イベント設定

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > サーバ作成ガイド > アクション編 > アクションリファレンス > アラームサーバ >

イベント設定

概要

アラームサーバを実行するには、アラームサーバーアクションを繰り返し呼び出すための定周期イベントを登録する必要があります。

 

(定周期イベント)

c_action_0262

 

最も基本的な設定としては、1秒周期の定周期イベントを1つ作成し、実行アクションにアラームサーバアクションを指定する方法です。

この定周期イベントからの呼び出しが、アラームサーバの基本となる処理を実行するためのハートビートとなります。

その他、例えばアラームメールなどの特別な機能を利用する場合は、上記のイベントとは別のイベントを登録し、処理に応じた設定を行う必要があります。

 

以下に、アラームサーバを実行するためのイベントの設定例について説明します。

 

 

アラームサーバの基本処理のための定周期呼び出し

以下に、最も基本となる設定例を説明します。

 

まず、アラームサーバアクションを実行するための定周期イベントを1つ追加し、周期を1秒として設定します。

 

c_action_0262

 

そして、上記の定周期イベントの「実行アクション」のタブから、実行アクションにアラームサーバアクションを登録してください。

この時、アクションのパラメータには何も指定する必要はありません。

 

以下は、アラームサーバのアクション名として「Alarm」を指定した例です。

 

c_action_0263

 

上記の設定により、アラームサーバが定周期で実行されるようになります。

 

尚、アラームの検出はタグの値が変化する都度行われます。検出されたアラームは、一旦、アラームサーバ側の内部でメッセージのキューに蓄えられる仕組みとなっており、アラームサーバは上記の定周期イベントから呼び出されたタイミングでメッセージキューをチェックし、キューにアラームが存在する場合にディスクへの書き出しやクライアントへのアラームの通知を行います。

 

 

アラームサーバの実行パラメータ

アラームサーバはパラメータを指定されて呼び出されると、パラメータに応じた処理を実行します。

 

アクションにパラメータを指定するには、イベントの設定画面の「実行アクション」タブの、「パラメータ」に文字列で指定します。

 

アラームサーバアクションのパラメータには以下の種類があります。

 

パラメータ文字

動作

(指定なし)

キューに格納されたアラームをチェックし、アラームが存在する場合にはアラームを発生させ、クライアントに通知します(※アラームの検出はアラームサーバーの実行とは別に行われ、検出されたアラームは一旦キューに格納された状態になります)。

 

MAIL

メールキューにたまったアラームメールを送信します。「複数のアラームが発生した場合、1回のメールにまとめる」がチェックされていると、アクション実行のタイミングでメールキューにたまっているアラームを1回のメールにまとめて送信します。

 

RELOADMAILMASTER

メールマスターファイルを再読み込みします。メールの送信先などをシステム運用中に変更や追加を行いたい場合には、まずメールマスターファイルをPanel BrowserやVisualBasicなどの外部アプリケーションで編集して保存します。続いてRELOADMAILMASTERパラメータを付加したイベント(タグイベントなど)でアラームサーバーアクションを実行すると、編集したメールマスターファイルが再読み込みされます。再読込み後、MAILパラメータを指定したイベントでアラームサーバーアクションを実行すると、編集後の内容でメールが送信されます。

 

このパラメータは、繰り返し実行されるイベントから呼び出される事は想定されていません。必ず、タグイベントなどから呼び出すようにしてください。

 

RELOADALARMMASTER

アラームマスターファイルを再読み込みします。アラーム条件などをシステム運用中に変更や追加をしたい場合は、まずアラームマスターファイルを編集して保存します。その後、RELOADALARMMASTERパラメータを付加したイベント(タグイベントなど)でアラームアクションを実行すると、アラームマスターファイルが再読み込みされ、編集後の内容でアラームの監視が行われます。

 

このパラメータは、繰り返し実行されるイベントから呼び出される事は想定されていません。必ず、タグイベントなどから呼び出すようにしてください。

 

ACKALL

アラームの全確認を行います。アラームの確認操作を制御卓のボタン等の外部デバイスで行いたい場合などに、タグイベントなどからACKALLパラメータを指定してアクションを実行することで確認処理が行えます。

 

このパラメータは、繰り返し実行されるイベントから呼び出される事は想定されていません。必ず、タグイベントなどから呼び出すようにしてください。

 

 

 

以下は、アラームサーバ「Alarm」に対して、MAILパラメータを指定した例です。

 

c_action_0346

 

アラームメールの設定を行う場合は、基本処理を呼び出すための定周期イベントとは別に、アラームメールを処理するための定周期イベントを別途追加して、メール送信のパラメータ「MAIL」を指定して呼び出すようにしてください。

 

 

hint

尚、「RELOADMAILMASTER」「RELOADALARMMASTER」「ACKALL」については、短期間で繰り返し実行されるイベントから呼び出さないようにしてください。必ずタグイベントなどから呼び出すようにしてください。