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接続例について
本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。
対象機種など  | 
説明  | 
安川電機CP-9200SHシリーズとの接続設定例です。 
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安川電機MP-2000シリーズのMP2200との接続設定例です。 
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安川電機MP-2000シリーズのMP2310との接続設定例です。 
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デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。
デバイス  | 
キーワード  | 
先頭アドレス  | 
説明  | 
単位  | 
読み  | 
書き  | 
入力レジスタ(bit型)  | 
IB  | 
00000  | 
16進数  | 
ビット  | 
○  | 
×  | 
データレジスタ(bit型)  | 
MB  | 
000000  | 
10進数 5桁+16進数 1桁  | 
ビット  | 
○  | 
○  | 
入力レジスタ  | 
IW  | 
0000  | 
16進数  | 
ワード  | 
○  | 
×  | 
データレジスタ  | 
MW  | 
00000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
高速に通信するためのテクニック(並列コネクション)
「218IF」は上位パソコンなどから同時に20個のコネクションを持つことができます。その内10個は並列的に処理が可能となっており、以下の設定を行うことによってイベント通知型の周期的な通信を高速に行うことができます。
以下の数値は、MW00000~MW049999まで5000ワードのデバイスとの通信周期の計測時間です。この例では1コネクションのみで通信した場合は730msかかっていますが、10個のコネクションで並列的に処理した場合は5000ワードを約250msとなっています。
•1個のコネクションで通信した場合(約730ms/5000ワード)
•10個のコネクションで並列的に通信した場合(約250ms/5000ワード)
 
並列コネクションの設定例
並列コネクションのための設定例は以下のとおりです。
 
1.コネクションパラメータ設定を以下のようにする

2.ラダーを書く
CNO毎にMSG-RCV関数を呼び出します。以下ではCNO毎に図面を用意する方法を取り上げます。

 
①低速図面 L

 
②低速図面 L01

 
③低速図面 L01.01~L01.10
以下はL01.01の図面です。L01.02では以下の丸の部分を「0002」に変えてください。
同様にL01.03~L01.10も「00003」から「00010」に変えてください。


3.Serverアプリケーションの設定を以下のように行う
CNO毎に1つずつPLCを割り当てます。たとえばMWレジスタにて5000個のデバイスとの通信を行う場合、以下のようにすると効率よく通信されます。
1つのCNOで5000個通信するより、10個のCNOで通信した方が、並列処理されるため理論的に速度が10倍早くなります。
そのかわりCPU処理の負荷は10倍になります。
 
IW/MWレジスタは508ワードが1パケットで通信できる最大個数なので、1つのPLCで500ワードずつ通信するようにします。
※IB/MBレジスタは2000ビット(125ワード)が1パケットでの最大通信個数です。
 
U01.F01         MW00000~MW00499
U02.F01         MW00500~MW00999
....
U10.F01         MW04500~MW04999
 
以下は静的なタグを作成した例です。

 
■PLC01接続設定
パソコン側ポート番号        :10001
PLC側ポート番号        :10001
 
■PLC02接続設定
パソコン側ポート番号        :10002
PLC側ポート番号        :10002
 
・・・
 
■PLC10接続設定
パソコン側ポート番号        :10010
PLC側ポート番号        :10010
スキャンタイムに対する注意事項
通信時間はスキャンタイムに大きく影響される場合があります。通常、1パケットあたりの通信時間(約60ms)よりスキャンタイムが大きいと影響が大きくなります。可能であれば、スキャンタイムの設定値を、最大でも約20~30msぐらいにしてください。スキャンタイムはより小さい方が早く通信できますが、ある程度小さくするとほとんど通信時間に影響なくなります。
 
