<< Click to Display Table of Contents >> マニュアル > 監視システム構築ガイド > サーバロジックの構築 > テキストの値をタグに書き出す(バッチ転送) |
概要
ここでは、ファイルに保存してあるデータの内容をタグに対して一括で書き込む処理について解説します。
この機能を利用することで、例えば、ファイル上に保存されているレシピ情報を、タグを介してPLCに一括書き込みする事ができます。
使用アクション:バッチ転送(テキスト→タグ)アクション
サンプルのダウンロード
このページで紹介されている作成例には、サンプルが用意されています。
サンプルは以下からダウンロードすることができます。
動作確認
Panel Serverからサンプルのサーバ設定ファイルを読み込み、アプリケーションをオンラインにしてください(黄色矢印)。
オンライン後、U01.F01.T01にTRUEを書き込み、batch.txtに設定された値がタグに書き込まれることを確認してください。書き込まれた値を確認するには、タグ操作でモニタリング開始を行うか、タグモニタを使用してください。
設定手順
タグ設定
1.タグを設定します。
タグ名 |
アドレス |
目的 |
---|---|---|
U01.F01.T01 |
X0000 |
アクションを実行するためのトリガとなるタグ |
U01.F01.D0000~D0009 |
D0000~D0009 |
一括書き込みを行うタグ |
アクションの設定
1.バッチ転送(タグ→テキスト)アクション「A01」を登録します。
2.アクションのプロパティを開き、バッチ転送タブからどの情報を出力するかを設定します。
設定内容は以下のとおりです。
ファイル名:batch.txt
値区切り文字:文字指定「,」
3.A01にフィールドを追加します。
本アクションはタグをドラッグアンドドロップするだけで簡単にタグを登録することができます。
フィールドが登録されました。
4.batch.txtの編集
メモ帳などでbatch.txtを開き、PLCに対して一括で書き込みたい値を記述します。
現状のフィールド定義では、U01.F01.D0000からD0009までのタグに対応した10件のフィールドが登録されています。従って、各フィールドのタグに書き込みたい10件の値を、カンマ区切りで指定します。
今回は例として、1から10の数値を設定しておきます。
イベントの設定
1.アクションを実行するためのタグイベントを作成します。
今回の例では、U01.F01.T01がTRUEになったらイベントが発生するように設定します。
実行アクションに「A01」を設定します。