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イベント履歴/イベントリアルタイムとは
アラームの機能の一部に、「イベント」があります。イベントとは、設備の運転操作などの履歴を記録するための機能です。
一般的に監視制御システムでは、監視対象の機器の運転/停止などの運転操作を履歴として記録するとともに、過去の履歴を画面に表示するための機能が求められます。FA-Panelには、機器の運転/停止の履歴を表示するための機能として、「イベント履歴」と「イベントリアルタイム」が用意されています。
以下に、標準フレームワークをもとに、具体的な例を挙げます。
通常、オペレータはグラフィック画面を介して、操作対象の機器の運転操作や、設備の運転状況のチェックなどを行います。
設備の運転/停止などの現在のステータスについては、監視画面上のランプ表示などから知ることができます。一方で、対象の設備が過去にどのように運転されたのかを、履歴として調べたい場合があります。
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そのような場面ではイベント履歴を使用します。イベント履歴では、あらかじめ登録されている機器の運転状況を履歴として閲覧することができます。
尚、イベント履歴画面は動的な表示更新が行われないため、最新の情報を表示するには「更新」ボタンをクリックする必要があります。
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そこで、イベントリアルタイム画面が用意されています。
イベントリアルタイム画面では、最新のイベント情報で自動的に表示更新される仕組みになっています。
機器の動作の変化を画面上でリアルタイムに見たい場合に、この画面を使用します。
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イベント履歴画面
イベント履歴とは、イベントの過去の履歴情報を一覧形式で表示するための機能です。FA-Panelのイベント履歴では、過去に発生したイベントの履歴情報の中から、フィルタに任意の文字列を指定した絞り込みや、日付による範囲を指定した検索を行うことができます。
例えば、以下のような履歴が表示されている状態で、メッセージに「M0011」を含むイベントのみに絞り込みたい場合、フィルタに「M0011」と入力して検索を行います。
すると、リストの内容は、メッセージに「M0011」を含むイベントの履歴のみに絞り込まれます。
イベントリアルタイム画面
機器の運転・停止などのイベントを監視する場合、機器が運転状態になった、あるいは停止した等の状態の変化を、画面上に動的に表示したい場合があります。このようなニーズでは、画面の表示更新ボタンなどをクリックしなくても自動的に最新の情報が表示される必要があります。FA-Panelのイベントリアルタイム表示では、登録されているイベントの発生状況をリアルタイムに表示することができます。
尚、イベントリアルタイム画面についても、フィルタによる絞り込みに対応しています。