DBの値をタグに書き出す(バッチ転送)

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DBの値をタグに書き出す(バッチ転送)

概要

ここでは、データベース上のテーブルに保存してあるデータの内容をタグに対して一括で書き込む処理について解説します。

 

この機能を利用することで、例えば、テーブル上に保存されているレシピ情報を、タグを介してPLCに一括書き込みする事ができます。

 

使用アクション:バッチ転送(ODBC→タグ)アクション

 

 

 

サンプルのダウンロード

このページで紹介されている作成例には、サンプルが用意されています。

 

サンプルは以下からダウンロードすることができます。

 

上記のサンプルには、テーブルを生成するSQLファイル(DDL)が含まれています。テーブルを作成する際の参考としてください。

 

 

 

動作確認

このサンプルはデータベースの準備が必要です。データベースの準備が完了したら、Panel Serverからサンプルのサーバ設定ファイルをオンラインにしてください(黄色矢印)。

 

オンライン後、U01.F01.T01にTRUEを書き込むと、データベースのテーブル上に設定された値がタグに書き込まれることを確認してください。書き込まれた値を確認するには、タグ操作でモニタリング開始を行うか、タグモニタを使用してください。

 

(テーブル側のデータ例)

c_action_0162

 

(タグに書き込まれた例)
c_action_0163

 

 

設定手順

タグ設定

 

1.タグを設定します。
 
c_action_0153

 

タグ名

アドレス

目的

U01.F01.T01

X0000

アクションを実行するためのトリガとなるタグ

U01.F01.D0000~D0009

D0000~D0009

一括書き込みを行うタグ

 

 


アクションの設定

 

1.バッチ転送(ODBC→タグ)アクション「A01」を登録します。
 
c_action_0154
 

2.A01にフィールドを追加します。
 
タグをA01にドラッグアンドドロップします。本アクションはタグをドラッグアンドドロップするだけで簡単にタグを登録することができます。
 
c_action_0034
 
フィールドが作成されました。
 
c_action_0156
 
 

3.バッチ転送(ODBC→タグ)アクションのプロパティ設定とテーブル作成
 

データベース側で対象のテーブルを作成しておきます。

このサンプルの例では、以下の内容でテーブルを作成しています。

 

テーブル名:BATCH_TABLE

 

キーフィールド名:BATCH_NAME

値フィールド名:BATCH_VALUE

 

(SQLServer2017でのフィールド設定例)

c_action_0158

 

接続可能なDBMS毎の推奨データ型については、Appendixの「データベースとの接続設定」に記述されています。

 

続いて、アクションのバッチ転送タブから、ODBCデータソースの設定等を行います。ODBCの設定手順は、各DBMSとも共通的な操作により行うことができます。ODBC設定については、アクションの共通設定の「ODBC設定」の記述を参照してください。

 

この例では、データソースに「BATCH_ODBC_TAG」という名称で定義し、接続するテーブル名には上記で作成した「BATCH_TABLE」を指定しています。

 
入力データの設定では、対応させたいデータベース側のフィールド名を設定します。

 
c_action_0157
 
 

4.キーフィールドにキー値を書き込みます。
 
バッチ転送タブから、「マスターレコード生成」ボタンをクリックし、キーとなるバッチ名をデータベースへ書き込みます。
 
c_action_0159
 

以下の画面はバッチ名がデータベースに正しく書き込まれた状態です(SQLServer2017の例)。

 
c_action_0160

 

 


イベント設定

 

1.アクションを実行するためのタグイベントを作成します。

 

今回の例では、U01.F01.T01がTRUEになったらイベントが発生するように設定します。

 
c_action_0132

 
実行アクションに「A01」を設定します。
 
c_action_0365