エネルギー管理のサーバ設定の取り込み

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エネルギー管理のサーバ設定の取り込み

概要

エネルギー管理画面ライブラリのサンプルからPanel Server側の設定を手動で取り込む方法について説明します。

 

尚、標準フレームワークを利用して生成されたプロジェクトの場合、通常はサマリアクション(Summary)の設定があらかじめ組み込まれた状態となっており、各設定を手動で取り込む必要はありません。

 

ここで紹介する手順は、以下のような場合に行ってください。

 

標準フレームワークを使用しない独自プロジェクトの場合。

標準フレームワークを使用しているが、サマリアクションの設定が削除されている場合(※例えば、導入後にロギング集計機能を後から追加する場合など)。

 

 

 

サーバ設定の手動取り込み

以下は、画面ライブラリのサンプルからPanel Server側の設定を手動で取り込む手順です。

 

■作業手順

 

1.Panel Serverを開く

 

現在作業中のプロジェクトを開いた状態のPanel Editorのツリーから「server.txt」を右クリックしてメニューを表示し、メニューから「サーバを開く」を選択します。

 

すると、対象のサーバ設定ファイルを開いた状態でPanel Serverが起動します。

 

 

2.画面ライブラリのサンプルを開く

 

現在作業中のPanel Editorのライブラリタブを選択し、画面ライブラリから「エネルギー管理」のサムネイルを選択してください。

 

p_ems_0024

 

サムネイルを選択すると、画面ライブラリの機能説明が表示されるので、下部にある「サンプル」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

すると、現在作業中のPanel Editorとは別のPanel Editorが新たに起動し、サンプルプロジェクトが開かれた状態となります。

 

 

3.サンプルプロジェクトのサーバ設定ファイルをエディットモードで開く

 

新たに開かれたPanel Editorの左ツリーから「server.txt」を右クリックしてメニューを表示し、「サーバを開く(エディットモード)」を選択します。

 

p_rep_0069

 

すると新たに、サンプルのサーバ設定ファイルが開かれた状態で、エディットモードのPanel Serverがもう1つ起動します。

 

p_alarm_0070

 

エディットモードのPanel Serverでは、オンライン操作のための各種アイコンは左記のように選択不可の状態であり、オンライン実行することができません。

 

このモードでサンプルのサーバ設定ファイル開くことにより、アクションやイベントなどの設定をPanel Server間でコピーすることが可能となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

hint

Panel Serverは通常モードでは同時に複数起動することはできません。エディットモードで開く場合のみもう1つ起動することができます。

 

 

4.サンプルから「Summary」アクションを取り込む

 

まず、以下のようなイメージで、現在作業中のPanel Serverと、サンプルをエディットモードで開いたPanel Serverのぞれぞれのウインドウが、両方とも見える状態で配置します。

 

 

p_logger_0085

 

この状態で、サンプル側のPanel ServerのActionの下に登録されている「Summary」アクションを、現在作業中のPanel Serverの「Action」の上に、ドラッグ&ドロップします。

 

 

p_logger_0083

 

すると、現在作業中のPanel Server側のActionの下に、Summaryがコピーされました。

 

p_logger_0087

 

 

5.サンプルから「Summary」関連のイベントを取り込む

 

続いて、必要となるイベントを取り込みます。

 

まず、サンプルのPanel Server側で「Event」をクリックして開くと、イベントの下に登録されている「Summary」フォルダの下に、いくつかの定刻イベントが登録されています。これらの定刻イベントはSummaryアクションを呼び出すイベントです。

 

p_rep_0070

 

アクションを取り込んだ手順と同様に、サンプル側のPanel ServerのEventに登録されている「Summary」フォルダを、現在作業中のPanel Serverの「Event」の上に、フォルダごとドラッグ&ドロップしてください。

 

 

p_rep_0071

 

すると、現在作業中のPanel Serverのイベントに、「Summary」フォルダがイベントとともにコピーされました。

 

p_rep_0070

 

 

6.サンプルから必要なフォルダを取り込む

 

続いて、サンプルプロジェクトから必要なファイルやフォルダをコピーします。サンプルプロジェクトが開かれたPanel Editorの左ツリーから「server.txt」を右クリックしてメニューを表示し、「エクスプローラを開く」を選択してください。

 

p_ems_0026

 

 

すると、サンプルのサーバ設定ファイルが格納されている場所が開かれた状態でエクスプローラが起動します。

 

エクスプローラから、サンプルプロジェクトのserverフォルダの下にある「summary」フォルダを、現在作業中のプロジェクトフォルダのserverフォルダの下にフォルダごとコピーしてください。

 

p_ems_0025

 

同様に、サンプルプロジェクトのserver\configフォルダの下にある「ems」フォルダについても、現在作業中のプロジェクトフォルダのserver\configフォルダの下にフォルダごとコピーしてください。

 

p_ems_0136

 

 

7.Panelインターフェースの公開フォルダの設定を行う

 

続いて、Panel ServerのPanelインターフェースの設定から、本画面ライブラリに必要となる公開フォルダの設定を行います。尚、すでに本ライブラリに必要な公開フォルダが登録されている場合は設定の必要はありません。

 

現在作業中のPanel Serverの左ツリーから、Interfaceの「Panel」を右クリックし、プロパティを表示してください。

 

p_logger_0371

 

プロパティダイアログの「公開フォルダ」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックします。

 

p_logger_0372

 

公開フォルダの設定画面から、以下の2つの公開フォルダを追加してください。

 

(公開フォルダ:server_data_cnf)

 

p_logger_0373

 

公開フォルダを有効にする:チェックを入れる

公開フォルダ名:server_data_cnf

公開フォルダ:server_data\config

ファイルの読み込みのみ許可:チェックを外す

 

 

(公開フォルダ:server_cnf)

 

p_ems_0135

 

公開フォルダを有効にする:チェックを入れる

公開フォルダ名:server_cnf

公開フォルダ:server\config

ファイルの読み込みのみ許可:チェックを入れる

 

公開フォルダのリストに追加した内容が反映されている事を確認し、プロパティダイアログのOKボタンにより設定を保存してください。

 

p_ems_0134

 

 

以上で、必要な設定の取り込みは完了です。

 

サンプルから取り込んだサマリアクションの各種マスタファイルに対して、適切な設定を行う必要があります。

各手順の詳細については、日報機能の構築の以下のコンテンツを参照してください。

 

サマリマスタについて

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