Redundancyインターフェースの基本

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Redundancyインターフェースの基本

二重化の生存確認

メイン、サブの両Panel Serverは、二重化用通信ラインによってお互いの生存確認を常時行います。この生存確認処理は、TCP/IPベースの弊社独自プロトコルによって行われます。具体的には、定期的に生存確認の問い合わせを行い、応答が無かった場合、相手が何かしらの原因により停止したものと判断します。

 

平常時、サブ側のPanel Serverは待機状態となっており、PLCとの通信や各種アクションなどの処理はメイン側のPanel Serverが行います。サブのPanel ServerからメインのPanel Serverの生存が確認できなかった場合に、それまで待機していたサブのPanel Serverは自動的にメインとして昇格し、PLCとの通信、その他のアクション処理などを開始します。

 

 

二重化通信ライン

二重化処理を行うための通信ラインとして「二重化用通信ライン1」「二重化用通信ライン2」の二系統まで設定する事ができます。通信ラインを二系統使用して冗長化することにより、二重化処理の信頼性を高めることが出来ます。

 

二重化用通信ラインを二系統使用する場合の推奨構成は、複数のLANカードを用いたネットワーク構成です。この構成では、各通信ラインが異なるLANカードを使用するように設定します。常用の通信経路(PLCとの通信やPanel ServerとPanel Browser間での通信)と二重化処理用の通信経路を、それぞれ別々のLANカードが使用されるように設定する事により、信頼性の高い二重化構成を構築する事ができます。

 

 

基本設定

Redundancy(二重化)インターフェースの基本設定では、以下の項目を設定することができます。

 

インターフェース仕様

基本設定

c_interface_0175
 

二重化用通信ライン1
メイン/サブのIPアドレス及びポート番号を指定します。
 

二重化用通信ライン2
二重化用通信ラインを冗長化する場合に「二重化用通信ライン2を有効にする」にチェックを入れて、二重化用通信ライン2のメイン/サブのIPアドレス及びポート番号を指定します。
 

 

 

Redundancyインターフェースのシステムタグ

Redundancyインターフェースには、システムタグが用意されています。

 

システムタグの詳細についてはAppendixの「システムタグ」を参照してください。