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バックグラウンドフォームとは
フォームの特殊な利用方法の一つに、「バックグラウンドフォーム」があります。
フォームをバックグラウンドフォームとしておくと、通常の画面表示とは別に、目に見えない状態でフォームを常に実行させておくことができます。このフォームはPanel Browserが実行されている間、見えない状態で常に開かれています。用途としては、ルートと同じような感覚で常に動作させておきたいコントロールやスクリプトを配置しておくことができます。
バックグラウンドフォームの作成方法は通常のフォームの作成要領と変わりません。ルートの「HiddenForm」ルートプロパティにバックグラウンドフォームとしたいフォーム名を指定するか、もしくは各フォームに用意されてる「HiddenForm」プロパティ(デフォルトではFalse)をTrueに設定すると、実行時に自動的にHiddenFormとして開かれてバックグラウンドフォームとして動作します。
尚、スクリプトからOpenHiddenFormメソッドを呼び出すことによっても、バックグラウンドフォームとしてフォームを開くことができます。例えば、システムの起動時に実行したい処理をスクリプトで記述する際など、実行したい処理の流れの都合のためにバックグラウンドフォームのオブジェクトの存在順序を厳守する必要があるような場合には(フォームのHiddenFormをTrueにするだけでは起動時のロード順序が保証されないような場合など)、OpenHiddenFormメソッドで手動でバックグラウンドフォームを追加することで対応することができます。
バックグラウンドフォームは、Panel Browserが実行されている間、常に開かれた状態となります。ルートと同じように利用できるほか、バックグラウンドフォーム上に張り付けられたコントロールのオブジェクトも常に存在した状態となるため、常に実行させておきたいコントロールの置き場所として利用することができます。具体的には、音を鳴らすためのサウンドコントロールや、アラーム状態を常に監視するためのリモートアラームクライアントコントロールなどを配置しておくことができます(ルートオブジェクトも常に存在するオブジェクトですが、ルートにはコントロールオブジェクトを子オブジェクトとして持たせることができません)。 |