CSVファイルからのインスタンス作成

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CSVファイルからのインスタンス作成

概要

ここでは、構造化タグのインスタンスをCSVファイルから一括で作成する方法について説明します。

 

あらかじめインスタンス固有の情報をCSVファイルで定義しておき、CSVファイルをインポートすることで一括でインスタンスを作成することができます。この方法は、大量のインスタンスを管理したい場合などに便利な方法です。

 

 

 

サンプルのダウンロード

このページで紹介されている設定例には、サンプルが用意されています。

 

サンプルは、以下からダウンロードすることができます。


 

定義ファイル:sample01\csv\CLASS01.csv

 

 

CSVファイルからのインスタンス作成手順

以下に、構造化タグのインスタンスをCSVファイルから作成する方法について説明します。

 

 

1.CSVファイル用のフォルダを準備する

 

先ず、構造化タグ用CSVファイルを格納する専用のフォルダを用意してください。

 

構造化タグのCSVファイル読み込みは、CSVファイルが格納されているフォルダを指定します。フォルダを指定することで、フォルダ内に含まれているCSVファイルが一括で読み込まれます。

 

今回は例として、「csv」というフォルダが作成されているものとします。

 

 

2.CSVファイルを作成する

 

続いて、上記で作成したフォルダの下に、構造化タグ用のCSVファイルを作成します。

CSVファイルはメモ帳などのテキストエディタか、Excel等で作成してください。

 

今回の例では、「手順3 構造化タグのクラスの作成」で定義済の「CLASS01」クラスが1つ存在しているものとして、「CLASS01.csv」というファイルを1つ作成してください。

 

CSVファイルのフォーマットは以下とおりです。1行目に [Name]、[ClassID]などの列名を定義し、2行目以降にインスタンス毎の情報を記述します。

 

列名

内容

[Name]

インスタンス名。

[ClassID]

クラス名。

[Hold:Name]

メンバNameの値保持設定(値を保持するため「T」を指定)。

[Default:Name]

メンバNameのデフォルト値。

[Bind:Name]

メンバNameのバインド設定。

[Hold:PV]

メンバPVの値保持設定(値の保持はしないため「F」を指定)。

[Default:PV]

メンバPVのデフォルト値(バインド対象のため「(N/A)」を指定)。

[Bind:PV]

メンバPVのバインド設定。

[Hold:SV]

メンバSVの値保持設定(値の保持はしないため「F」を指定)。

[Default:SV]

メンバSVのデフォルト値(バインド対象のため「(N/A)」を指定)。

[Bind:SV]

メンバSVのバインド設定。

 

以下は、メモ帳で編集した例です。

 

c_tags_0059

 

 

hint

構造化タグのインスタンス情報はCSVファイルに書き出すこともできます。構造化タグのCSVファイルを初めて作成する際など、CSVファイルのフォーマットを詳しく知りたいような場合は、一旦、手動操作でインスタンスを1つ作成して本番想定の設定を行ってからCSVファイルに書き出してみると良いでしょう。出力されたCSVファイルを実際に見てみることで、どのようなファイルフォーマットで定義すれば良いのかを、より深く理解することができます。

 

 

3.CSVファイルからインスタンスを作成する

 

続いて、上記で作成したCSVファイルの読み込みを行います。

 

CSVファイルを読み込むには、ツリー選択ビューから「Instance」を右クリックし、「CSVファイルの読込み」を選択します。

 

c_tags_0018

 

上記を選択すると、読み込み対象のフォルダを選択する画面が表示されます。

先ほど作成した「csv」フォルダを指定してください。

 

 

4.インスタンスが正しく作成された事を確認する

 

ツリー選択ビューから「Instance」を選択すると、CSVファイルから作成されたインスタンスがマルチビューに表示されます。

 

インスタンスが正しく作成されていることを確認してください。

 

c_tags_0017

 

 

 

hint

CSVファイルの読み込みを行うと、フォルダ内にあるすべてのCSVファイルが一括でインポートされます。尚、複数のクラスに対するインスタンスを生成する場合、1つのクラスにつき1つのCSVファイルとなるように作成する事を推奨します。また、CSVファイルのファイル名は自由ですが、ファイルに定義されているクラス名を識別しやすくする意味でも、ファイル名にクラス名を含めておくと管理がしやすくなります。