■TextTypeがTEXTの場合
TextFormatに数値を指定することで、入力可能とする最大文字数を指定することができます。
■TextTypeがNUMBERの場合
数値のみの入力に制限をしたい場合はTextTypeをNUMBERにします。
この場合、TextFormatには以下の2つの指定方法があります。
•書式(v1) ・・・ 旧フォーマットによる指定方法です(Ver5以前の旧書式)。詳細は以下参照。
•書式(v2) ・・・ Ver6以降で拡張されたフォーマット指定方法です。詳細は以下参照。
■書式(v1)
「数値の書式」「最小値」「最大値」「基数」「空文字を許可」「入力制限タイプ」「エラーメッセージ」「カンマ区切り」のパラメータを、カンマ「,」で区切って指定します。
先頭に接頭辞「v1:」を付与すると、書式(v1)として識別します。この接頭辞を省略すると、書式(v1)とみなします。
v1:数値の書式 , 最小値 , 最大値 , 基数 , 空文字を許可 , 入力制限タイプ , エラーメッセージ , カンマ区切り
特に指定をしたくないパラメータには、なにも記述せずカンマでつなげます。たとえば、「最小値」を特に指定したくない場合、「数値の書式 , , 最大値」とカンマを2回続けます。基数はなにも指定しなければ10進数となります。
1)数値の書式
0と#を用いて桁数を表現します。なにも指定しないと数値全般が入力可能になります。
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数値の書式
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例1
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00.000
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整数部2桁、小数部3桁の数値
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例2
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#.00
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整数部自由、小数部2桁の数値
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例3
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#
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整数部自由、小数なし
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例4
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00.#
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整数部2桁、小数部自由
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2)最小値
入力できる最小値。小数点も指定できます。なにも指定しないと最小値をチェックしません。
3)最大値
入力できる最大値。小数点も指定できます。なにも指定しないと最大値をチェックしません。
4)基数
入力可能な数値の基数。2進数、8進数、10進数、16進数が指定でき、それぞれ2、8、10、16(小文字にしたい場合16s)と指定します。なにも指定しないと10になります。
TextFormatでの書式
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基数
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2
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2進数
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8
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8進数
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10
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10進数
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16
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16進数(大文字)
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16s
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16進数(小文字)
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5)空文字を許可
空文字を許可するかどうかを指定します。「Y」の時、空文字を許可し、「N」の時、空文字を許可しません。何も指定しないと「N」と同じ意味になります。空文字を許可しない場合、オペレータが空文字(なにも入力しない状態)のままエンターキーを押すと、数値0がフォーマットに従い変換され表示されます。空文字を許可した場合、なにも入力しない状態でエンターキーを押すと、そのまま空の状態で表示されます。
6)入力制限タイプ
最大値、最小値のチェックの方法を指定します。何も指定しないと「TYPING」になります。
TextFormatでの書式
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入力制限タイプ
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TYPING
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数値入力制限をキー入力中に行います。最小値が0の場合、もしくは最大値と最小値が+-でちょうど反転している場合(最大値100、最小値 -100など)に適しています。最大値24、最小値 8など最小値が0でない場合、TYPINGの方法は使用できませんのでENTERを選択してください。
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ENTER
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入力を確定(ENTERキーを押した時)後に最大値及び最小値をチェックし、範囲外であった場合は、以前に確定していた数値に戻します。
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7)エラーメッセージ
最大値及び最小値をチェックし、範囲外であった場合、エラーメッセージをメッセージボックスで表示させるかどうかを指定します。入力制限タイプが「ENTER」の時のみ有効です。何も指定しないと「NONE」と同じ意味になります。
TextFormatでの書式
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エラーメッセージのタイプ
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NONE
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表示しません。
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Y
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メッセージの内容をロケールに従って自動切り替えします。
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JP
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日本語でエラーメッセージを表示します。
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EN
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英語でエラーメッセージを表示します。
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8)カンマ区切り
3桁ごとにカンマ区切りにするかどうかを指定します。「Y」の時、3桁ごとにカンマを付けます。何も指定しないと「N」になります。カンマ区切りは表示の時だけで、オペレータが入力する時はカンマは表示されません。
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最大値、最小値の入力制限を固定値ではなく、タグの現在の値で行いたい場合、以下のようにTextFormatプロパティにバインドを設定する方法もあります。
例)$D0を最小値、$D1を最大値とする場合
"," & CStr($D0) & "," & CStr($D1)
エディットボックスで入力中に最大値、最小値が変更されても、入力制限は変更されません。入力後、再び入力を開始した時に、最大値、最小値が変更されます。
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■書式(v2)
先頭に接頭辞「v2:」を付与すると、書式(v2)として識別します。
書式(v2)では数値の表示フォーマットをロケールに従った動作とすることができます。
v2:DecimalPlaces,Min,Max,Format
DecimalPlaces :小数点桁数を指定。省略すると「-1」(指定なし)
Min :最小値。0xを付加すると16進での指定となる(省略すると最小値のチェックを行わない)。
Max :最大値。0xを付加すると16進での指定となる(省略すると最大値のチェックを行わない)。
Format :空文字 or @LOCALE(LocaleNumberルートプロパティに従う) or @NUMBER or 数値書式名。
※末尾に<Prop1=Value1;Prop2=Value2>のようにプロパティを指定すると個別の動作指定も可能。
※何も指定しない場合、@NUMBERを指定した場合と同等の動作となる
数値書式に関する詳細は「数値書式」を参照してください。
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