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PLCの二重化モード設定
メイン側、サブ側(待機側)の2台のPLC(もしくは二重化PLC)が接続されている環境において、メイン側に障害が発生した場合にサブ側のPLCに接続先を自動的に切り替えることができます。
この設定はユニットごとに行うことが可能となっており、プロパティの「二重化」タブから設定します。
二重化モードの設定には、以下から選択することができます。
▪無効にする
切り替えを行いません。
▪手動で行う
以下のメニューから手動で切り替えることができます。
▪自動で行う(切り替え後はサブで通信しつづけます)
メイン側のPLCとの通信が連続して失敗することによってデバイスダウンと認識された場合、通信対象をサブ側PLCに切り替えます。このモードでは、切り替え後にサブ側でも障害が発生した場合に、メイン側への復帰を行いません。なお、自動モード中であっても手動で切り替えることもできます。
▪自動で行う(サブで再ダウンした場合、メインへ戻します)
メイン側のPLCとの通信が連続して失敗することによってデバイスダウンと認識された場合、通信対象をサブ側PLCに切り替えます。このモードでは、切り替え後にサブ側でも障害が発生した場合に、メイン機に再び切り替えます。つまり、障害が発生するたびにメインとサブを交互に切り替えます。なお、自動モード中であっても手動で切り替えることもできます。
二重化パラメータの設定方法
二重化パラメータの設定は以下のように行います。メイン側の接続設定(メイン側の接続設定方法は「通信設定」を参照)を行った上で、以下の手順で設定を行ってください。
1.以下のチェックボックスにチェックを入れる
2.現在の設定を取り込むボタンを押下する
ボタンを押下することでユニットに設定されている通信設定のパラメータが表示されます。
3.サブ機(待機系)のパラメータ設定に書き換える
現在表示されているものはメインの通信パラメータであるため、サブのものに書き換えます。主に書き換える設定としては、PLC側のIPアドレス及びポート番号になります。第3引数と第4引数がPLC側のIPアドレスとポート番号に該当するため、こちらを書き換えてください。
フォルダ単位で通信を行っている場合は、フォルダの2重化設定でパラメータの設定を行ってください。
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