Ver6への移行方法

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Ver6への移行方法

Ver6への移行方法

Ver5からVer6への移行方法は以下のとおりです。

 

対象

内容

サーバ設定ファイル

Ver5のFAシリーズで開発したサーバ設定ファイルは、特に移行作業は発生しません。Ver6のFA-Serverでそのまま開くことができます。

 

但し、以下の点に注意してください。

 

1)Ver6以降のFA-Serverでは、日報月報年報アクションが廃止されました。旧バージョンの日報月報年報アクションをそのまま移行することはできません。日報月報年報アクションの移行については、以下「FA-Server6へのバージョンアップにより廃止された機能」を参照してください。

 

2)通信ドライバの一部について、Ver6以降では「32bit版」のみに動作が限定されるドライバがあります。これらのドライバを引き続き使用する場合は、32bit版をインストールして使用してください。詳細については、以下「FA-Server6へのバージョンアップにより廃止された機能」を参照してください。

 

3)その他、以下「FA-Server6へのバージョンアップにより廃止された機能」に記述されている廃止機能については、Ver6へは移行することができません。

 

その他のデータファイルなど

Ver6以降では、全ての機能がUnicodeに正式対応されました。

 

これに伴い、各機能が外部に保存する各種データファイル(CSVファイルなど)は、旧バージョンのANSI形式から、UTF-8形式に変更されました。

 

尚、旧バージョンで生成されたANSI形式のデータファイルや各アクションのマスタファイル(例えば、ヒストリカルデータ(CSV)など)については、特別な変換作業を行う必要はなく、そのまま読み込むことができます(本パッケージの機能から上書き保存する際に、自動的にUTF-8に変換して保存されます)。

 

従って、Ver5で動作していた監視システムをVer6に移行すると、各種データファイルがUTF-8形式で保存されるため、再びVer5に戻すことはできません。システムを移行する際には、万が一の際にVer5に戻す可能性を配慮し、必ずバックアップデータを保管しておく事を強く推奨いたします。

 

外部システムとの連携

Unicode対応にともない、本パッケージ機能から出力したファイル群(CSVファイルなど)は、Ver6以降は全てUTF-8形式にて保存されます。本システムが出力したデータファイルを外部システムで取り込んでいる等の何らかの機能連携が構築されている場合は、外部システム側がデータを取り込む部分に何らかの修正が発生する可能性があります。

 

尚、外部システムが生成したファイルを本パッケージで読み込む場合においては、ファイルの保存形式がANSI形式であっても問題なく読み込むことができます。

 

 

attention

Ver6以降では、全ての機能がUnicodeに正式対応されました。各機能が外部に保存する各種データファイル(CSVファイルなど)は、旧バージョンのANSI形式から、UTF-8形式となります。

旧バージョンで生成されたANSI形式のデータファイルや各アクションのマスタファイル類については、特別な変換作業を行う必要はなく、新バージョンでもそのまま読み込むことができます(読み込む際にファイルの種類を判別し、ANSI形式の場合はANSI形式で読み込みます。ファイルを上書き保存する際には、自動的にUTF-8に変換して保存されます)。

 

FA-Trend5からFA-Server6への移行方法

ケース

移行対象

移行方法

ケース1
 

FA-Studio5(もしくはFA-Logger5)のロガーアクションを用いてロギングを行っていた場合

1)FA-Server6を起動し、FA-Studio5(もしくはFA-Logger5)で作成された設定ファイルを開き、公開フォルダの設定を行った後、オンラインにします。

2)FA-Client6を起動し、トレンドグラフ画面にてペンの設定を行います。
 

ケース2

FA-Trend5に定義したヒストリカルデータサーバアクションで弊社以外のシステムでロギングされた外部データを取り込んでいた場合

1)FA-Server6を起動し、FA-Trend5で作成された設定ファイルを開き、公開フォルダの設定を行った後、オンラインにします。

2)FA-Client6を起動し、トレンドグラフ画面にてペンの設定を行います。

 

 

ケース3

ケース1とケース2を混在させたシステムの場合

1)FA-Server6を起動し、FA-Studio5(もしくはFA-Logger5)で作成された設定ファイルを開き、公開フォルダの設定を行います。

2)FA-Trend5で利用していた、ヒストリカルデータサーバアクションの設定をFA-Server6に追加(移行)し、オンラインにします。

3)FA-Client6を起動し、トレンドグラフ画面にてペンの設定を行います。

 

 

FA-Report5からFA-Server6への移行方法

移行対象

移行方法

FA-Report5を利用していた場合

Ver6以降のFA-Serverでは、FA-Report5で使用してた日報月報年報アクションが廃止されました。旧バージョンの日報月報年報アクションをそのまま移行することはできません。日報月報年報アクションの移行については、以下「FA-Server6へのバージョンアップにより廃止された機能」を参照してください。

 

 

 

FA-Server6へのバージョンアップにより廃止された機能

FA-Studio5からFA-Server6への統合によるバージョンアップにともない、以下の機能が廃止されました。

 

旧バージョンで以下に該当する機能を利用されている場合は、バージョンアップの際には注意が必要です。

 

廃止された機能

アクション

日報月報年報アクション

Ver5以前のバージョンで提供されていた「日報月報年報アクション」は、「サマリアクション」への統合により廃止されました。

Ver5以前のFA-Studio(FA-Report)で日報月報年報アクションを利用されていた場合、FA-Server6以降では利用することができません

 

旧バージョンの日報月報年報アクションによって運用されているシステムをVer6に移行するには、以下の方法があります。

 

1)FA-Server6のサマリアクションでシステムを再構築する

 

旧バージョンの日報月報年報アクションによって構築されているロギング/レポート集計機能を、新バージョンのサマリアクションを用いて置き換えを行う方法です。この場合、サマリアクションを使用して集計機能を新たに作り込む必要があります。

尚、日報月報年報アクションとサマリアクションでは保存されるデータのフォーマットに互換性がないため、旧バージョンの日報月報年報アクションで保存されていた履歴データをそのまま移行することができません。

 

2)FA-Panel6の32Bit版を利用する

 

FA-Serverの上位パッケージ製品である「FA-Panel6」にシステムを移行する方法です。FA-Panel6の32Bit版は上位互換のために日報月報年報アクションが残されており、動作させることができます。FA-Server5で構築されたサーバ設定ファイルは、FA-Panel6のPanelServerでそのまま読み込んで実行することができます。この方法による移行では、旧システムで保存されている履歴データをそのまま移行することができます。

但し、以下の「レポートビュー」の廃止に伴い、レポートデータを表示するためのクライアント画面を、FA-Panel6のPanelBrowserで動作させるクライアントアプリケーションとして新たに構築する必要があります。この場合、FA-Server6ではなく、FA-Panel6をご購入いただく必要があります(尚、FA-Panel6のPanelBrowserでのレポート画面の構築に際しては、ほぼそのままの形で利用可能なサンプル画面が提供されます)。

 

ビュー

レポートビュー

FA-Reportのレポートビューが廃止され、FA-Clientのレポート画面に置き換えられました。尚、FA-Clientのレポート画面はサマリアクション専用の画面として構築されており、日報月報年報アクションに接続することはできません。

 


ログデータグラフビュー

FA-Trendのログデータビューが廃止され、FA-Clientのトレンドグラフ画面に置き換えられました。

 

通信機能

通信ドライバ

以下の通信ドライバは廃止されました。

 

横河電機 FA-M3 AT互換CPUモジュール

横河電機 FA-M3 Ethernet(メール) LE11-0T相当

SMC サーモコン RS-232C HEC105W/HEC205W相当

Microsoft Office2000(Excel/Word/Powerpoint)

 


SuiteLink

FA-Server for Wonderwareは廃止されました。旧バージョンの環境でFA-Server for WonderwareによるSuiteLink接続が行われている場合、Ver6以降はOPC等の他のインターフェースで接続してください。

 

 

 

32bit版のみ提供(※64bit版から廃止)

通信機能

通信ドライバ

以下のドライバは32bit版のみ動作します。

 

三菱非公開プロトコル通信ドライバ
※CPU直結、MELSECNET/Hボード、CC-Linkボードなど

 

 

 

通信インターフェースのバージョン制約

通信インターフェースのバージョン制約」に制約事項が記載されておりますので、必ずご確認ください。