接続例【CVMシリーズ/IPアドレステーブル方式】

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接続例【CVMシリーズ/IPアドレステーブル方式】

概要

CVMシリーズとEthernet接続を行う場合の設定例です。この例ではIPアドレステーブル方式を用いて通信を行います。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

CVM1-CPU01-V2

通信ユニット

CV500-ETN01

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

CX-Net Ver 3.5.5.0

CX-Programmer Ver9.51

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

スイッチ及びツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスク

255.255.255.0

ポート番号

9600

FINSネットワークアドレス

1

FINSノード

100(IPアドレスの末尾)

IPアドレス変換方式

IPアドレステーブル方式

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1

ポート番号

9600

フォルダ及び通信テスト時設定

送信元ネットワーク番号

000

送信元ノード

999

送信先ネットワーク番号

000

送信先ノード

999

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 

hint

本接続例では、IPアドレス変換方式を「IPアドレステーブル方式」としています。

 

 

PLC側の設定

「CVM1-CPU01-V2」に設定を行います。設定は底面にあるスイッチと「CX-Programmer」で行います。

 

1.前面のスイッチを以下のように設定する
c_plc_0214

 

スイッチ

説明

設定内容

UNIT No. X10(1)

ユニット番号

0

UNIT No. X10(0)

0

NODE No. X16(1)

ノード番号

※通常はIPの末尾の値を設定

6

NODE No. X16(0)

4

 

前面スイッチでIPアドレスの末尾を指定します。スイッチは16(1)と16(0)の2つがあり、それぞれ16進数のスイッチとなります。
 
本設定例では、IPアドレスの末尾は100としているため、16進数変換すると、「100」→「64」となるため、16(1)に「6」、16(0)に「4」を設定します。

 

hint

EthernetユニットにETN01などを選択した場合、IPアドレスの設定を、ユニット背面にあるロータリースイッチで設定を行うことができます。ロータリースイッチもしくは、ソフトスイッチどちらの設定を有効にするかは、CX-Programmerで設定を行います。なお、本接続例では、ソフトウェアスイッチを選択しています。

 

2.「CX-Programmer」で[ツール]メニューの「CX-Net(ネットワーク設定)」を選択し、「CX-Net」を起動させる
「CX-Net」、「CX-Programmer」の詳細については、メーカーのマニュアルを参照してください。

 

3.「プロジェクト」-「新規作成」を選択してプロジェクトを作成する

 

4.「プロジェクト」-「PLC追加」を選択すると表示されるダイアログで、PLC 機種を「CV1M」、ネットワークタイプを「Toolbus」に設定して「OK」をクリックする

 

5.「PLC」メニューの「オンライン接続」を選択してPLCと接続し、「ルーチングテーブル」-「設定」を選択し、自ネットワーク番号が1になっていることを確認する
c_plc_0215

 

6.「CX-Programmer」で「PLC」-「オンライン接続」を選択して、PLCと接続する
ツリーから「I/Oテーブル・ユニット設定」をダブルクリックし、設定画面を表示する
c_plc_0216
 

7.表示された設定画面からI/Oテーブルを作成する
c_plc_0217

 

8.追加したEthernetユニットの右クリックメニュー「CPU高機能ユニット」を選択し、設定画面を表示する。設定画面では以下の設定を行う
c_plc_0218
 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスク

255.255.255.0(実際の環境に合わせて設定してください)

IPアドレス変換

IPアドレステーブル方式

アドレス設定

ソフトスイッチ

 

9.IPアドレステーブルの「挿入」ボタンを押して、アドレス設定を行う
c_plc_0219
 

設定

設定内容

ノードアドレス

1

IPアドレス

192.168.0.1

 

10.「オプション」-「転送(パソコン→PLC)」から転送画面を表示し、設定を書き込む.
c_plc_0220

 

11.以下のダイアログで「OK」を押す
c_plc_0221

 

 

パソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0222
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0223
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0224
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

9600

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0225
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

9600

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0226
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0227
 
「接続OK」といったメッセージが表示されれば、接続確認です。

 

 

attention

接続テスト時及びフォルダの設定で、ノードの指定(ネットワーク設定)を忘れないで下さい。

 

送信元/送信先ネットワーク番号:ネットワーク番号を指定してください。000を指定すると自ネットワークになります。

送信元/送信先ノードはノードの設定を行います。999を指定するとIPアドレスの末尾をノードとします。

 

本設定例の内容で接続をした場合、「1,1,1,100」と指定しても接続できます。

c_plc_0228