メール送信

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メール送信

マニュアルの読み方

本章はリファレンス情報のみ記述されています。

構築手順につきましては、監視システム構築ガイドの「メールを送信する」を参照ください。

 

 

 

 

 

本アクションの特長

メール送信アクションを使用すると、Eメールを送信することができます。

 

本アクションが実行されると、あらかじめ定義されているメール送信内容に従ってEメール情報を作成し、メールサーバに対して送信要求を行います。実際のEメールの送信は、メールサーバによって行われます。

尚、メール送信内容を「メールマスタ」と呼ばれるテキストファイルに定義することもできます。メールマスタを編集して再読み込みさせることで、運用中であってもメール送信先などを切り替えることが可能となります。

 

c_action_0371

 

 

hint

本パッケージにはメールサーバ機能は含まれておりません。本アクションを使用する際には、別途、メールサーバが動作している必要があります。

 

 

アクションの設定

以下に、本アクションの設定項目について解説します。

 

アクション仕様

パラメータ

本アクションを呼び出すイベントから、実行アクションのパラメータを指定することができます。

 

c_action_logger_0118

 

パラメータ文字

動作

何も指定しない

メールを送信します。

 

RELOADMAILMASTER

メールマスターファイルを再読み込みします。システム運用中にメールマスターが編集された場合にこのパラメータを指定します。

メールの送信先などの情報をシステム運用中にオペレータによって変更・追加を行えるようにするには、まず、VBなどの外部アプリケーションやPanel Browserからメールマスターファイルを編集して保存します。続いてRELOADMAILMASTERを付加したイベント(タグイベントなど)でメール送信アクションを実行すると、編集したメールマスターファイルが再読み込みされます。再読込み後、パラメータ無しでメール送信アクションを実行すると、編集後の内容でメールが送信されます。

 

※本パラメータを指定して実行した際には、メールマスタのリロードのみが行われ、メールは送信されません。

 

 

ダイアログ

■メール設定

 

c_action_0047

 

送信メールサーバー(SMTP)
メールを送信するためのSMTPサーバのアドレスとポート番号です。
 

受信メールサーバー(POP)
認証で利用するPOPサーバのアドレスとポート番号です。
 

アカウント名
アカウント名です。
 

パスワード
パスワードです。
 

認証方法
メール送信時の認証方法を選びます。
認証方法については、送信メールサーバーが対応している認証方法を選択して下さい。
 

項目

動作

NONE

認証なし

POPBEFORESMTP

POP before SMTPによる認証

SMTPAUTH_LOGIN

AUTH LOGINコマンドによるSMTP認証

SMTPAUTH_PLAIN

AUTH PLAINコマンドによるSMTP認証

SMTPAUTH_CRAMMD5

AUTH CRAM-MD5コマンドによるSMTP認証

SMTPAUTH_DIGESTMD5

AUTH DIGEST-MD5コマンドによるSMTP認証

 

文字エンコード方式
文字のエンコード方式を選びます。
 

暗号化された接続(SSL)を行う
SSL接続したい場合にチェックします。

 

 


■送信内容

 

c_action_0048

 

送信内容をメールマスターファイルで指定する
メールの送信内容を外部テキストファイルで指定することができます。運用中にオペレータが送信先を追加や編集したいときなどはメールマスターファイルを利用します。本設定にチェックを入れた場合は、メールマスターファイルを指定して下さい。メールマスターファイルのフォーマットについては「メールマスターファイルのフォーマット」を参照してください。

 

以下の設定は、メールマスタを使用しない場合に設定して下さい。

 

送信者
送信者のメールアドレスです。

 

宛先
送信先のメールアドレスです。

 

CC
カーボンコピーです。CC欄にアドレスを書いて送られたメールの場合、受取人はそのメールが自分以外の誰に送られたかをメッセージヘッダーから読みとることが出来ます。

 

BCC
ブラインドカーボンコピーです。BCC欄を使って送られたメールの場合は、受取人名がメッセージヘッダーに記録されないため、自分以外の誰か宛てに送られたメールかどうかは分からなくなります。

 

件名
メールのタイトルを指定します。

 

送信後に添付ファイルを削除する
メールの送信後に、添付したファイルを削除します。たとえばサマリアクションでExcelなどのサブレポートを特定のフォルダに作成するようにしておき、メール送信アクションで添付ファイルとしてサブレポートファイルを送信後にファイルを削除するといった処理を自動化できます。

 

添付ファイル
メールに添付するファイルです。複数指定する場合は、セミコロン「;」で区切ります。右の選択ボタンを押すと次々と追加されますので、削除したい場合はエディットボックスから直接削除して下さい。

 

添付フォルダ
フォルダ内にあるすべてのファイルをメールに添付します。

 

メッセージファイル
メールマスタを使用しない場合は、メールの本文をテキストファイルとして別途定義しておく必要があります。ここで指定したテキストファイルに記述された内容がそのままメール本文として送信されます。
尚、このテキストファイルは、メールの送信を行うたびに都度読み込まれます。メールを送信する直前に何らかの方法でこのテキストファイルを更新しておく事により、メール送信メッセージの内容を変更することができます。

 

送信前に「メッセージ作成」画面を表示する
この設定にチェックを入れると、メールを送信する前に、メッセージ作成のための画面を表示します。メール送信のつど手動でメールの目セージを編集したい場合に使用します。

 

 

 

hint

「詳細設定」タブでは、アクションの実行前などのタイミングでスクリプト(SC1)を実行したり、アクションの処理実行タイミングの調整(実行待ち時間の設定)を指定したりする事ができます。各アクションの詳細設定については「アクションの詳細設定タブの設定」を参照してください。

 

 

 

メールマスタファイルのフォーマット

メールマスタはメール送信先等の情報を定義したテキストファイルです。メモ帳などのテキストエディタで作成・編集します。メールマスタのファイル名は自由です。

 

メールマスタのフォーマットは以下のとおりです。

 

プロパティ

解説

[MailParam]

メール送信のパラメータを記述します。現在設定できるパラメータは以下のみです。

 

// メール送信後、添付したファイルを削除しない

DELETEATTACHEDFILE=0

// メール送信後、添付したファイルを削除する

DELETEATTACHEDFILE=1

 

※「=」の前後にスペースを入れないでください。

[MailSubject]

メールのタイトル(件名)を指定します。

 

例)

[MailSubject]

Title

[MailSender]

メール送信者を指定します。

 

例)

[MailSender]

xxx@xxx.com

[MailSendToName]

メール送信先を指定します。複数のメールアドレスに送信したい場合は、メールアドレスを以下のように改行して列挙します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailSendToName]

xxx1@xxx.com

xxx2@xxx.com

(end)

[MailSendToNameCC]

メール送信先(CC)を指定します。複数のメールアドレスに送信したい場合は、メールアドレスを以下のように改行して列挙します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailSendToNameCC]

xxx1@xxx.com

xxx2@xxx.com

(end)

[MailSendToNameBCC]

メール送信先(BCC)を指定します。複数のメールアドレスに送信したい場合は、メールアドレスを以下のように改行して列挙します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailSendToNameBCC]

xxx1@xxx.com

xxx2@xxx.com

(end)

[MailAttachedFile]

添付したいファイル名を指定します。複数のファイルを添付したい場合は、ファイル名を以下のように改行して列挙します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailAttachedFile]

c:\xxx1.txt

c:\xxx2.txt

(end)

[MailAttachedFolder]

添付したいファイルが含まれるフォルダを指定します。フォルダ内のすべてのファイルが添付されます。複数のフォルダを添付したい場合は、フォルダ名を以下のように改行して列挙します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailAttachedFolder]

c:\xxx1

c:\xxx2

(end)

[MailMessage]

メールの文章を指定します。末尾は必ず(end)で終わらせます。

 

例)

[MailMessage]

メールの内容1行目。

メールの内容2行目。

メールの内容3行目。

(end)