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概要
サマリアクションでは、各種設定ファイルをテキストファイルで手動で作成する必要があります。
ここでは、サマリアクションのフォルダと設定ファイルの構成について説明します。
サンプルのダウンロード
サマリアクションの設定に必要となるマスタファイル群のサンプルが用意されています。
サンプルは以下からダウンロードすることができます。
サマリアクションのファイル構成について
ここでは、サマリアクションのフォルダと設定ファイルの構成について、フレームライブラリの標準フレームワークを例として解説します。標準フレームワークではサマリフォルダとして「server_data\summary」が設定されており、また各種マスタファイルは「server\summary」フォルダ配下に格納されています。
各フォルダとファイルは以下のような構成となっています。
サマリ設定ファイル用フォルダ:
server\summary
master.txt ・・・ サマリマスタファイル(必須)
fieldmaster_tag.csv ・・・ タグフィールドマスタファイル(必須)
fieldmaster_calculation.csv ・・・ 計算フィールドマスタファイル
layoutmaster.xls ・・・ レイアウトマスタファイル
サマリフォルダ:
server_data\summary
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| reportmaster.txt ・・・ レポートマスタファイル
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|--- DB
| | index_tag.txt ・・・ タグフィールドインデックスファイル
| | index_calculation.txt ・・・ 計算フィールドインデックスファイル
| |
| |-- RAW(1秒毎のログデータ用フォルダ)
| |-- SEC10(10秒毎の集計データ用フォルダ)
| |-- AVERAGE(1分毎の平均データ用フォルダ)
| |-- MAX(1分毎の最大データ用フォルダ)
| |-- MIN(1分毎の最小データ用フォルダ)
| |-- DAY(日報集計データ用フォルダ)
| |-- MONTH(月報集計データ用フォルダ)
| |-- YEAR(年報集計データ用フォルダ)
|
|-- CSV
|-- DAY(日報CSVファイル出力用フォルダ(サブレポート))
|-- MONTH(月報CSVファイル出力用フォルダ(サブレポート))
|-- YEAR(年報CSVファイル出力用フォルダ(サブレポート))
上フォルダ構成のファイルの中で開発者が作成する必要があるファイルは、下線が引かれた4つのファイルです。その内、計算フィールドマスタ及びレイアウトマスタは必要がなければ省略可能です。それら4つのファイル以外のファイルやフォルダ構造は、サマリアクションが実行時に必要に応じて自動的に作成します。
以下は、開発者が定義する必要のあるマスタファイルです。
ファイル |
内容 |
サマリマスタファイル (必須)
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サマリマスタファイルは、サマリアクションの基本設定を記述するテキストファイルです。ログデータの保存先の指定や、どのような集計を行うのか(集計の単位、集計方法など)を設定します。 |
タグフィールドマスタファイル (必須)
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ロギング対象とするタグの情報を、タグフィールドとして定義します。タグフィールドは1つのロギングにつき1行で構成されます。 |
計算フィールドマスタファイル |
サマリアクションの機能の一つに、集計の際に複数のタグフィールド同士で演算を行い、演算結果を集計データに含めて保存する機能が用意されています。この計算の定義を行うフィールドを「計算フィールド」と呼びます。計算フィールドの定義は計算フィールドマスタに記述します。本ファイルは計算フィールドを使用しない場合は定義する必要はありません。 |
レイアウトマスタファイル |
レポート印字で使用される帳票のレイアウト(罫線やタイトルなど)を定義するExcelファイルです。レポート機能を使用しない場合は必要ありません。
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以下は、必要に応じてサマリアクションが自動的に作成するファイルです。
ファイル |
内容 |
レポートマスタファイル |
レポート機能を用いる場合に作成されます。本ファイルにはレポートのページ構成、各ページでのタグフィールド(計算フィールド)の表示列の順序などの定義情報が保存されます。 これらの設定はPanel Browserのレポート画面の設定画面から、運用中にオペレータが自由に定義変更できます。設定画面から編集した設定情報は、変更の都度、本ファイルに保存されます。 |
タグフィールドインデックスファイル |
タグフィールドの情報が、どのCSVファイル(あるいはODBCデータベースのテーブル)の何列目に保存されているのかを特定するためのインデックス情報です。サマリアクションが内部で使用します。
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計算フィールドインデックスファイル |
計算フィールドの情報が、どのCSVファイル(あるいはODBCデータベースのテーブル)の何列目に保存されているのかを特定するためのインデックス情報です。サマリアクションが内部的に使用します。
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上のフォルダ構成例では、レポートマスタファイルの保存場所が(サマリ設定ファイル用フォルダではなく)サマリフォルダとなっています。上のフォルダ構成としている理由としては、レポートマスタは運用開始後にユーザーによって更新される可能性があるため(レポート画面のページ設定操作による)、他の設定ファイルと分けて管理を行いたいためです。例えば、運用開始後に、開発環境の別PCで変更した設定データを現場の実機PCに適用する際に、これらの設定ファイルをフォルダごと分けておくことにより、現場側で更新されたレポートマスタを誤って上書きしてしまうリスクを避けることができます。
上のフォルダ構成は一例です。レポートマスタファイルの保存場所は、サマリマスタなどの他の設定ファイルと同じフォルダとしても、仕様上は特に問題はありません。
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