CS1/CJ1/CJ2/NJ/NX1P/NX1(FINS) CPUポート/ETN01/ETN21/SPU01相当

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CS1/CJ1/CJ2/NJ/NX1P/NX1(FINS) CPUポート/ETN01/ETN21/SPU01相当

接続例について

本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。

 

対象機種など

説明

接続例【CS1シリーズ/自動生成方式】

CS1EシリーズとのEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。

 

接続例【CS1シリーズ/IPアドレステーブル方式】

CS1EシリーズとのEthernetによる接続設定例です(接続方式:IPアドレステーブル方式)。

 

接続例【CJ2Mシリーズ/自動生成方式】

CJ2MシリーズのCPU内蔵ポートを使用したEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。

 

接続例【NJ/NX1P/NX1シリーズ/自動生成方式】

NJ/NX1P/NX1シリーズのCPU内蔵ポートを使用したEthernetによる接続設定例です(接続方式:自動生成方式)。

 

 

接続方式については、本ページの「接続方式について」を参照してください。

 

 

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。

 

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入出力リレー

IO

000000

10進数 4桁(CH)+ 2桁(00~15)

ビット

内部補助リレー

WR

00000

10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)

ビット

保持リレー

HR

00000

10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)

ビット

補助記憶リレー

AR

00000

10進数 3桁(CH)+ 2桁(00~15)

ビット

タイマアップフラグ

TS

0000

10進数

ビット

×

カウンタアップフラグ

CS

0000

10進数

ビット

×

タイマ現在値

TN

0000

10進数

ワード

カウンタ現在値

CN

0000

10進数

ワード

データメモリ

DM

00000

10進数

ワード

拡張メモリ(カレント)

EM

00000

10進数

ワード

拡張メモリ(バンク指定)

EB

000000

16進数 1桁(バンク)+ 5桁(アドレス)

ワード

タスクフラグ(ビット)

TKB

0000

10進数

ワード

×

タスクフラグ(ステータス)

TKS

0000

10進数

ワード

×

インデックスレジスタ

IR

00

10進数

ワード

データレジスタ

DR

00

10進数

ワード

 

 

hint

NX1Pでは、以下のデバイスのみ対応しています。

 

・入出力リレー(IO)

・内部補助リレー(WR)

・保持リレー(HR)

・データメモリ(DM)

 

その他のデバイスには対応しておりません。

 

hint

NX1では、以下のデバイスのみ対応しています。

 

・入出力リレー(IO)

・内部補助リレー(WR)

・保持リレー(HR)

・データメモリ(DM)

・拡張メモリ(EM/EB)

 

その他のデバイスには対応しておりません。

 

 

ポート番号の重複について

ETN01などのEthernet通信カードを使用して、UDPを使用して、1台のパソコンから複数台のPLCと接続する場合、パソコン側のポート番号の重複をさける必要があります。

そのためには、以下の2つの方法があります。もし、理由がなければ 方法1を推奨します。
 

方法1

各PLCのポート番号(デフォルト9600)を重複しないように、変更する。

 

方法2

Serverアプリケーション側の設定で「パソコン側ポート番号を他のPLCと共用する。」をパソコン側ポート番号が重複するすべてのPLCユニットでチェックする。
c_plc_0229

 

 
尚、ETN21以降のEthernet通信カードを使用して、かつ、UDPを使用し、1台のパソコンから複数台のPLCと接続する場合は、上記の「パソコン側ポート番号を他のPLCと共用する」のチェックを入れずに、以下のような設定としてください。

 

・UDP接続を選択する

・CX-Programerの設定で自動生成方式(動的)を選択する。
・ユニットのフォルダのネットワーク設定にて送信元ノード番号を重複しないよう一意に設定する

・ユニットプロパティのパソコン側のポート番号は自動にする

 

設定の詳細は、接続例の「接続例【CS1シリーズ/自動生成方式】」を参照してください。

 

 

TCP/IP接続を行う場合の注意点

オムロンのPLCでTCP通信を行う場合、なんらかの通信障害後、PLCが接続を保持してしまい、パソコン側からの再接続がしばらくの間できない場合があります。CX-Programerの設定「TCP/IP keep-alive」ではデフォルトで120分になっていますが、この設定の場合、なんらかの通信障害があった後の再接続処理が120分間できない状態になる場合があります。

 

「TCP/IP keep-alive」を最小設定の1にしたとしても約10分待たされることになります。このような仕様が問題になる場合、UDPでの通信を選択するようにしてください。

 

 

接続パラメータの設定について

PLCEthernetと接続する場合、ネットワーク設定を以下のようにする必要があります。

 

c_plc_0207

 

項目

説明

1

送信元ネットワーク番号(0は自ネットワーク)(000~127の範囲で指定、10進)

2

送信元ノード(999の時IPの末尾)(001~999の範囲で指定、10進)

3

送信先ネットワーク番号(0は自ネットワーク)(000~127の範囲で指定、10進)

4

送信先ノード(999の時IPの末尾)(001~999の範囲で指定、10進)

 

デフォルトの設定(「SYSMAC CS/CJシリーズ SYSMAC SPU 基本ソフト」(形WS02-SPTC1-V1)の「第11章ユニットの設定」「11-2FINSネットワークの設定」にある設定)の場合は以下のようになります。

 

送信元ネットワークアドレス

: 02

送信元ノード

: IPアドレスの末尾の番号(192.168.1.12の場合12)

送信先ネットワークアドレス

: 04

送信先ノード

: 02

 

自ネットワークアドレスかつ、IPアドレスの末尾の番号をノードとしている場合は、「000,999,000,999」とデフォルトのまま指定してください。000は自ネットワークアドレスを表し、999はIPの末尾を表しています。

 

 

接続方式について

オムロンのPLCとEthernet接続を行う場合、複数の接続形態から方式を選択する形になります。

 

自動生成方式

動的方式では、一度生成した内部テーブルの情報を動的にを変更することができます。この方式を選択した場合、IPアドレスやポート番号を自由に設定できるようになります。ただし、Ethernetユニットを使用する場合、ENT21以降からの対応になります。

 

IPアドレステーブル方式

事前にPLCに対して接続先のIP及びノード情報を内部テーブルに作成しておきます。UDPで接続する場合、パソコン側ポート番号はPLC 側ポート番号と同じ番号を設定する必要があります。また、接続クライアントはPLC側の内部テーブルの設定に依存するため、IPアドレスやポート番号を自由に変更することができなくなります。

 

併用方式

併用方式は、IPアドレステーブル方式と自動生成方式(動的)を併用した方式です。IP アドレステーブルを参照して、該当する設定なければ、自動生成方式(動的設定)によってIP アドレスを算出します。

 

 

hint

接続方式の詳細については使用するPLC及びEthernetユニットのユーザーズマニュアルをご参照ください。

 

 

NX1シリーズのCPU付属Ethernetポートについて

NX1シリーズにはCPUに複数のEthernet/IPポートが付属しているタイプがあります。CPU付属Ethernet/IPポートを使用して通信を行う場合、FINSプロトコルが使用できるポートに接続する必要があります。

 

例えば、NX102-1100の場合は、Ethernet/IPポート2を使用してください。Ethernet/IPポート1はFINSプロトコルが使用できないため、こちらに接続するとレスポンスエラーが発生します。

 

実際にどのポートを使用する必要があるのかについては、PLCのマニュアルを参照してください。