IEに組み込まれたPanel Browserからインターネット経由で画面を表示する
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インターネット経由でクライアント画面を表示したい場合、特にIEで実行しなければならないという訳ではなく、ダイレクトログイン等の実行方法でも対応することができます。IEによるクライアント画面表示には以下のデメリットがあります。要件的にインターネット経由で接続できることが実現できればOKな場合は、IEによるクライアント表示ではなく、ダイレクトログイン実行による画面表示を推奨します。
（IE実行のデメリット） •別途、Webサーバの構築/設定が必要になる点。 •一部の機能に制約がある点（OnKeyDownイベントが使用できない、一部のルートプロパティが使用できない等）。 •IEのバージョンにより、Windowsのセキュリティ設定を変更しなければならない点。
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IEに組み込まれたPanel Browserからインターネット経由で画面を表示させる場合、まず、「Panel BrowserをIEに組み込んで実行」に記載されているセットアップ処理を行い、IEでの運用向けに必要となる配布用ファイルを出力します（CABファイル（Panel Browserのプラグインを含む）、Webアクセス用ファイル（html）、クライアント設定ファイルなど）。次に、出力された配布用ファイル一式を、Webサーバ（HTTPサーバ）の公開フォルダに配置してください。これにより、Webサーバ上のWebアクセス用ファイル（html）のURLをIEから開くことにより、IEに組み込まれたPanel Browser上にクライアント画面を表示する事ができます。
以下の構成例は、イントラネット内にPanel ServerとWebサーバを別々のPCとして用意し、外部からインターネット経由で接続する場合の構成例です。
■ネットワーク構成例
下表は、上記の図中に記載されているIPアドレス、ポート番号を例とした設定例です。
Panel Server の設定 |
Panel Server のPanelインターフェースの設定から、以下を設定します。
•IPアドレス:「192.168.1.10」 •ポート番号:「6001」
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Panel Browser の設定 |
外部から接続するクライアント設定ファイルについて、 PSNode および PSPanelPort を以下のように指定します。
•PSNode:「11.11.1.1」 ・・・ルーターのグローバル側のIPアドレスを設定する •PSPanelPort:「6001」
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Webサーバの 設定 |
Webサーバ(IISやApacheなど)のIPアドレスとHTTP通信ポートを設定します。
•IPアドレス:「192.168.1.1」 •HTTPポート番号:「80」
また、Webサーバの公開フォルダに、Panel Editorのセットアップ機能で出力したファイル一式を配置します。
尚、クライアント設定ファイルで使用しているファイルのうち拡張子が特殊なものについては、WebサーバのMIME設定で拡張子を登録する必要があります。主に追加が必要になる可能性がある拡張子は以下のとおりです。既にWebサーバにMIME設定がされている場合や該当の拡張子ファイルを使用していない場合は、特にMIME設定に追加する必要はありません。
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ルーターの 設定 |
外部環境のインターネットからイントラネット内に接続する場合、可変とならない固定グローバルIPアドレスが必要です(DDNSなどのサービスを利用する事も可能)。ルーターの設定にて、WAN側からLAN側へのパケットをポートフォワーディング（ポート開放）するようにします。
•「WAN側からの80に対するパケット」→「LAN内のWebサーバ(192.168.1.1)のポート80へ転送」 •「WAN側からの6001に対するパケット」→「LAN内のPanel Server(192.168.1.10)のポート6001へ転送」
ルーターのポートフォワーディングの設定方法については、使用するルーターのマニュアルを参照して下さい。
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ネットワーク経路上にファイアウォールがある場合は、ポート6001を通すように設定する必要があります。また、ルーターを選定する際には、ポートフォワーディング機能に対応されている機種である必要があります。ルーターの設定及び詳細については、使用するルーターの販売メーカーにお問い合わせください。 |