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概要
各アクションには「詳細設定」タブが用意されています。
詳細設定では、以下の内容を設定することができます。
(アクションの詳細設定タブ)
アクション毎にSC1構文のスクリプトを実行することができます。
スクリプトを実行するタイミングは「処理を開始する前」「処理が終了した後」「処理が成功した時」「処理が失敗した時」が用意されています。
例えば、アクションを実行する前処理としてタグ同士の演算を行い、演算結果のタグの値をもとにアクション側の処理を実行したいような場合には、「処理を開始する前」を使用します。
■設定方法
処理を実行するタイミングにチェックを入れると、設定ボタン「…」が有効になります。
設定ボタンをクリックすると、スクリプトエディタが表示されます。
スクリプトの記述はこのエディタの画面から行います。
以下は、スクリプトを記述した例です。
尚、スクリプトエディタの「詳細設定」ボタンをクリックすると、スクリプトからタグを参照する際の処理方法を設定することができます。
以下は、タグ値の取得方法です。
タグ値の取得方法 |
説明 |
キャッシュ値を利用する。 |
タグの値をキャッシュから取得します。キャッシュ値を利用すると、定周期通信によって更新されたキャッシュの値が計算に使用されます。キャッシュ値を用いるため、計算は即座に行われます。
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キャッシュ値を利用する。初回のみリアル値を読み込む。 |
タグの値取得を、初回実行時のみリアル値(PLCデバイス値)から最新の値を読み込み、2回目以降はキャッシュ値を採用します(デフォルト)。
オンライン直後に定周期通信が1度も実行されていない状態でも、初回にリアル値を読み込むため、値が取得できない状態にはなりえません。初回以外はキャッシュ値を使用するため、以降の計算は即座に行われます。
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1つの式ごとにリアル値を取得する。 |
1つの式ごとにリアル値(PLCデバイス値)を取得します。従って、処理速度は最も遅くなりますが、1つの式ごとに値をPLCから取得して計算結果をPLCへ書き込む為、PLCの値との同期が確実に保てます。本オプションは、何らかの理由により、演算の都度、最新の値をもとに演算する必要がある場合のみ指定してください。
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全式で必要となるリアル値をまとめて取得する。 |
スクリプト内で記述されている全てのタグの値をリアル値(PLCデバイス値)から一括で取得して演算の初期値として使用します。
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尚、タグの通信が失敗したときのリトライ回数は、デフォルトで3回となります。
「詳細設定」タブで記述するスクリプトは、SC1構文のスクリプトです。SC1構文の詳細については「スクリプトVer1(SC1構文)」を参照してください。 |
SC1のスクリプトの実行は、スクリプトVer1アクションで行うこともできます。スクリプトVer1アクションについては、「スクリプトVer1」を参照してください。 |
詳細設定タブでは、アクションの処理タイミングを設定することができます。
これらは、1つのイベントに複数のアクションが登録されている場合などに、各アクションの実行タイミングを調整したい場合などに設定することができます。
設定 |
説明 |
処理を開始する前 |
アクションの実行待ち時間を秒単位で指定することができます。
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処理が終了した後 |
アクションの実行後の待ち時間を秒単位で指定することができます。
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