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ビジュアルテーマのカスタマイズについて(VisualThemeConfルートプロパティ)
ビジュアルテーマのカスタマイズは、VisualThemeConfルートプロパティを定義する事によって行うことができます。
(VisualThemeConfの定義イメージ)
[GRAY_3D] Comment=Gray 3D (Blue menu) @FillColor=#FFFFFF @FormColor=#F0F0F0 ・・・
[GRAY2_3D] Comment=Gray 3D (Gray menu) All=GRAY_3D @HeaderFillColor=#4F4F4F @MenuFillColor=#F6F6F6 ・・・
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ビジュアルテーマの書式仕様
ビジュアルテーマの定義は以下の書式に従って記述します。
[ビジュアルテーマ名]
Comment=ビジュアルテーマのコメント
@色書式名=RGB書式
・・・
まず、ビジュアルテーマ名を [ ] で囲んで定義します。ここで定義したビジュアルテーマ名は、ビジュアルテーマ名を取得するためのルートメソッド(GetVisualThemes)によって取得することがでるようになります。
例)[GRAY]
続いて、Commentプロパティにコメントを付与します。このコメントの定義により、ビジュアルテーマのコメントを取得するためのルートメソッド(GetVisualThemesComment)によってコメントを取得することがでるようになります。例えば、ライブラリ部品の標準フレームワークでは、メニューから表示されるビジュアルテーマの名称にはこのコメントを表示しています(※実際のテーマの切り替え処理は、GetVisualThemeメソッドで取得したビジュアルテーマ名をルートのVisualThemeメソッドに代入することで行っています)。
例)Comment=Gray 3D (Blue menu)
続いて、色書式を定義します。ビジュアルテーマの色書式の先頭は、必ず「@」で始まる文字列である必要があります。「@色書式名=」に続けて#で始まるRGB書式で色を指定します。
例)@FillColor=#FFFFFF
尚、「All」プロパティを指定することで、他のビジュアルテーマの設定値を継承することができます。ほとんど同様の色表示仕様のビジュアルテーマをもとに一部の表示色のみを変更したい場合などは、Allプロパティを利用すると便利です。
[ビジュアルテーマ名]
Comment=ビジュアルテーマのコメント
All=継承元ビジュアルテーマ名
@色書式名=RGB書式
・・・
尚、複数の書式を追加する場合は、[ ] のセクションを新たに作成し、続けて定義することができます。
[USERTHEME01] Comment=User Theme 01(GRAY CUMSTOM) All=GRAY @FillColor=#FFFFEE @FormColor=#F0F0EE ...
[USERTHEME02] Comment=User Theme 02(BLACK CUSTOM) All=BLACK @FillColor=#282800 @FormColor=#282800 ...
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カスタマイズ例
参考として、VisualThemeConfプロパティの設定例を紹介します。
■新規テーマの追加
既存のテーマ「GRAY」を継承した新たなテーマ「GRAY_CUSTOM」を追加します。
ルートのVisualThemeConfプロパティの編集ダイアログから、以下のように入力します。
[GRAY_CUSTOM] Comment=Gray (Custom) All=GRAY @FillColor=#F2F2F2 @FormColor=#BFBFBF
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まず、上例の「All=GRAY」により、既存のテーマ「GRAY」の色仕様を継承しています。
続いて定義されている「@FillColor」および「@FormColor」が、既存のGRAYテーマに対してカスタマイズされる色書式です。
「@FillColor」は、エディットボックスなどのFillColorで使用されています。GRAYテーマの@FillColorのデフォルト色#FFFFFF(白)からグレーに変更されます。
「@FormColor」は、フォームの背景色などで使用されており、GRAYテーマの@FormColorのデフォルト色「#F0F0F0」(白に近いグレー)から少し濃いめのグレーに変更されます。
VisualThemeConfに既存のテーマ名(たとえば、GRAY、GRAY_3Dなど)を指定してビジュアルテーマを定義すると、既存のテーマの設定を上書きすることができます。 |