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タグCSVファイルの読み込み/書き出し機能
タグの設定情報は、CSVファイルに書き出したり、CSVファイルから一括で読み込むことができます。
タグ情報を描きだしたタグCSVファイルは、Excelなどで編集して再び読み込むことが可能です。この機能は、大量のタグを管理する上で便利な機能です。
CSVファイルとはテキストファイルの一種で、収められているデータが「,」(カンマ)と改行によって区切られているファイルです。 単純なファイル形式のため、多くのアプリケーション、特に表計算ソフト(Excelなど)でサポートされています。 また、CSVファイルは単なるテキストファイルのため、メモ帳などのテキストエディタでも編集することができます。 |
CSVファイルへの書き出しと読み込みは、以下のメニューから行うことができます。
このメニューはツリー選択ビューから「Driver」を右クリックすることによって表示されます。
この機能によって書き出されたタグCSVファイルには、タグの情報が一行ずつ保存されています。
1行は3列で構成されており、ユニット、フォルダ、タグともに、パラメータ文字列を指定することができます。パラメータ文字列に関する詳細ついては、機能解説の「パラメータ文字列」を参照してください。
タグ情報のCSVファイルフォーマットは以下のとおりです。
“ユニット名#パラメータ文字列” , ” フォルダ名#パラメータ文字列” , ” タグ名#パラメータ文字列” |
尚、タグが含まれるユニットやフォルダが、1つ上のタグと同一だった場合、そのユニットやフォルダを、「*」で置き換えることができます。
“ユニット1” , ”フォルダ1” , ”タグ1” “*” , ” *” , ”タグ2” “*” , ” *” , ”タグ3” “ユニット2” , ”フォルダ1” , ”タグ1” “*” , ” *” , ”タグ2” : : :
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例)三菱AシリーズRS-232C
"U01#MIT.A.R:1,19200,7,1,E,0,10,500,10,500,0,Y,Y,Y,1" , "F01#FF,00" , "T01#D0000" "*" , "*" , "T02#D0001" "*" , "*" , "T03#D0002"
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CSVファイルによるタグ編集の具体例
以下に、CSVファイルによるタグ編集の作業手順の例を説明します。
※既に数点のタグが登録されていること前提に解説します。
1.左側のツリーの「Driver」を右クリックし「CSVファイルへの書き出し」を選択
2.任意のファイル名を指定してOKを押す
ここで、ファイル名の拡張子を「.csv」としておく事で、Excelから直接開くことができるようになります。
3.ExcelからCSVファイルを開く
以下は、既に数値タグが1点登録されている状態です。ここでは例として2点の数値タグを追加します。
4.以下のような2行を追加し、CSVファイルを上書き保存する
5.編集したCSVファイルを読み込む
左側のツリーの「Driver」を右クリックし「CSVファイルの読込み」を選択します。
6.「T0002」「T0003」が追加されていることを確認する
「CSVファイルの読込み」を行った場合、全てのユニットのタグを再作成します。 残しておきたいユニットやタグがあったとしてもCSVに定義されていないものは、全てクリアされてしまいます。 ユニットやタグ等定義したものを残しつつ、新たにCSVファイルのタグを追加したい場合は、「CSVファイルの追加読込み」を選択してください。 |
Excelには、数値を自動的にインクリメントして行のデータを連続的にコピーする機能があります。この機能で大量な行の連番を簡単に作成し、かつ、Excelの数式を利用してパラメータ文字列をうまく生成するように工夫することで、簡単に大量のタグを編集することができます。
例) 1.C1のセルに「=E1 & “#” & F1」という式を書く。またE1、F1にそれぞれタグ名(T01)とパラメータ文字列(D0000)を記述する。
2.E1、F1にそれぞれタグ名(T01)とパラメータ文字列(D0000)を記述する。
3.すると、以下のような自動生成が行われるので、A列からC列までを他のシートにコピーしてCSVファイルとして保存し、タグとして取り込む。
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