IE実行のためのセットアップ

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IE実行のためのセットアップ

IEで実行するためのセットアップ処理

Panel BrowserをIEに組み込んで実行する場合、Panel Editorのセットアップ機能から「Internet Explorerで運用する」を選択してセットアップ処理を実行します。

 

すると、Panel Browserを含むプラグインファイル、Webアクセス用ファイル(html)、クライアント設定ファイル及びそのクライアント設定ファイルで参照しているファイル一式が、指定したフォルダに配布用ファイルとして出力されます。

 

セットアップ機能で出力されるファイルの概要は以下のとおりです。

 

ファイル

概要

Panel Browserを含むプラグインファイル

各クライアントPCへのプラグインのインストールを自動化するには、セットアップ機能で出力時に「IEにて各クライアントPCに自動インストールを行う運用にする」を選択します。この設定により、CABファイル(browser.cab)が作成されます。CABファイルとは自動インストーラーのようなファイルであり、IEで画面を表示するためのプラグインソフトウェアが含まれています。IEで始めて画面を開くとき、またはクライアントPCにインストールされているプラグインソフトウェアのバージョンが古い時に、クライアントPCにプラグインソフトウェアが自動インストールされます。

 

hint

Panel Browserのリビジョンアップが必要になった際には、以下の方法により、IEを実行する各クライアントPCに対して個別にパッチをあてる必要がなくなります。

 

まず、リビジョンアップのためのパッチをセットアップ処理を実行するPCに適用し、セットアップ処理を実行します。ここで、「IEにて各クライアントPCに自動インストールを行う運用にする」にチェックを入れてセットアップを実行し、生成された配布用ファイル一式をWebサーバにアップロードして下さい。これにより、IEを実行する各クライアントPCで再表示を行うと、CABファイルを介してプラグインが更新されます。

 

 

attention

上記の更新処理は、Webサーバに配布用ファイル一式のアップロードが完了した以降、IE側で再表示が行われた際に自動更新が行われます。つまり、更新を反映するには、各クライアントのIEにて画面の再表示を行う必要があるという点に注意してください。

 

Webアクセス用ファイル

xxx.htmlの形式でファイル出力されます。IEよりアクセスする際は本ファイルのURLを指定します。
 
例) http://www.xxx.com/xxx.html

 

クライアント設定ファイル

クライアントの設定ファイルです(拡張子「xml」)。尚、セットアップ機能の設定で「クライアントファイル(xml)を暗号化する」にチェックを入れた場合、暗号化ファイル(拡張子「brw」)として出力されます。

 

クライアント設定ファイルで参照しているファイル一式

クライアント設定ファイル内でプロパティから参照されている画像ファイルや設定ファイルは、セットアップ時に指定された「リソースフォルダ」内にコピーされます。また、対象のファイルを参照している各プロパティは、リソースフォルダ配下を参照する相対パスに置き換わります。

 

 

 

hint

セットアップ処理に関する詳細については、システム導入前の準備の「クライアントのセットアップ処理について」も併せて参照して下さい。

 

 

セットアップ方法(Panel Editor)

 

1.Panel Editorのツールバーよりセットアップボタンをクリックします。
 
ope_0022
 

2.「クライアント配布用ファイル作成」画面が表示されます。
 
コンボボックスから「Internet Explorerで運用する」を指定します。
 
ope_0035 

 

上記のダイアログから以下のパラメータを指定してください。

 

作成先フォルダ

セットアップ機能で配布用ファイルを出力するフォルダを指定します。SetupFolderルートプロパティに指定があるとデフォルト値として採用します。

 

リソースフォルダ

セットアップ機能時にリソースファイル(画像ファイルや設定ファイル)の保存先となるフォルダを指定します。SetupResouceFolderルートプロパティに指定があるとデフォル値として採用します。

 

クライアントファイル(xml)を暗号化する

チェックを入れるとクライアント設定ファイル(xxx.xml)を暗号化します。xmlファイルの中身を公開したくない場合に暗号化します。

 

IEにて各クライアントPCに自動インストールを行う運用にする

チェックを入れると、Panel Browserの配布用プラグイン(CABファイル)を作成します。チェックを入れることで、IEを実行する各クライアントPCへの本パッケージのパッチファイルの適用を自動化することができます。

 

ブラウザのコンフィグ情報(ConfigFile)を含める

 

チェックを入れるとクライアントのコンフィグ情報(ConfigFileルートプロパティで定義されたコンフィグファイル)をセットアップに含めて出力します。

 

hint

上記のダイアログに表示されるフォルダ名などの初期設定値は、ルートプロパティで指定することができます。詳細については「クライアントのセットアップ処理について」を参照してください。

 

 

3.「OK」ボタンをクリックする事で、「作成先フォルダ」に配布用ファイル一式が出力されます。
 
出力された配布用ファイル一式をWebサーバの公開フォルダに配置してください。