ロケール関連プロパティ

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ロケール関連プロパティ

ロケール関連プロパティ

ロケールに関するプロパティとして、以下のプロパティが用意されています。

 

オブジェクト

プロパティ

説明

ルート

Locale

ロケール設定の代表プロパティです。本プロパティに全体で共通的に使用するロケールIDを指定することができます(※ロケールIDとは、「ja」「de」「un」などのID)。

 

ロケール関連プロパティのうち、LocaleLanguageルートプロパティ、LocaleNumberルートプロパティ、及びLocaleDateTimeルートプロパティに「DEFAULT」が指定された場合は、本プロパティの設定が採用されます。本プロパティにも「DEFAULT」を指定した場合の動作については、下記の各プロパティの記述を参照してください。

 


LocaleLanguage

 

フォーム呼び出し時に表示対象とするロケールIDを指定することができます。本プロパティに「DEFAULT」を指定した場合は、Localeルートプロパティの設定が採用されます。尚、本プロパティおよびLocaleルートプロパティのいずれもDEFAULTとした場合は、Windowsの表示言語の設定に従います。

 

本プロパティはフォームのLocaleLanguageプロパティと組み合わせて使用します。詳細は下記のフォームのLocaleLanguageプロパティを参照してください。

 


LocaleNumber

 

数値書式のロケールIDを個別に指定することができます。本プロパティに「DEFAULT」を指定した場合は、Localeルートプロパティの設定が採用されます。尚、本プロパティおよびLocaleルートプロパティのいずれもDEFAULTとした場合は、Windowsの地域設定の設定に従います。

 


LocaleDateTime

 

日時書式のロケールIDを個別に指定することができます。本プロパティに「DEFAULT」を指定した場合は、Localeルートプロパティの設定が採用されます。尚、本プロパティおよびLocaleルートプロパティのいずれもDEFAULTとした場合は、Windowsの地域設定の設定に従います。

 

フォーム

LocaleLanguage

 

フォーム毎に個別にロケールIDを指定することができます。

 

各国語対応を行う場合などに、同一のフォーム名のフォームを複数用意して、各フォームのLocaleLanguageに目的のロケールIDを設定しておくと、OpenFormメソッドなどによる画面呼び出しが行われた時に、ルートのLocaleLanguageプロパティの設定と同じロケールIDが設定されたフォームが自動選択されて表示されるようになります。

 

具体的な例としては、例えば同じ名称のフォーム「Form01」を2つ用意し、それぞれのフォームのLocaleLanguageプロパティに、「ja」と「en」を設定しておきます。そして、LocaleLanguageルートプロパティを「ja」(もしくは、日本語OS上で動作させる場合、「DEFAULT」(OS設定に従う)としても可)とした状態でOpenFormメソッドでForm01を表示すると、フォームのLocaleLanguageプロパティが「ja」のフォームが自動的に選択されて表示されます。同様に、LocaleLanguageルートプロパティを「en」としてForm01を呼び出すと、「en」のフォームが表示されます。

 

 

 

hint

国際化対応のために、システムの表示言語、数値書式、日時書式を意識して監視システムを構築する必要がある場合、Localeルートプロパティ、LocaleLanguageルートプロパティ、LocaleNumberルートプロパティ、LocaleDateTimeルートプロパティの設定を適切に行う必要があります。例えば、表示言語、数値書式、日時書式とも、共通的に英語「en」にしたい場合は、LocaleルートプロパティにロケールID「en」を設定し、その他のロケール関連ルートプロパティをDEFAULTとしておきます。一方で、表示言語、数値言語は英語「en」とし、日時書式のみを日本「ja」としたい場合などは、LocaleDateTimeルートプロパティに「ja」を指定します。

 

■Localeが「DEFAULT」の場合

Locale:DEFAULT

LocaleLanguage:DEFAULT ← Windowsの表示言語の設定が採用される。

LocaleNumber:DEFAULT ← Windowsの地域設定が採用される。

LocaleDateTime:DEFAULT ← Windowsの地域設定が採用される。

 

■LocaleにロケールID「en」を明示した場合

Locale:en

LocaleLanguage:DEFAULT ←Windowsの設定に関係なく 「en」が採用される。

LocaleNumber:DEFAULT ← 同上。「en」が採用される。

LocaleDateTime:DEFAULT ← 同上。「en」が採用される。

 

■LocaleにロケールID「en」を指定し、かつ日時書式のみ日本「ja」としたい場合

Locale:en

LocaleLanguage:DEFAULT ← 「en」が採用される。

LocaleNumber:DEFAULT ← 「en」が採用される。

LocaleDateTime:ja ← 日時書式のみ「ja」が採用される。