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タグフィールドマスタについて
標準プロジェクトのサーバ設定ファイルには、あらかじめ「DemandSummary」という名称のサマリアクションが登録されています。
このサマリアクションはデマンド履歴のロギング・集計用として使用します。
サマリアクションのマスタファイルの1つに「タグフィールドマスタ」があります。タグフィールドマスタには、どのタグをロギング・集計の対象とするのかを定義します。
上記の「DemandSummary」アクションのタグフィールドマスタは、以下に格納されています。
(プロジェクトフォルダ)\server\demandsummary\fieldmaster_tag.csv
タグフィールドマスタはCSV形式のテキストファイルであり、メモ帳などのテキストエディタやExcelなどで自由に編集することができます。
ここでは、タグフィールドマスタのフィールドタイプなどの仕様に関する説明は割愛します。これらの仕様に関しては監視システム構築ガイドの「日報」で詳しく説明しています。詳細については日報の「タグフィールドマスタの編集」を参照してください。 |
タグフィールドマスタの編集
以下に、デマンド履歴用のタグフィールドマスタの編集について、設定例をもとにExcelを使用した編集要領を説明します。
■作業要領
タグフィールドマスタ「fieldmaster_tag.csv」を、Excelで開いてください。
すると、以下のような内容が記述されています。
1行目はヘッダです。どの列に何の情報を記述するのかが定義されています。
2行目以降には、「Demand01」などのデマンドアクションの前回デマンドの書き出し先タグ(「DEMAND.F01.PAST1」など)が登録されています。前回デマンドの出力タグを変更しない限り、この設定はそのまま使用することができます。もし、前回デマンドの出力タグのタグパスが上記と異なる場合は、実際の環境にあわせて設定してください。又、もし、デマンド監視を行うデマンドアクションを減らす場合、あるいはさらに追加するような場合は、これらの行の記述を編集して、実際に監視を行うデマンドアクションの構成にあわせて定義してください。
最終行のフィールドには、サンプルデータとして「温度」が登録されています。計測値をログに含める必要が無い場合は、この行は削除してください。
尚、上記のとおり、デマンド履歴のログに計測値を含めることができます。例えば、外気温度や外気湿度、生産量など、電力の使用量に影響を及ぼすと思われる情報をログに含めておくことで、デマンド履歴のグラフ上に折れ線グラフとして重ねて表示することができます。