Panelインターフェースの設定

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Panelインターフェースの設定

Panelインターフェースとは

Panelインターフェースとは、FA-Serverのクライアントツール「FA-Client」を使用する際に用いられる通信インターフェースです。FA-Clientにはレポート画面やトレンドグラフ画面が用意されており、FA-Serverに接続してログデータや日報集計データを表示することができます。

 

FA-Clientを使用しない場合は、Panelインターフェースの設定は特に必要ありません。

 

 

 

基本設定

Panelインターフェースの「基本設定」では、以下の項目を設定することができます。

 

(Panelインターフェース/基本設定タブ)

c_interface_0014

設定項目

説明

インターフェースを有効にする

 

Panelインターフェースの有効・無効を切り替えます。

IPアドレス

 

FA-ServerのIPアドレスです。省略するとデフォルトのIPアドレスが適用されます。FA-Server の動作するPC上に複数のネットワークアダプタがあり、FA-Client がそのどちらかのIPアドレスに接続する場合、以下の様に設定します。

 

[IPアドレス1];[IPアドレス2]

 
※セミコロン(;)で区切り、2つ目以降のIPアドレスを設定

 
例えば、複数のネットワークセグメントから一つのFA-Server へ接続する際などには以下のように設定することができます。

 
c_interface_0171

 

 

hint

IPアドレスは最大で5つまで設定することができます。

 

hint

IPアドレスの右にある「変数」ボタンは、IPアドレスに環境変数を指定する場合に利用します。詳しくは「環境変数」を参照下さい。

 

ポート番号

 

デフォルトでは6001番が設定されています。同一のポートを使用するアプリケーションがいる場合・セキュリティ要件などの理由により変更が必要な場合には変更します。

タイムアウト時間

 

FA-ServerからFA-Clientへの接続要求時のタイムアウト時間です。通信の帯域などが狭い場合は、秒数を多く設定してください。

 

 

ログイン情報の設定

Panelインターフェースの「ログイン情報」では、ユーザ情報やグループ定義などのログイン情報を登録します。FA-ClientからFA-Serverに接続が行われる際には、必ずログインが行われます。このログインが失敗すると接続はキャンセルされ、FA-ClientはFA-Serverから情報を取得することができません。

 

FA-Clientを使用しない場合は、ログイン情報の設定は必要ありません。FA-Clientを使用する場合の設定方法の詳細については、クライアント設定ガイドの「サーバ設定」を参照してください。

 

(Panelインターフェース/ログイン情報タブ/ログイン設定)

c_interface_0018

 

 

 

 

 

 

公開フォルダの設定

Panelインターフェースの「公開フォルダ」では、以下の項目を設定することができます。公開フォルダの設定はFA-Clientを使用する場合に設定します。

 

詳細については、クライアント設定ガイドの「サーバ設定」を参照してください。

 

(Panelインターフェース/公開フォルダタブ)

c_interface_0188

追加、変更ボタンをクリックすると、以下のダイアログが表示されます。

 

c_interface_0189

 

設定項目

説明

公開フォルダを有効にする

 

公開フォルダ機能の有効・無効を切り替えます。

公開フォルダ名

 

公開フォルダ名を指定します。

公開フォルダ

 

公開フォルダのパスを指定します。絶対パス以外にも相対パスを指定することもできます。相対パスを指定した場合、アプリケーションのシステム設定で定義したルートフォルダを起点としてフォルダの参照が行われます(例えば、公開フォルダのパスに「server\config」と指定すると、(ルートフォルダ)\server\config と参照されます)。

ファイルの読み込みのみ許可

 

公開フォルダ内のファイルをクライアントから更新しない場合にチェックを入れます。

 

 

 

1台のPC上でFA-ServerとFA-Clientを動作させる場合の注意点

1台のPC上でFA-ServerとFA-Clientを動作させている場合、PCからLANケーブルが切断された事によってFA-ServerとFA-Client間の通信ができなくなる場合があります。この現象は、PCからLANケーブルが切断される事により、Windows OSがもつメディア検出機能により、ネットワークアダプタへ設定されているIPアドレスが、ローカルIPアドレス「127.0.0.1」に自動的に切り替わるために生じます。また、FA-ServerとFA-Client は起動時にネットワークアダプタに設定されているIPアドレスを採用して通信を行うため、運用中にIPアドレスが変わった場合に追従できなくなるためです。

 

この現象を回避する方法としては、PanelインターフェースのIPアドレスの設定に、通信に使用するIPアドレス(例えば、「192.168.1.1」など)と、ローカルIPアドレス「127.0.0.1」の両方をセミコロンで区切って登録するようにします。

 

c_interface_0016
 

また、FA-Clientのクライアント設定ファイル(FAClient.txt)のPSNodeに、「127.0.0.1」を設定して下さい。

 

PSNode=127.0.0.1