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接続例について
本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。
対象機種など  | 
説明  | 
CS1EシリーズとのEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。 
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CS1EシリーズとのEthernetによる接続設定例です(接続方式:IPアドレステーブル方式)。 
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CJ2MシリーズのCPU内蔵ポートを使用したEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。 
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NJ/NX1P/NX1シリーズのCPU内蔵ポートを使用したEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。 
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接続方式については、本ページの「接続方式について」を参照してください。
デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。
デバイス  | 
キーワード  | 
先頭アドレス  | 
説明  | 
単位  | 
読み  | 
書き  | 
入出力リレー  | 
IO  | 
000000  | 
10進数 4桁(CH)+ 2桁(00~15)  | 
ビット  | 
○  | 
○  | 
内部補助リレー  | 
WR  | 
00000  | 
10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)  | 
ビット  | 
○  | 
○  | 
保持リレー  | 
HR  | 
00000  | 
10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)  | 
ビット  | 
○  | 
○  | 
補助記憶リレー  | 
AR  | 
00000  | 
10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)  | 
ビット  | 
○  | 
○  | 
タイマアップフラグ  | 
TS  | 
0000  | 
10進数  | 
ビット  | 
○  | 
×  | 
カウンタアップフラグ  | 
CS  | 
0000  | 
10進数  | 
ビット  | 
○  | 
×  | 
タイマ現在値  | 
TN  | 
0000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
カウンタ現在値  | 
CN  | 
0000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
データメモリ  | 
DM  | 
00000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
○  | 
拡張メモリ(カレント)  | 
EM  | 
00000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
拡張メモリ(バンク指定)  | 
EB  | 
000000  | 
16進数 1桁(バンク)+ 5桁(アドレス)  | 
ワード  | 
○  | 
○  | 
タスクフラグ(ビット)  | 
TKB  | 
0000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
×  | 
タスクフラグ(ステータス)  | 
TKS  | 
0000  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
×  | 
インデックスレジスタ  | 
IR  | 
00  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
データレジスタ  | 
DR  | 
00  | 
10進数  | 
ワード  | 
○  | 
●  | 
  | 
NX1Pでは、以下のデバイスのみ対応しています。 
 ・入出力リレー(IO) ・内部補助リレー(WR) ・保持リレー(HR) ・データメモリ(DM) 
 その他のデバイスには対応しておりません。  | 
  | 
NX1では、以下のデバイスのみ対応しています。 
 ・入出力リレー(IO) ・内部補助リレー(WR) ・保持リレー(HR) ・データメモリ(DM) ・拡張メモリ(EM/EB) 
 その他のデバイスには対応しておりません。  | 
ポート番号の重複について
ETN01などのEthernet通信カードを使用して、UDPを使用して、1台のパソコンから複数台のPLCと接続する場合、パソコン側のポート番号の重複をさける必要があります。
そのためには、以下の2つの方法があります。もし、理由がなければ 方法1を推奨します。
 
方法1
各PLCのポート番号(デフォルト9600)を重複しないように、変更する。
方法2
Serverアプリケーション側の設定で「パソコン側ポート番号を他のPLCと共用する。」をパソコン側ポート番号が重複するすべてのPLCユニットでチェックする。

 
尚、ETN21以降のEthernet通信カードを使用して、かつ、UDPを使用し、1台のパソコンから複数台のPLCと接続する場合は、上記の「パソコン側ポート番号を他のPLCと共用する」のチェックを入れずに、以下のような設定としてください。
・UDP接続を選択する
・CX-Programerの設定で自動生成方式(動的)を選択する。
・ユニットのフォルダのネットワーク設定にて送信元ノード番号を重複しないよう一意に設定する
・ユニットプロパティのパソコン側のポート番号は自動にする
設定の詳細は、接続例の「接続例【CS1シリーズ/自動生成方式】」を参照してください。
TCP/IP接続を行う場合の注意点
オムロンのPLCでTCP通信を行う場合、なんらかの通信障害後、PLCが接続を保持してしまい、パソコン側からの再接続がしばらくの間できない場合があります。CX-Programerの設定「TCP/IP keep-alive」ではデフォルトで120分になっていますが、この設定の場合、なんらかの通信障害があった後の再接続処理が120分間できない状態になる場合があります。
「TCP/IP keep-alive」を最小設定の1にしたとしても約10分待たされることになります。このような仕様が問題になる場合、UDPでの通信を選択するようにしてください。
接続パラメータの設定について
PLCEthernetと接続する場合、ネットワーク設定を以下のようにする必要があります。

項目  | 
説明  | 
1  | 
送信元ネットワーク番号(0は自ネットワーク)(000~127の範囲で指定、10進)  | 
2  | 
送信元ノード(999の時IPの末尾)(001~999の範囲で指定、10進)  | 
3  | 
送信先ネットワーク番号(0は自ネットワーク)(000~127の範囲で指定、10進)  | 
4  | 
送信先ノード(999の時IPの末尾)(001~999の範囲で指定、10進)  | 
デフォルトの設定(「SYSMAC CS/CJシリーズ SYSMAC SPU 基本ソフト」(形WS02-SPTC1-V1)の「第11章ユニットの設定」「11-2FINSネットワークの設定」にある設定)の場合は以下のようになります。
送信元ネットワークアドレス  | 
: 02  | 
送信元ノード  | 
: IPアドレスの末尾の番号(192.168.1.12の場合12)  | 
送信先ネットワークアドレス  | 
: 04  | 
送信先ノード  | 
: 02  | 
自ネットワークアドレスかつ、IPアドレスの末尾の番号をノードとしている場合は、「000,999,000,999」とデフォルトのまま指定してください。000は自ネットワークアドレスを表し、999はIPの末尾を表しています。
オムロンのPLCとEthernet接続を行う場合、複数の接続形態から方式を選択する形になります。
自動生成方式
動的方式では、一度生成した内部テーブルの情報を動的にを変更することができます。この方式を選択した場合、IPアドレスやポート番号を自由に設定できるようになります。ただし、Ethernetユニットを使用する場合、ETN21以降からの対応になります。
IPアドレステーブル方式
事前にPLCに対して接続先のIP及びノード情報を内部テーブルに作成しておきます。UDPで接続する場合、パソコン側ポート番号はPLC 側ポート番号と同じ番号を設定する必要があります。また、接続クライアントはPLC側の内部テーブルの設定に依存するため、IPアドレスやポート番号を自由に変更することができなくなります。
併用方式
併用方式は、IPアドレステーブル方式と自動生成方式(動的)を併用した方式です。IP アドレステーブルを参照して、該当する設定なければ、自動生成方式(動的設定)によってIP アドレスを算出します。
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接続方式の詳細については使用するPLC及びEthernetユニットのユーザーズマニュアルをご参照ください。  | 
NX1シリーズのCPU付属Ethernetポートについて
NX1シリーズにはCPUに複数のEthernet/IPポートが付属しているタイプがあります。CPU付属Ethernet/IPポートを使用して通信を行う場合、FINSプロトコルが使用できるポートに接続する必要があります。
例えば、NX102-1100の場合は、Ethernet/IPポート2を使用してください。Ethernet/IPポート1はFINSプロトコルが使用できないため、こちらに接続するとレスポンスエラーが発生します。
実際にどのポートを使用する必要があるのかについては、PLCのマニュアルを参照してください。