コントロール検索の置換操作(オブジェクト)

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > 画面作成ガイド > Panel Editorの高度な編集機能 > コントロール検索 >

コントロール検索の置換操作(オブジェクト)

コントロール検索の置換操作(オブジェクト置換)

Panel Editorのコントロール検索機能のうち、オブジェクトの置換操作について解説します。

 

コントロール検索の置換機能(オブジェクト置換)では、置換元とするオブジェクトをあらかじめ選択しておき、検索操作でヒットしたオブジェクトを置換元オブジェクトの内容をもとに置き換える機能が用意されています。この機能により、オブジェクトそのものを置き換えたり、プロパティやスクリプトコードだけを置き換えることができます。

 

オブジェクトの置換操作は以下の部分から行います(※以下の処理対象切り替えのアイコン操作により、以下の部分の表示が切り替わります)。

 

fap_s_0094

 

fap_s_0086

変換元オブジェクトを選択します。変換元オブジェクトの選択状態により、以下のように表示が切り替わります。

 

fap_s_0086  fap_s_0087

 

fap_s_0088

置換の処理対象の切り替えアイコンです。オブジェクトの置換を行う場合は、右側のアイコンを選択してください。

※左側のアイコンを選択すると、「プロパティの置換」に切り替わります。

fap_s_0089

オブジェクト置換の処理条件を設定します。

クリックすると置換条件ダイアログが表示されます。

 

fap_s_0019

検索リストで選択されている行を1行のみ置換します。置換後、選択中の行にとどまります。

 

fap_s_0021

検索リストに表示されている全ての行を、一括で置換します。

 

fap_s_0023

検索リストで選択されている行を1行のみを置換し、次の行に移動します。この操作は、置換対象の行を1行ずつ確認しながら進めていきたい場合などに適しています。

 

fap_s_0025

検索リストで選択中の行から、次の行に移動します。置換処理は何も行いません。

 

fap_s_0026

検索リストで選択中の行から、前の行に移動します。置換処理は何も行いません。

 

fap_s_0074

置換をキャンセルし、元に戻します(アンドゥ)。

 

fap_s_0075

置換のアンドゥをキャンセルします(リドゥ)。

 

 

また、検索リストの以下の列のチェックを入れるかどうかで、置換の対象とするか否かを選択することができます。チェックマークをマウスでクリックするとチェックのON/OFFが切り替わり、チェックを外すことで置換処理の対象外とすることができます。例えば、チェックが外れている行は「1行のみ置換して次の行に移動」の操作を行っても、置換処理を行わずに次の行に移動します。

 

fap_s_0095

 

 

以下に、置換操作の操作方法について解説します。

 

1.オブジェクト検索を実行します。

 

ここでは例として、以下の検索条件で検索を行います。

 

fap_s_0096

 

オブジェクト ・・・ Button

検索条件 ・・・ 選択フォーム内を検索

 

検索結果がリストに表示されました。リストには、Form01上に配置されたすべてのボタンオブジェクトが表示されています。

 

fap_s_0097

 

 

hint

検索リストの列の構成は自由にカスタマイズすることができます。例えば、デフォルトで表示されている以外の任意のプロパティを追加することができます。列構成のカスタマイズは、検索リストの右端の列タイトルを右クリックして表示されるメニューから行います。

 

 

2.置換の処理条件を設定します。

 

置換条件の設定アイコン(赤の歯車)をクリックすると、置換条件の設定ダイアログが表示されます。

 

fap_s_0098

 

(置換条件設定ダイアログ)

fap_s_0099

 

上ダイアログの設定項目は以下のとおりです。

 

設定項目

解説

コピー元からコピー先へのオブジェクト置換

以下から選択します。

 

項目

内容

オブジェクトを置換しない

オブジェクトの置換を行いません。

オブジェクトを置換する

置換元オブジェクトを元に、オブジェクトそのものを置換します。

 

コピー元からコピー先へのスクリプトのコピー

以下から選択します。

 

項目

内容

スクリプトをコピーしない

スクリプトのコピーを行いません。

スクリプトをコピーする

置換元オブジェクトのスクリプトを置換先オブジェクトにコピーします。グループオブジェクトの場合、親オブジェクトのスクリプトのみコピーします。

 

サイズ

以下から選択します。

 

項目

内容

コピー元のサイズに合わせる

置換先のオブジェクトのサイズを、置換元オブジェクトのサイズ(幅、高さ)に合わせます。

コピー元の高さに合わせる

同じく、置換元オブジェクトの高さに合わせます。

コピー元の幅に合わせる

同じく、置換元オブジェクトの幅さに合わせます。

コピー先のサイズを維持する

置換先のオブジェクトのサイズを維持します。

 

水平位置

以下から選択します。

 

項目

内容

置換後にオブジェクトのサイズが変わる場合、水平位置を左寄せで合わせる。

中央

同じく、水平位置を中央寄せで合わせる。

同じく、水平位置を右寄せで合わせる。

 

垂直位置

以下から選択します。

 

項目

内容

置換後にオブジェクトのサイズが変わる場合、垂直位置を上寄せで合わせる。

中央

同じく、垂直位置を中央寄せで合わせる。

同じく、垂直位置を下寄せで合わせる。

 

コピー元からコピー先へのプロパティのコピー

以下から選択します。

 

項目

内容

プロパティをコピーしない

プロパティをコピーしません。

全てのプロパティをコピーする

置換元のオブジェクトから全プロパティをコピーします。

以下に指定したプロパティをコピーする

プロパティのリストを指定し、指定したプロパティのみを置換元オブジェクトからコピーします。

以下に指定したプロパティ以外全てコピーする

プロパティのリストを指定し、指定したプロパティを除く全てのプロパティを置換元オブジェクトからコピーします。

 

※Name、Left、Top、Right、Widthプロパティは、自動的にコピー対象から除外されます。

 

コピー元からコピー先へのバインドのコピー

以下から選択します。

 

項目

内容

バインドをコピーしない

バインドをコピーしません。

全てのバインドをコピーする

置換元のオブジェクトから全てのバインド設定をコピーします。

以下に指定したバインドをコピーする

プロパティのリストを指定し、指定したプロパティのバインド設定のみを置換元オブジェクトからコピーします。

以下に指定したバインド以外全てコピーする

プロパティのリストを指定し、指定したプロパティを除く全てのプロパティのバインド設定を置換元オブジェクトからコピーします。

 

 

 

ここでは例として、「オブジェクトを置換する」を選択し、以下の手順によりオブジェクトそのものを置き換えます。

 

fap_s_0101

 

 

3.置換元のオブジェクトを選択します。

 

フォーム上で、置換元とするオブジェクトを選択します。ここでは例として、以下のボタンオブジェクトを選択します。

 

fap_s_0102

 

上画像のボタンが選択された状態で、コントロール検索のオブジェクト選択(以下の場合、「未選択」となっている四角枠部分)をクリックします。

 

fap_s_0103

 

すると、置換元オブジェクトが選択されました。選択されると以下のように「置換元選択済」と表示が変わります。

 

fap_s_0104

 

また、オブジェクト選択の四角枠にマウスカーソルを重ねると、以下のようにツールチップが表示されます。

表示内容から、現在の置換元オブジェクトの選択内容を知ることができます。

 

fap_s_0105

 

 

4.1行のみ置換

 

1行のみを置換する際の操作としては、検索結果リストで置換を行う対象の行を選択状態にし、1行置換の操作アイコンをクリックします。

 

fap_s_0106

 

 

上の操作後にフォーム上のオブジェクトを見てみると、置換を行った対象オブジェクトが選択元オブジェクトに置換されている事が確認できます。

 

fap_s_0107

 

 

5.一括置換

 

一括置換の操作としては、検索結果リストで置換を行いたい任意の行を選択状態にして(行の位置は任意)、一括置換の操作アイコンをクリックします。

尚、以下の例では、4行目のボタンのみ処理対象のチェックを外してあります(※コピー元オブジェクトのため)。

 

fap_s_0108

 

 

上の操作後にフォーム上のオブジェクトを見てみると、全てのボタンが置換元オブジェクトに置換されている事が確認できます。

 

fap_s_0109

 

 

6.置換をキャンセルする(元に戻す)

 

置換の結果をキャンセルする(置換前の状態に戻す)には、以下の操作により元に戻すことができます。

 

fap_s_0110

 

 

すると、置換処理がキャンセルされ、元に戻ります。

 

fap_s_0111

 

 

attention

オブジェクトの置換は慎重に行ってください。実行結果が意図した結果かどうかを必ず確認し、問題がある場合は「6」のキャンセル処理(アンドゥ)で元にもどしてください。