してください。

 
Panel Serverをランタイム実行するには、以下の方法があります。

 

サーバのランタイム実行形式

手動による

ランタイム実行

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Panel Serverからサーバ設定ファイルを開き、Panel Serverの画面上部にあるRUNアイコンによって手動で実行する方法です。

 

各アイコンの意味は、左から以下の通りです。

 

オフライン

 

通信を停止し、サーバの処理を停止します。

 

オンライン(デバック)

 

仮想通信によるサーバ処理の実行を行います(PLCとは通信を行いません)。PLCが手元に無い場合などに使用します。

 

オンライン(モニタ)

 

PLCと通信を行い、サーバ処理の実行を行います。PLCの現在値の確認やPLCへの値の書き込みが行えます。

 

オンライン(最速)

 

PLCと通信を行い、サーバ処理の実行を行います。「オンライン(モニタ)」との違いとして、Panel Serverは最小化されてタスクトレイにアイコン表示された状態で実行されます。最小化での実行により画面描画に関係するリソースを抑えます。

尚、タスクトレイに表示されているアイコンをダブルクリックする事で、オンライン(モニタ)モードで画面が表示されます(アイコン実行から画面表示の状態に切り替わる際も、PLCとの通信が遮断されることはありません)。

 

 

尚、この方法は主に開発段階やテストの際に手動で実行する方法です。ほとんどのケースにおいて実運用の開始以降はサーバ機能は自動的に実行されるべきものであり、一般的には以下の「自動起動設定によるランタイム実行」による実行を行います。

 

自動起動設定による

ランタイム実行

 

Panel Serverの自動起動設定により、Panel Serverが起動した際に自動的にランタイム実行させることができます。自動起動設定の詳細については「Panel Serverの自動起動」にて解説します。