IEに組み込んだクライアントの実行

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IEに組み込んだクライアントの実行

IEに組み込んだクライアントの実行

表示したいクライアントPCのIEを起動して、URLに「http://Webサーバのアドレス/配置フォルダ/Webアクセス用ファイル」を指定してください。

 

正常に動作すると、Panel Browserのクライアント画面がIE上に表示されます。IEを実行するクライアントPCにはPanel Browserがインストールされている必要がある点に注意してください。

 

 

hint

Htmlファイルを開いた後、インターネットエクスプローラの「お気に入り」に登録しておくことで、次回起動時のファイル選択が簡単になります。

 

 

hint

IEの「ツール」「インターネットオプション」メニューから、以下のアドレスに監視システムのhtmlファイルのパス(URL)を指定しておくことで、IE起動時に自動的に監視システムを表示します。
ope_0053

 

 

hint

RunBrowserTypeルートプロパティを「WEB_BROWSER」に設定すると、Panel EditorのRUNアイコンでIEが呼び出されるようになります。この機能により、Panel Editorによる画面の開発中にIE上で簡単に表示を確認することができます。尚、RUNアイコンをクリックする前にxmlファイルを保存しておく必要はありません。

 

 

尚、IEでの実行にはいくつか注意事項や制約事項があります。下記の注意事項およびヒントを参照してください。

 

 

IE実行時に利用可能な画面表示プロパティ

IEにPanel Browserを組み込んで表示する場合、画面表示に関するルートプロパティのうち以下のプロパティの設定のみが有効となります。その他の画面表示に関係するルートプロパティは反映されません(例えば、タイトルバーの表示/非表示など。これらのプロパティの設定値は無視されます)。
 

ルートプロパティ(Browserグループ)

DefaultForm

ブラウザが起動したときの初期表示フォーム名。

 

Stretch

ストレッチモード。以下のモードに従い、フォームの大きさを自動的に調整(拡大、縮小)します。IEの場合、フォームのサイズとIEの画面サイズが異なる場合、IEのサイズをベースに調整します。

 

"NONE" - 実際の大きさで表示(ストレッチしない。)

"STRETCH_FULL" - サイズに合わせて引き伸ばし表示する

"STRETCH_KEEPRATE" - サイズに合わせて引き伸ばし表示する(縦横比保持)

 

ViewFillColor

ビュー(フォーム範囲外の部分)の背景色。

 

 

 

IE実行における注意事項など

IEでの実行にはいくつか注意事項や制約事項があります。下記の注意およびヒントを参照してください。

 

 

attention

Panel BrowserをIEに組み込んで実行する場合、画面印刷、ビデオプレイヤー、ビデオレコーダーなどの一部の機能において、システムファイルのパス参照の問題を解決する必要があります。詳細については、「重要)クライアント実行時のシステムファイルへのパス参照について」を参照してください。

 

attention

正常に起動しない場合は、インターネットセキュリティの設定を変更する必要がある可能性があります。「IEのセキュリティの設定」の内容をご確認下さい。

 

attention

IE 11より以前のバージョンのIEを使用してクライアント実行する場合、「IE11以前のバージョンを利用する場合」に従いクライアントを作成する必要があります。

 

attention

Panel ServerとPanel Browser(IEで表示)を異なるPCで実行する場合、PSNodeルートプロパティにはPanel ServerのIPアドレスを必ず指定して下さい(WebサーバのIPアドレスではなく、Panel Serverが動作するPCのIPアドレスを指定する必要がある点に注意して下さい)。

 

attention

IEに組み込んだ場合、以下の処理が使用できない場合があります。

 

OnKeyDown